プレス機の力(圧力)と関係、また原理
- プレス機に記載されてる「45t」とか「30t」というのは、押す力(圧力)が45まで、または30まで、ということです。
- プレス機を使用してφ10(丸棒)を90度に曲げる時と、φ15を90度に曲げる時では、実際にワークに掛かる圧力や曲げる力は異なります。φ15の方が下死点にて生じる力(圧力)が高いです。
- プレス機と圧力、およびその原理についてわかりやすく解説します。初心者の方でも理解できる内容です。
- 締切済み
機械式プレス機(コマツ)と力(圧力)の関係、また…
機械式プレス機(コマツ)と力(圧力)の関係、また原理 プレス機に記載されてる、45tとか30tというのは 押す力(圧力)が45まで、または30まで、という事 なのでしょうか? たとえば、プレス機45tを使用し、φ10(丸棒)を90度に 曲げる時とφ15を90度に曲げる時では、実際にワークに掛かる 圧力というか曲げる力は、違うのでしょうか?やはり、素材が大きい φ15の方が下死点にて生じる力(圧力)が高いのでしょうか? いまいち、明確に構造原理、動作原理が理解できていませんので 質問内容もおかしいとは思いますが… プレス機と圧力に関して、また原理に関して わかり易い解説、宜しくお願いします。 ちなみに、初心者で、大変困ってます。
- プレス金型
- 回答数3
- ありがとう数0
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
Q1:小松の小型機械プレス(クランクプレス正確にはエキセリンプレス)ですね。 モーターでフライホイールを回し、回転エネルギーを蓄え、クラッチでクランク軸に回転をつなげ、回転運動をクランク運動に変換し、スライドを上下運動させるプレスです。車のエンジンと同じです。 機械プレスの性能は、公称加圧能力と言って、この場合40ton,30tonプレスということになります。しかしあくまでも公称であって、加工力はこれのさらに70%程度で使用することが一般的です。さらに注意すべき点は、機械プレスがこの加工力を出せるのは、スライドが下死点から4~5mm上のところで最大となります。従って曲げ加工や絞り加工のように、下死点から何十mmも上から加工が始まる加工の場合には、加工力は大幅に減少してしまいますので、注意が必要です。 各プレスメーカーでは、下死点からの距離に応じた加圧力曲線という性能曲線が用意されており、加工の開始する高さでの許容加工力が示されています。これを必ず確認する必要があります。 Q2:丸棒の曲げ加工力は、一般の板材の公式とは異なりますが板材のV曲げの公式を説明の為書いておきます。 曲げ加工力F=0.6・A・t2・σb/L A:曲げ幅 t2:板厚の2乗 (V曲げの場合) σb:引っ張り強さL:ダイの幅 この式からも解るように分子の板厚は2乗で計算されるように、加工物の厚さや太さは、加工力に大きく影響してきます。 従って、φ10とφ15では、数倍の加工力が必要になることは容易に想像できます。 手元にはありませんが、塑性加工便覧に載っていたと記憶しております。
先述されているメールにもありますが、プレス機の大きさは押す力にて仕様が分かれています。ただ単純にプレスといっても、荷重の分類やプレスタイプの分類があります。荷重が満足していれば形状は成立するかと思いますが、寸法精度がでないなどといった問題が発生する場合があります。 プレスに関する説明が掲載されているサイトを添付しましたのでそちらを参考にして頂ければと思います。 参考になれば幸いです。
「プレス機に記載されてる、45tとか30tというのは 押す力(圧力)が45まで、または30まで、という事 なのでしょうか?」 45t、30tまでというのではなく45t、30tの力で押すと解釈してください。油圧プレスならば45tまでと解釈してください。 ちなみに機械(メカ)プレスと油圧プレスの区別の仕方はメカプレスには 必ず正面に時計みたいな針があると思います。(新しいものならばデジタル点滅でくるくる回っていると思います。) 「たとえば、プレス機45tを使用し、φ10(丸棒)を90度に 曲げる時とφ15を90度に曲げる時では、実際にワークに掛かる 圧力というか曲げる力は、違うのでしょうか?やはり、素材が大きい φ15の方が下死点にて生じる力(圧力)が高いのでしょうか?」 そうです。ただし、プレス自体は45tの力ですが、ワークにかかる力はそれぞれ変わるということです。 ちなみにプレス加工で60t必要なものを取り付けて加工しようとするとオーバーロード(安全装置)が働いて機械は止まります。 参考になれば幸いです。
関連するQ&A
- コマツの機械式プレスについて(機械は古いです)
?コマツ油圧プレス機45tの保全作業をしてますが、1つ 疑問があります(経験浅く機械音痴です) 機械の左側上方にリセットハンドルと書かれた バルブがあります。通常、何かの拍子で下死点付近で 機械が止まって、上死点に戻らなく なった場合にバルブを開にして使用しますが (バルブ開にすると、エアーの音みたいな感じでボコボコと音がします) 一体これは、どういう状態なのでしょうか? 私なりには、モーターでフライホイールを駆動し、起動ボタンON でクラッチが入り、流体圧力とエアの力によりシリンダ下降? 下死点リミット感知でクラッチが外れ、ホイールの慣性で上昇 まぁクランクシャフトの原理に似ていますが、どうやって上死点 時にブレーキかけるのですか?恐らく私の解釈に誤りがあるので このタイプ(機械式)のプレス原理構造の解説をして頂きたいです ?この機械、前面にクラッチ、バランサという圧力計が ついてますが、この意味もしっかり把握できてません ?また、これは関係ないかもしれませんが、リリーフバルブという 言葉の意味、役割も正しく説明できません 以上、プレス構造、リセットハンドル(バルブ)、リリーフバルブ の役目をお手数かけて申し訳ありませんが、馬鹿な私でも理解できるよう 解説ほど宜しくお願いします
- 締切済み
- プレス金型
- 粉末合金プレス機について。
今日、よくわからないプレス機に出会いました。 まず、空圧シリンダーで、ワーク(部品)をプレスし、 そのあとに、治具の下側にある油圧シリンダーを空圧シリンダーの 力に打ち勝つように、下げ方向に加圧(空圧シリンダーが押している逆がわに 力を発生し治具自体が下がる) その製法でワークの上側下側、両方 プレスできる らしいのですが、意味が分かりません。 説明もしずらいので分かりずらいとは思いますが、分かる方、 原理、製法を分かりやすく教えて頂けないでしょうか。 宜しくお願い致します。
- ベストアンサー
- 機械設計
- 加熱プレス機を探しています。
下記仕様のプレス装置を探しておりますが適したメーカーはあるでしょうか。 ・基本仕様:円板に対して上下から加熱圧力をする装置 ・ワーク :300mmφ程度の円形状、ただし圧力をかけるのはその中心150-200mmφの部分のみ ワーク厚みは1.5mm以下 ・圧力 :最大50~60t程度(150mmφに圧力をかける場合) ※加圧速度のコントロールが出来ることが望ましい。 ・温度 :150℃程度(可能であれば上下で温度が異なることが望ましい)
- 締切済み
- その他(機械加工)
- プレス機での加圧制御
プレス機で、加圧盤で、ワークを挟みこむように 加圧し、一定の圧力がかかったところで、停止して、 保持するような制御をしたいのですが、 インバータと汎用の三相誘導電動機で、そのようなことは 可能でしょうか? 圧力の精度は、それほど必要ないです。
- 締切済み
- 電気設計
- プレス機の仕様書あいませんか
当社で使っている、かなり古いプレス機のカタログや構造図を探していますが メーカーのHPで問い合わせても何の返答も有りません。 次のプレス機のカタログとか構造図等が手に入らないでしょうか。 ? ワシノ機械?製 PUX-35 (HPは、ワシノ商事?に問い合わせた。) ? OKK製 MT-55 (HPは、OKKに問い合わせた。) お手数でしょうが よろしくお願い致します。
- 締切済み
- 機械保全
- クランクプレス機の規則について
クランププレス機の規則についてご質問いたいます。10トンのクランププレスの非常停止ボタンを押してからプレス機械が停止(静止)する時間を規定している規則がありましたら教えてください。
- 締切済み
- プレス金型
- 食品加工機の連続プレス機構
電熱ヒーターで温度制御(220℃)した鉄板同士をプレス(圧力34t)して食品加工しています。現在は左右の下熱板を交互に動かし中央位置で上熱板が降りてプレスする形になっています(タクト約6秒)。これを連続処理するプレス機を製作したいと思いますがヒーター線の処理、鉄板への自動原料供給(20×20×5成形品)という問題があるのですが何か良いアイデアはないでしょうか。よろしくお願い致します。
- 締切済み
- 開発
- 機械式クラッチ
機械式クラッチを組み込むことを考えています。 ですがほとんどが電磁クラッチで機械式クラッチの 構造を詳しく説明しているサイトを見つけられません。 もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂 けないでしょうか? 知りたい内容は、クラッチそのものではなく、クラッチを 押す力を与える部分のしくみです。この圧力を与える方法 で、どんな選択肢があるのか知りたいです。 参考までにクラッチに作用する作用は、二輪車のクラッチ のようにワイヤーを引く事による作用で考えています。 その他、クラッチに関する、良いサイトがあれば何でも 構いません。是非教えてください。 お手数ですが、よろしくお願い致します。
- 締切済み
- その他(開発・設計)