ニッケルめっきの熱伝導性と帯電性
- ニッケルめっきを施した銅プレートの熱伝導率は銅に比べて激しく減少するのか?
- ニッケルめっきされた表面の静電気は銅の表面よりも大きくなるのか?
- ニッケルめっきされた銅プレートを傾斜させて微小物質が滑走しないようにしたい
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ニッケルめっきの熱伝導性と帯電性
銅のプレート(板圧20ほど)にニッケルめっきを施した場合、熱伝導率は銅に比べて激しく減少してしまうのでしょうか? -20℃で冷凍されたこの銅を内部に埋め込んだヒーターで+20℃まで暖めて短時間で解凍させたいのですが、銅そのままと比較して、必要時間は大きく変化するのかどうかご回答頂きたいと思っております。 あわせて、銅そのものの表面のときよりも、ニッケルめっきされた表面のほうが静電気は大きくなるのでしょうか?テフロンのような帯電防止性質により近づけ、銅プレートを傾斜させたとき、面上を地理のような微小物質が静電気で張り付くことなく滑走させたいのですが・・・
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◆静電気について 銅にニッケルめっきをした状態を考えたとき、両者ともに良導体ですから、 静電気は発生しません。 ◆熱伝導率 参考URLによれば、ニッケルの熱伝導率は、銅の熱伝導率の1/4程度です。 しかしながら、熱の伝わりやすさは、その層の厚さに依存しますから、 薄いニッケルは、熱伝導に対して大して悪影響を与えるものではありま せん。 一般論としては、裸の銅が酸化して酸化銅が表面を覆う場合にくらべ、 ニッケルめっきを施して銅の酸化を防いだ方が、良好な熱伝導を維持 できると思います。 定量的な答えがご所望であれば、定量的な条件を提示なさることが必要と 思います。
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熱伝導に関しては Ohkawaさんが回答されているとおりです。熱貫通率Kは 伝導のみ考えればK=λ/d ですから熱伝導率λ→1/4 となっても厚み d=0.00005m 程度ですから、その影響は極めて小さいと言えます。 一方、放射伝熱においては放射率がニッケル>銅であり、ニッケルの方が熱 吸収が良いという逆の結果になります。放射熱を有効に利用するのが良いのでは? http://www.inouereinetsu.co.jp/teatime/jikken5.html http://www.fintech.co.jp/etc-data/housharitsu.htm
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