真空炉の断熱材劣化防止について

このQ&Aのポイント
  • 真空炉で使用されるグラファイトなどの断熱材は、劣化することがあります。
  • 劣化すると加熱中に酸化燃焼し、早期寿命となってしまいます。
  • 寿命延長のために、洗浄、確認、絶縁チェック、保全などの管理方法が重要です。補修方法についてもアドバイスを募集しています。
回答を見る
  • 締切済み

真空炉 断熱材の劣化防止

真空炉で使われているグラファイト等の断熱材は、炉内の真空度が悪くなると加熱中に酸化燃焼して断熱材が痩せて、予想以上に早期寿命となってしまいます。(過去実績で早ければ4年程度)現在表面にC/Cを貼り付けたグラファイト断熱材を使用。常用1000℃~1220℃。  そこで少しでも寿命を延ばすために、下記のことを取り組んでいます。 ?非処理物の洗浄後の汚れの確認(炭化水素系の真空洗浄使用) ?炉床の落下品を毎バッチ確認 ?エレメント-断熱材の絶縁チェック ?真空度低下(10Pa以上)で加熱停止 ?真空ポンプ RP・MBP・DPの定期保全 ?定期的にリークレートの測定  この他で何か延命の管理方法または痩せた断熱材の補修方法等の妙案があればアドバイスをお願いいたします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

弊社での真空炉の管理について参考までに記述します。真空度については最低限としています。ワーキングゾーンの均一性を重視しています。 管理基準としては、ピラニー真空ゲージを1年に1回、電離真空ゲージを3年に1回、メーカーが推奨する方法で精度確認を実施しています。冷却ガス(窒素・アルゴン)についても納入時に成分分析を行わせ成績書を添付させています。アルゴンガスについては1年に1回、露天測定などを実施しています。弊社ではこの辺については費用を惜しまず計上します。どちらかというと加熱炉の冷却用フィンチューブの劣化のほうが悩みの種です。

noname#230358
質問者

お礼

padiさん、有り難うございます。ワーキングゾーンの均一性は思いつきませんでした。言われるようにワークのセットが不均一であると炉内の温度分布ムラにもなるのでしょうね。雰囲気・冷却ガスについては弊社では液体窒素と窒素ガス精製装置を併用しており、10ppmO2以下で管理し実力値が0.5ppmO2ぐらいです。  回答は大変参考になりました。また何かありましたら宜しく御願い致します。

関連するQ&A

  • 高温下での真空炉漏れ確認方法

    真空炉で加熱中にどこからか漏れが発生していると考えております。 常温中でHeリークチェックしましたが、漏れは無く、真空排気も問題なくできます(5.0x10-5mbarまで可能)。 その後真空排気しながら500℃に加熱していくのですが、約2.0x10-4mbarに達するとそれ以上は引いていきません。 加熱中にHeリークチェックしたいのですが、高温下での仕様にはなっておりません。 そこで加熱中に漏れを探す方法を探しております。 どなたかご教授お願いします。

  • 真空炉内(低圧下)での金属や炭素の融点の求め方を教えてください

    真空炉内(10^-5Pa程度)でのSUS、チタン、炭素の融点(の求め方)を教えてください。1000度近くまで昇温しているので、蒸化を心配しています。 よろしくお願い致します

  • 廉価な真空熱処理炉を探しています

     チタニウムのパーツ(小物)熱処理を行うために、廉価な真空熱処理炉を探しています。  加熱温度は1100℃程度で、炉内寸法は、開口部・奥行きそれぞれ200mm程度以上のものを探しています。  出来れば空冷で、最高温度までの昇温時間及び100度程度までの降温時間がそれぞれ60分程度の性能を希望しております。  お心当たりの方、情報宜しくお願いいたします。

  • ガラス摺り合わせに真空グリースを使わない方法

    私は現在修士1年で、セパラブルフラスコを用いて色素の気相吸着を行っているのですが、中真空(数Pa)で200℃程度に加熱すると妙な匂いがします。 原因として考えられるのが真空グリースの揮発なのですが、ガラス摺り合わせに真空グリースを用いずに真空度を保つ方法があれば教えていただけると幸いです。 宜しくお願いします。

  • 真空乾燥について

    ある製品を熱処理した後、 炭化水素系の洗浄液にて洗浄を行い、 真空乾燥を行っています。 洗浄から真空乾燥までは、一つの設備で行なっており 購入時から設備に組み込まれているプログラムで 分からないことがあります。 工程としては以下になります。 1.洗浄液昇温(110℃) 2.真空乾燥 3.蒸留 4.製品装入 5.排気 6.1次シャワー 7.浸漬 8.排液 9.2次シャワー 10.排液 11.真空乾燥 12.復圧1 13.油煙排気 14.腹圧2 15.製品抽出 そこで質問ですが、 12番の腹圧1ですが、なぜ行うのでしょうか? せっかく減圧して乾燥させたのにも関わらず、 排気前に腹圧してしまうのは、なぜなのでしょうか? また、腹圧は外気から空気を取り入れるみたいですが、 外気温が氷点下以下の場合、 どういった不具合が想定されますでしょうか? どなたか、回答よろしくお願いします。

  • ヘリウムリーク量と空気中でのリークとの関係について

    現在ワーク内の真空度を数万時間単位で保証するため、ヘリウムリークテストにてワークのリーク量を測定しているのですが、この値って1気圧の空気中の場合には換算は可能なのでしょうか? たとえば、ワーク内部の真空度が10^-5Paだとしてヘリウムでのリーク量が10^-12Pa・m^3/secのときワーク内が10^-3Paになるには1気圧・大気中ではどのくらいの期間がかかるのか?ということなのですが、どなたか知見をお持ちの方がおられましたら、宜しくお願いします。 ワーク内は10cm2です。

  • セラミック製の熱処理炉用バスケットを製作したい

    現在はバッチ式の真空炉に使用している製品を入れるバスケットの割れや変形による消耗が多いので変形のないセラミック材のバスケットを検討しています。どこか相談できる推奨メーカーをお教え下さい。 現在の熱処理炉の処理温度は加熱温度(1050℃)ー>ガス冷却、及び加熱温度(850℃)ー>油冷の2種類の処理に同じ材質(SCH-22)のバスケットを使用しています。

  • 雰囲気炉のヒーター寿命判断について

    雰囲気炉のヒータ交換判断(寿命判断)と寿命を延ばすにはどの様な事を実施すれば良いでしょうか? 現在ヒーターを半年に1回(1ゾーン毎に12本使用、合計36本)程度交換していますが、ヒーターが1本切れた場合、その1本を交換すれば良いと思いますが、1本毎に交換判断が出来ないので、全数交換しています。 抵抗値は、温度が上がった状態で測定と思いますが、ヒーター単体の交換判断で、簡易的に、ヒーターOFF時に抵抗値を測り、それを目安とする事は出来ますか?今は目安みたいなものが、無く困っています。何か良いやり方がありましたら、アドバイスください。それと寿命を延ばすやり方等あれば、ご教示お願いします。 電気炉の稼働 週4日程度 週1でON・OFFする。 夜は900度まで下げ、朝方昇温し、日中8時間稼働 ヒーター品名…炭化ケイ素 エレマ発熱体 規格…F型 φ40×800×350 115V仕様 Nコート ・炉内温度(MAX) 第一ゾーン900度 第二1090度 第三1130度 ・炉内雰囲気 DXガス ・ヒータ用途 鉄パイプを加熱して、ろう付けを行っている。 ※ろう剤は、銅材です。

  • SUS440Cの真空焼入れ後の錆について

    SUS440Cを真空炉にてHRC60に焼入れ後、焼き戻し200℃、HRC58を行いました。 熱処理後に水道水にて錆が発生するものと錆が発生しないものが同一ロット内で起きました。 真空炉で組成が変化してこのような現象が起きるのでしょうか? 錆びないために不動態膜処理をしても錆びるものがあります。錆を止める方法はないでしょうか? 硬度の関係で440Cを使用しています。

  • 小さい穴から真空容器の中を大気圧に戻すときに温度…

    小さい穴から真空容器の中を大気圧に戻すときに温度が上昇します。なぜでしょうか 小さい穴から真空容器の中を大気圧に戻すときに温度が上昇します。 常温の場合も温度が上がりますし、ジャケット構造で外側を130℃ぐらいまで加熱しているときでも温度が上昇します。 断熱圧縮のメカニズムで説明することができるのでしょうか。 外壁を130℃まで加熱しているところに常温の空気で大気圧に戻す場合にも、130℃よりも温度が上昇するというのはどうにも不思議です。 どなたか定量的に説明していただけないでしょうか。