硬質銅めっきの硬度ムラについて

このQ&Aのポイント
  • 銅めっき後のブラスト施工により、ワッパ状の硬度ムラが発生しているが、原因はアノードとワークの位置関係によるものかどうか疑問としている。
  • 硬度ムラは測定箇所や硬度計の誤差によるものもあり、レベルによって異なる可能性がある。
  • アノードの位置関係による硬度ムラはありえる可能性があるが、確証は得られていない。
回答を見る
  • 締切済み

硬質銅めっきの硬度ムラについて

現在、横型全没回転装置にてめっきを施工しております。めっき後、ブラストを施工した際にある一定巾にてワッパ状のムラが発生しており、めっき槽のアノード巾と重なる為、アノードとワークの位置関係による硬度ムラではないかと考えております。尚、ムラは銅めっき施工後には確認できず、ブラスト施工後確認できます。 厳密に言えば、「測定箇所により硬度ムラは有る、硬度計による測定誤差も考慮すべき」と言う答えがセオリーでしょうが、実際どのレベルでの硬度ムラが考えられるのでしょうか?  又、アノードの位置関係に起因する硬度ムラはありえるのでしょうか?

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

どの程度の回転数で陰極を動かしているか解りませんが一般的には結晶の成長は陽極に向かい針状に伸びるわけですから、グレンの大きさで空間の状態が決まります。 例えば、Φ5の棒を束ねた場合とΦ10の棒を束ねた場合で考えれば理解し易いと思います。 だから、円筒状の物に電着する場合針状結晶が出来ない様に添加剤を使用したり、パルス電源を使用すると良い結果が得られるわけですが。 積極的な方法としては、表面をメディアで擦りながら電着する方法が有ります。この方法だと円筒の表面に糸を巻いた様な状態で結晶が成長しますので 均一な面が得られます。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

出来ればマンガを書いて送って頂ければ分かり易いのですが。槽の大きさ形状、品物の大きさ、極間の距離、加工電流、電圧それから陽極の大きさ数量。 FAX0476-28-4127

noname#230359
noname#230359
回答No.1

御存知の通り、電流密度等の加工条件で結晶の成長状態が変わります。従って、同じ加工液でも陰極電流密度の違い、攪拌条件の違いで差が出来ます。一般的には高電流密度でグレンサイズを小さく空間の少ない結晶を作れば良いわけですが、DC電源では拡散層が大きくなりかなり攪拌に気をつける必要があります。 均一な電流密度を得られる様な陽極配置、攪拌方法、添加剤の選択、電源の選択が重要な鍵となります。 この場合の硬度とは、銅そのものの硬度ではなく 結晶間の空間がある為、その空間が大きいと硬度計で差が出るのだと思います。 因みに、パルス電源を使用して通常の1020倍の電流密度で加工すると良い物性の物が得られました adox@mint.ocn.ne.jp Ohmura

noname#230358
質問者

補足

ご回答有難う御座います。更に教えて頂きたい事がありましたので宜しくお願い致します。 現在、横型全没回転装置にてロールをめっきしております。陽極は一定の間隔を空けて並べ、それがロール左右両脇に対称に設置してある状態です。ロールへの給電は両軸より行っております。 こういった設備においても、もちろん電流密度の違いは現れると考えます。 ?そうした場合、陽極の直ぐ手前のロール外面部分と陽極の間となったロール外面部分ではやはり結晶の成長状態が変わってくるのでしょうか? ?仮に変わった場合も、やはり銅めっきそのものの硬度の変化は無く、硬度測定時に山を拾うか谷を拾うかの違いによるムラとなるのでしょうか? ?また、同一硬度ではあるが空間の大きい結晶を有するロールと、空間の小さい結晶を有するロールがあった場合、同一条件にてブラストを施工すればどういった違いが現れると思われますか?

関連するQ&A

  • 硬質クロムメッキの硬度確認方法について

    硬質クロムメッキを施した部品表面に錆の発生がひどく、原因を調べています。 母材の材質はSS400、表面粗さはRa1.6の研削仕上げ、丸物部品で 前後に動くシリンダロッドのような部品のため、摺動部にオイルシールを 使用しております。 オイルシールに擦られることによるメッキ剥がれを防ぎたいが故に 摺動部には硬質クロムメッキを施しました。 錆びついた部品を調べてみたところ、膜厚は図面通りでしたが、 表面硬度が不足している可能性があり、硬度計で確認しよう思っておりますが どのような測定方法がベターでしょうか? 熱処理後の表面硬度を測る硬度計では膜厚が薄いため、母材の影響に 左右されてしまう懸念があります。 その辺、詳しい方いらっしゃいましたらアドバイスいただけると幸いです。

  • 草木染に用いる水の硬度について

    学校で「草木染に使うような草花を煮た汁の色を水の硬度と関連付けて考察する」という課題が出ました。 過マンガン酸カリウム滴定法により全硬度とCa硬度を測定した資料水で資料を煮出して自記分光光度計にかけて波長ごとに吸光度を測定しました。 今現在結果を纏めている所で、文献により硬水では結果に斑があり染色に向かないということはわかったのですが、水の硬度と吸光度の関係がいまいちよくわかりません。 文献を当ってみたりもしたのですが、どれも要領を得なくて困っています。 何方かわかる方がいらっしゃいましたら、是非回答お願いします。

  • SCM435のボルト強度について

    SCM435を調質したボルトが破断しました。     -- ←B    | |       | |A---------   C→| |    |←D  | |----------    | |       -- Bの方向から力が加わり、付け根Aの位置で破損したのですが、硬度を確認する為に、CとDの位置で硬度を測定したところ、Cの方がよりもHrcで15位高い数値になりました。(良品には差がほとんどありませんでした) これは調質指示(Hrc25-39)の上限と下限になるのですが、硬度差から引っ張り強度の差が大きい為、延性の差で他の物よりも折れやすいと仮定をしたのですが、それは成り立ちますか? また同条件の調質で、これほど斑がでる事はあるのでしょうか? また、どのくらい力がBにかかった場合にAが破断するかを計算する方法を教えて下さい。

  • タイミングベルト駆動の速度ムラについて

    タイミングベルト駆動で約100kgのテーブル搬送を行なっています。 モータはサーボモータを使用し、位置決め制御にて往復動作制御を行なっています。 レーザー測長機により速度リップルを測定すると、一定周期で速度ムラが発生していました。サーボモータのトルク測定を行っても、同周期でトルク変動が起こっていることを確認しています。 このような速度ムラはサーボモータのチューニングにより解消、もしくは軽減出来るのでしょうか? もし可能であればどのパラメータをどのように変更、またはチューニング手順など具体的な対応を教えていただければ助かります。 よろしくお願いいたします。

  • 電気めっきの実電流測定方法

    電気めっき業務に携わっています。 現在設定電流値に対して実電流値を操作盤に出力していますが、、顧客にこれは実電流値では無いと指摘されてしまいました。 市販品のめっき装置を購入し使用していたので関係者みんなが理解に苦しみましたが、いろいろ確認したところ、整流器の出た電流値であって、めっき部近傍の電線等で測定することが実電流測定とのことでした。 そこで質問ですが、めっき業界ではそれが当たり前で、クランプ電流計かなんかで連続測定しているのでしょうか?そして連続的に記録かなんかしているのでしょうか?顧客より実電流を連続監視しなさいと指導されてしまいました。キーエンスかなんかのデータロガーでデジタル記録してるののかな?結構高価なんですかね? ノウハウでないレベルで実際にやっている方法を教えてください。 ちなみに、クランプ電流計で測定したところ、操作盤に表示されている電流値と結構な差が発生していました。これってアースか絶縁かなんかがしっかりされておらず電気がどっかに逃げているんですかね? いろいろお聞きしたいことが発生しました。よろしくお願いします。

  • 銅の硬度について

    銅+クロムの棒の先端にロウ付けをしました。 棒の硬度を測ったら先端部だけ硬度が低い結果でした。 測定屋さんによると熱で硬度が落ちたのかな~と言われました。どういう原理で熱によって硬度が下がるのでしょうか?また何度くらいになると硬度が下がるのでしょうか? 硬度を下げないようにするにはどうすればよいのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 低μ高硬度メッキを探しております

    無電解ニッケルメッキに対して 耐摩耗性、低摩擦係数、潤滑性に優れたメッキを探しております。 何か良いものはないでしょうか?以前テフロン分散型をトライしましたが 皮膜強度の点でNGでした。宜しくお願いします。

  • めっきの硬度について

    亜鉛めっきの硬度について教えてください。 普通の材料(鉄)に亜鉛めっきを行った場合 硬度は変化するのでしょうか? また、硬度が変わる場合はどのくらい変化するのでしょうか? 回答お願いします

  • 水洗トイレ ボールタップの漏れ

    製品名INAX DT-811Zです。 ボールタップからポタポタ滴が垂れて止まりません。 そこで横型ボールタップ用シートパッキンPK-50-280を購入して交換いたしました。 しかし、ポタポタは止まりません。パッキン取り付け個所に丸い穴がありますが、これとパッキンの位置が関係しているのでしょうか。教えて下さい。浮きの位置とかなども変え、オーバーフロートの位置も確認済みです。よろしくお願いいたします。

  • 有色クロメートの色むら

    社内で電気亜鉛めっきを行っておりその工程に使用する有色クロメート(現在は6価)ですが、母材の表面状態でクロメートの仕上りが、かなり変わります。SPCCの様な面が綺麗な(一様ですべすべした面)状態ではクロメート処理後の面は一様な黄金色に仕上りますが、SS400の黒皮をショットブラストで剥ぎ落とした場合面ががたがた(ザラザラ)になり、全く同じ工程で処理しても黄金色にむらが出ます。むらとは濃淡の事で白っぽく(クロメートが着色してない感じ)なる部分と黄金色の部分が発生します。これは材料表面のどのような要因が関係するのでしょうか。