メッキが乗らない現象の原因と対処法

このQ&Aのポイント
  • 過去、寸法40*70*4.0の材料にSKD11 HRC57-59を使用し、平面研磨やW/Cカット等の加工後に無電解ニッケルメッキを施していましたが、メッキの密着が悪く剥がれる現象が起きていました。原因は酸化膜が残っていることだと言われ、材料をSKD11 HRC60に変更しましたが、まだメッキが密着しない現象が起こります。
  • 現在の対処方法としては、メッキが密着しない現象が起きた場合には、メッキを剥がし、ショットブラストを施して再度メッキを行う方法を取っています。これによりメッキの密着性を向上させることができます。
  • しかし、酸化膜以外にもメッキが密着しない原因があるのか疑問です。別の要因を探る必要があるかもしれません。
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メッキが乗らない現象

過去 寸法 40*70*4.0 材量 SKD11 HRC57-59(高温もどし) 平面研磨やW/Cカット等の 加工後に無電解ニッケルメッキをしていた。(外注さん) メッキの密着が悪く剝がれる現象が起きていた。 原因が酸化膜が残っているから(外注さん談)と言う事で 現在 SKD11 HRC60(低温戻し)←焼き入れ時に酸化膜が発生しない為 に変更したのですが まだメッキが密着しない現象が起こります。 上記の現象が起こったらメッキを剥がし ショットブラストを当てて 再メッキを行います。 そうすればメッキは密着します。 何か酸化膜の他に原因が有るのでしょうか?

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.9

焼き入れ油がついたまま焼き戻しをしていないでしょうか? 焼き入れ油がついたままで焼き戻しをしてしまうと換気扇の油汚れのようなドロドロの被膜になることがあります。 特に滴になっているとドロドロになりやすいです。 この被膜はブラスト系の処理では除去できず酸化膜が残る原因となります。 (表面にブラスト砥粒を受け止めるのでそれ以降の砥粒がはじかれるため) 丸い形状に剥がれが生じている場合、焼き戻し前の油切をしっかりやるか、焼き戻し後の洗浄を強化する必要があります。

noname#230359
noname#230359
回答No.8

焼き入れによる酸化膜は塩酸+超音波で十分除去できるかと思います。もし焼き入れが原因なのであれば、外注さんの設備に超音波洗浄が無いとすれば解決は難しいのではないでしょうか。 SKD11は汎用的な鉄と比較してめっきが乗りづらいと思います。確かクロム成分が多少入っていたかと思います。(違っていたらすみません。)これを前提にお話しすると、若干SUS寄りの素材性質がめっきの乗りを阻害しているのだと推察いたします。 可能であれば、SUS系の前処理と同じようにしてみてはいかがでしょう。 もしこれができないのであれば、皆さんのおっしゃられるよう表面の改質を検討されたらよいのではないでしょうか。 砂を打つ・スコッチブライトでこするetc・・・。 ご参考まで。 ショットブラストはもうやっておられるのですね。 失礼致しました。

noname#230359
noname#230359
回答No.7

回答(6)の方がおっしゃっている「他の言い方」は 「テンパーカラー」かも?? これも酸化皮膜のことを指していたと思います。 どうでもいい内容で恐縮ですが、ご参考までに~

noname#230359
noname#230359
回答No.6

酸化膜 スケール 他に何か言い方があるのですが、忘れた・・。 結構しぶといんですよ。 高周波で研磨→鍍金は大概うまくいくのですが。 いわゆるずぶ焼きは、うっすら研磨したくらいでは、残っている可能性があるんです。聞くと、研磨はさっと舐めただけ。とか。 そういうのは、無電解ニッケル乗らない。 研磨しないのは酸洗できれいになっているからとか、ワイヤーバフかけたとか、ブラストしたとかって、落ちていない可能性があるんですよ。 がっつり酸洗。真っ白になるくらいにしないと乗らない。 が、脆性、光沢、共に落ちます。 研磨代を多く取ってみてください。 ワイヤーカットも焼きを入れた状態になっているのでおんなじ。通常の前処理では無理。

noname#230359
noname#230359
回答No.5

使用目的わかりませんが、TiCコーティングは駄目ですか。 SKD生材(加工品で熱処理無しの状態)にコーティングし熱処理しますので 密着性に問題ありませんし、焼きいれも同時です。 専門業者;ウメトクさん(ウメトクさんではCVDと言ってます) 弊社で絞り加工用金型で使用してます。 宜しく。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

特に焼き入れ材のメッキ脆性時の産物。 酸化膜等の不均一除去等。 表面分析しないと検出できないレベルの油残り。 メッキのグリップ性を高める表面前処理。 もう少し、基本的なメッキの内容を、簡易の本で確認し、対処した方が賢明ですよ。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

熱処理は関係ありません。 酸化クロムの膜をキレイに取り除き金属下地を出すのが前処理のキモ。メッキ屋さんの腕次第です。 ショットブラストをすれば面がざらついてメッキ層の引掛かりとなり剥がれにくくなります(薬液でのメッキ剥離でも僅か面がざらつく)。塗装などでも共通でアンカー効果と称します。しかしそれが金型で許せるかどうか。 重複御免 >表面分析しないと検出できないレベルの油残り 常識的な洗浄工程を経れば一々やりません。不具合の出方で判ります。 >もう少し、基本的なメッキの内容を、簡易の本で確認し、対処した方が賢明ですよ そう書くヒトにお返ししたい。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

原因とは逆ですが、めっきが密着したのは・・・ ショットブラスト加工により、材料に細かな凹凸ができ、 無電解ニッケルめっきの密着性が増したためのように思われます。 (アンカー効果と言われてます) 酸化皮膜以外の原因ということで・・・ ?平面研磨やW/Cカット等の加工時のゴミが材料表面に固着し、  めっき工程の前処理では除去できない。 ?加工油がめっき工程の前処理では除去できない。  (粘度が高いとか、油が多いとか) 答えを求めている中で、この程度しか知らなくてすいませんorz

noname#230359
noname#230359
回答No.1

低温焼戻しであっても、酸化膜は、ある程度は成長するでしょう。 また、それ以前の焼入れの段階では、より高温に加熱していますから、 酸化膜は不可避のように思います。 ところで、焼入れ-焼戻し後に、平面研磨を行っているのでしょうか? また、めっきの剥がれる面は、平面研磨を行った面でしょうか? そうであれば、焼入れ-焼戻しで成長した酸化膜は、研磨で除去されて いる筈であって、研磨によって新たな酸化膜を作っているようにも想像 できます。

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