インコネルの熱処理温度についての疑問
- インコネル718の熱処理温度には700℃台と600℃台の2段時効熱処理が推奨されています。
- このような温度域の設定は、何らかの理由があるためだと考えられます。
- また、温度域によって析出物が異なる可能性もあるでしょう。
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インコネルの熱処理温度
インコネル718の時効硬化熱処理温度は、なぜ700℃台と600℃台の2段時効熱処理が推奨されているのでしょうか? また温度域によって析出物が異なるのでしょうか? ご教授お願い致します。
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若輩者ですが参考になればうれしいです。 Inconelは強度の逆温度依存性を持つγ’相の析出によって強化されます。 母相のγ相とγ’相は整合なのでγ’相は立方体のような形で析出します。 2段階時効熱処理をすることで、この大きさを変えることができます。 先にある程度高温で大きなγ’相を出し、そのあと低温で小さなγ’相を出します。 γ’の大きさは同程度であるよりも、さまざまな大きさのものが存在していたほうが良いようです。 先に低温で小さいγ’相を出そうとしても、γ’相が出きる時間が長いというのも問題だったかもしれません。 まだまだ勉強中の身ですので見当違いの答えかもしれませんが、今のところ自分はこのように理解しています。 今Ni基の適当な資料が見つからないので、申し訳ありませんがCo基(同じくγ’相析出強化型)の資料を添付します。 このような組織になっています。 失礼しました。 http://www.jaros.or.jp/jishujigyou/H19_netu_busseii.pdf 11ページ図2-4を参考にしてください。
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お礼
早速のアドバイス有難うございます。 URLも参考にさせて頂きます。