圧縮・引張コイルばねの径方向の変形について

このQ&Aのポイント
  • コイルばねの径方向の変形について調査
  • 径方向に拡がり又は縮みが発生すると思われるが、変形量を算出する式などはあるのか
  • ねじりコイルばねでは見たことがあるが、圧縮・引張コイルばねではどうなのか
回答を見る
  • 締切済み

圧縮・引張コイルばねの径方向の変形について

コイルばねを圧縮・引張した際、 径方向に拡がり又は縮みが発生すると思うのですが、 変形量を算出する式などはあるのでしょうか? ねじりコイルばねでは見たことあるのですが…

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

コイルばねを圧縮・引張した場合、径方向変化も発生します。 この量については、通常の材料力学の教科書では、扱っていません。 決して2次以下の微小量になる量ではないのに、扱っていない理由は、ばねの性能に直接関係しないためだけだと思います。 計算方法は、1周分を考えて、 d:コイル直径 Δd:コイル直径変化 p:コイルピッチ Δp:コイルピッチの変化(=1周分のコイルの伸び量) と書くと、 「コイル自身の素線長の変化はない(あっても無視できる)」 ので、伸びる前後の長さを等値すれば、OKです。 具体的に式を表示すれば、 [{πd}^2+p^2]^0.5 = [{π(d+Δd)}^2+(p+Δp)^2]^0.5 となります。 これを変形すれば、Δpの2乗の項などの微小項は省略可なので、私が計算間違いをしていない限り、次のようになります。 Δd=-pΔp/(π^2*d) 引張方向を正としているので、引張ったら径が縮むという、定性的に妥当な式が得られます。 ピッチの変化Δpは、 F:コイルばねの引張力 k:コイルばねの引張のばね定数 n:コイルの巻数 とすれば、 Δp=F/nk となるので、最終的には、 Δd=-pF/(π^2*dnk) となります。 あとは私の計算の検算がてら、ご自分で式を展開してみてください。

noname#230358
質問者

お礼

式に当てはめ計算してみたところ、それっぽい値になりました。 まだ理解しきれていないため、ゆっくり考えてみたいと思います。 ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

解を得る式は省略しますが、1回転分を考えてみて コイル直径をD、ピッチをPとすると、巻き付く線の展開長さは直角三角形の斜辺。  Sqrt((π*D)^2+P^2) 圧縮、引張りとはそれぞれ P→小、大であるから、上記展開長さは不変でDが変化することになります。 実際には座り部分で摩擦を受け回転が抑制されているが、ある限度で滑ることになり、その分の計算はしきれないから、大雑把に何割の隙間を確保せよとの指針になると思います。

noname#230358
質問者

お礼

無荷重のときの斜辺の直径と 圧縮・引張の際のピッチの変化によって ΔDが求められるということですね。 参考になりました。ありがとうございます。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

基本的には、コイルばねを圧縮・引張した際、径方向に拡がり又は縮みは 発生しません。 コイルばねの断面図を頭に浮かべて下さい。 バネ動作は、鋼線がねじれて、鋼線ピッチが拡がったり縮まったりします。 以上が、理由です。

noname#230358
質問者

お礼

変形が発生しないというのは、ごく微量な変形のため 設計上考慮しなくて良いということでしょうか。 下記URLの0009項では “…圧縮コイルスプリングが縮むときはその外径が膨らむので…” とのコメントがあり、気になっていたのですが。。。 http://www.j-tokkyo.com/2007/F16F/JP2007-333053.shtml 私のケースは、案内として筒状のザグリにばねを入れ、荷重を受ける機構で 伸びた状態では着脱できたばねが、縮んだ状態ではまってしまいました。 ばね外径(φ5.0mm)ザグリ径(φ5.2mm)でクリアランスはφ0.2mmだったのですが スプリングが縮むことで、ねじれが発生し、 その反発力で微量に外形が膨らんだと考えました。  ┌──┐     ┌──┐  │┏┓│     │┏┓│ ─┘┃┃└─ ⇒ ─┘┃┃└─   ┃┃       ┗┛   ┗┛ もう少し調べてみます。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 圧縮コイルばねをねじる

    ねじ付きのボディで圧縮コイルばねを圧縮しながら本体にねじ込んで組み立てる部品を試作しました。組立時の圧縮コイルばねの高さを各部品の軸方向寸法から計算で求め、その時の荷重を事前に測定します。ところが、事前に測定した組立高さでの圧縮コイルばねの荷重と実際に組立たときの荷重がどうも異なるようです。もしかして、組立時のボディと圧縮コイルばね端部の摩擦力で圧縮コイルばねがねじられて荷重が変わってしまうのではないかと推測しています。質問ですが、圧縮コイルばねを圧縮しながら軸をねじるように軸心に対して垂直な面内でねじった場合のある高さにおけるばね荷重を計算する方法があればご教示ください。よろしくお願いします。

  • 円錐コイルばねの寿命

    はじめまして。 どうも、ばねっとジャクソンです。 円錐コイルばねの設計をしようとしていますがばね寿命について円錐コイルばねの場合どのような計算式と疲れ強さ線図を使ったらよいか悩んでおります。JISの本を見ても圧縮・引張コイルばねとねじりコイルばねについてのみしか載っておらず、円錐コイルばねがその計算式と図に適用するのでしょうか?だとしてもコイルの平均径をいくつにすれば…。 ご教示の程宜しくお願いします。

  • コイルばねの変形などのことで。

    コイルばねの変形と強度設計の方法をだれか説明していただけませんか?よろしくおねがいします。

  • ばねの圧縮速度は算出可能?

    圧縮コイルばねについて ばね定数k、ばね圧縮長さx のばねに、 x^2に比例する力Fを掛けます。(F=αx^2) この時の、ばねの圧縮速度は算出可能ですか??

  • ねじりコイルばねの計算について教えて下さい

    ねじりコイルばねの設計をしており、便覧を見ながら計算しています。 その中に、「ばねのねじれ角」を求める式があります。 これにより算出された角度は、このばねの使用範囲(ねじってよい最大角度)という意味でしょうか? よろしくお願いいたします。

  • コイルばねの慣性モーメント

    コイルばねを天井から吊るしてあるとします。 このばねをねじって回転させたときに発生する慣性モーメントの求め方を教えてください。 コイルばねは、コイルの平均径がD=17.9mm 線材直径がd=1.6mm 質量m=59.3g 有効巻数N=64 長さL=104.8mm  となっています。 できれば詳しく説明いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • ねじりコイルばねの設計

    ねじりコイルばねを引張りもしくは圧縮方向に 常にテンションがかかった状態で使用するような構造を考えているのですが このような使用方法はあまりよくないのでしょうか。 それともきちんと耐久寿命を考えた設計にしていれば問題ないのでしょうか。 もしそういった使い方をしている製品があれば参考で教えていただきたいです。 以上になりますが、よろしくお願いします。 <追記> 分かりづらい説明ですいません。 通常ねじりコイルばねだとねじりモーメントのみを受けさせて 使用されるかとおもいますが、 今回はねじりコイルを支持しているシャフトの軸方向に 引張り荷重を受けさせている状態で、ねじりモーメントを受けさせる といった感じです。 図が描ければもう少しちゃんと説明できるのですが・・・

  • 均一誘導加熱のため径方向に拡大縮小する円盤状のバネ

    径方向に拡大・縮小する円盤状のバネについて探しています。バネでなくてもかまいません。機構は、誘導加熱コイルの軸心が中心にあり、ローラーをそれにはめ込み、昇温させるものです。目的は誘導加熱で、あるローラーを加熱するのですが、誘導加熱のコイル軸心に対し、ローラーの位置が、ローラー内径が、他機種のためバラツイてしまい、偏芯し、ローラーが均一に加熱されないため、それを避けるため、ローラーがバネ治具に倣い誘導加熱軸心とローラーの中心を一致させるためことです。誘導加熱なので非金属・もしくは誘導加熱されにくい径方向に拡大・縮小する調芯式のバネがあれば、偏芯が避けられローラーが均一加熱されると考えています。他になにかもっと良い案があればそれも教えてください。よろしくお願いします。

  • 圧縮コイルばねの、ばね定数

    圧縮コイルばねの、ばね定数で質問です。 JIS B2704-2:2009に、ばね定数の公差について記載されています。 内容は下記のとおりです。 「ただし、ばね定数を指定した場合は、指定荷重のときの高さ及び  指定高さのときの荷重に許容差を指定しない。」 自由高さや、指定高さ時の荷重が指定できないと、 「高さ20mmで1N、高さ10mmで2N」が計算値で、 「高さ20mmで2N、高さ10mmで3N」でも、 ばね定数は同じになります。 ばね定数に公差を指定した場合、そのほかの特性は犠牲にしないと いけないのでしょうか?

  • コイルばね(スプリング)について

    コイルばねというのでしょうか、いわゆるらせん状になったばね(スプリング)のことでお尋ねします。 (ホームセンターでの商品名は「スプリング押しバネ」となっています。) 線径が1.2cmで長さ40mmのものと、線径が1.4cmで長さ80mmのものでは、 (バネの隙間がなくなるまで)縮めた後、元に戻る際の力の違いはどのくらいあるのでしょうか? 同じ素材ですが、太さは異なります。また、中心径も異なるので、 計算することは無理でしょうか? 全くの素人なので、説明が下手で申し訳ありませんが、わかりやすくご教授ください。