塗装面の付着性を向上させるには?
- 塗装面の付着性を向上させるためには、密着性を高める対策が必要です。
- 下塗りにはラッカー系のプライマーを使用し、上塗りにはメラミン系の塗料をエアレスガンで吹き付けることで、付着性を向上させることができます。
- また、塗装後に130度の炉で約60分焼付けすることで、塗膜の密着性を高めることができます。
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塗装面の付着性を上げるには…
先日、お客様から塗装面の付着性が悪く、取付けボルト周辺のはがれやちょっと当てただけでキズが付くなどの指摘をうけました。 密着性を向上させるためにはどのような対策が考えられるでしょうか? ちなみに、製品は2.3mmの鉄板に塗装したものです。下塗りにはラッカー系のプライマー、上塗りはメラミン系の塗料をエアレスガンで吹き付けて、130度の炉で約60分焼付けしています。膜圧は約70ミクロンです。 皆様のお知恵をお貸し下さい。
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大きな問題は、やはりラッカー系のプライマーであると考えます。ラッカー系では、密着性は期待できません。素地研磨・脱脂などの手段をとり、エポキシあるいは2液ウレタン系のプライマーの使用を検討してください。 塗料メーカーの金属担当の営業・技術にご相談を・・・
一番の問題は素材表面の油の残りが原因と思われます。 脱脂洗浄、皮膜化成の設備がない場合ですと 溶剤で脱脂後 YASUIさんのおっしゃるとおりエッチングプライマー(ウォッシュプライマー)が最適なのではないでしょうか。 とにかくはがれの第一原因は界面の油残りです。 油さえ取れていればエッチングプライマーで密着は完全になります。 あたったところがはげる場合の原因としましては 塗装膜厚が厚い場合もあります。70ミクロンは 微妙な膜厚です。
お礼
特に取付け穴の周辺などの細部は、完全に脱脂するように徹底したいと思います。膜厚は客先からの指示により70ミクロンは守らないといけないようです。
ラッカー系の下地塗料に問題があるのでは? 通常、エポキシ系の下地塗料やエッチングプライマーを使用しますが、確認のために事前に各種類の下地塗装を行い、通常の工程で塗装した物を 碁番目試験など密着テストを行えば、塗装した製品の品質保証ができると思います。 剥がれやすいという原因は、後工程の方法や、取扱い方法、素材にも関係しますから、せめて塗装作業の品質保証だけでもしておけば、自信を持てると思います。
- 参考URL:
- http://www.yasui-paint.co.jp
お礼
プライマーの種類を変えてテストしたところ良好な結果が得られました。ありがとうございました。
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