TIG溶接のシールドガスの選び方と注意点
- TIG溶接では一般的にアルゴンが使用されますが、エルナックスガスを使用することもできます。
- エルナックスガスはMIG溶接にも使用されており、コストが安いためTIG溶接にも利用できる可能性があります。
- タングステン電極が酸化すると溶接結果に影響が出るため、注意が必要です。
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TIG溶接のシールドガス
TIG溶接のシールドガスはアルゴンが一般的であることは認識しています。 が、MIG溶接にエルナックスガス(3.5%酸素、96.5%アルゴン)を使用しており、コストが安いことから、TIG溶接もエルナックスガスに変えれないものかと考えております。タングステン電極は酸化するとどうなるのでしょうか。 電極、溶接結果含めてアドバイスお願い致します。
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品質保証が甘目なら、問題はないと思いますが、 微量ですが、溶接時の高温での各元素の酸化が気になります。 さて、SUSも酸化が問題になります。 以下のURLでSUSの防食性を確認して、酸化膜がどんな働きをしているか、 SUS溶接ビードが酸化すると防食性が落ちるか、等々が判ると思います。
「TIG」というくらいですからやはりアルゴン等の不活性ガスが最適です。 ただ、私も「Ar:O2=98:2」ガスを使用してTIG溶接をしたことがあります。 結果はほとんど変わらず良好でした。 実際に量産にも使用していました。 あとは素材がSUSorチタンの際はやらないほうが無難です。 特にチタンは非常に酸化しやすい材料なので溶接品質にも影響が出ます。 タングステンの酸化については分かりませんが 実際やってみた感じでは特に何も感じませんでした。
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