焼き入れとショットブラストの関係とは?
- 焼き入れ焼戻し前にショットブラストをかけたものと、焼き入れ焼戻し後にショットブラストした物ではどのような違いが出るのでしょうか?
- SNCM439に焼き入れ焼戻しをする前にショットブラストをかけることと、焼き入れ焼戻し後にショットブラストを行った場合の効果や違いについて詳しく知りたいです。
- 焼き入れ焼戻しの前後でショットブラストを行うことで、HRC4043程度の素材の強度などにどのような違いが生じるのか詳しく教えていただけませんか?
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焼き入れとショットブラストの関係
SNCM439に焼き入れ焼き戻しをする前にショットブラストをかけたものと、焼き入れ焼き戻し後にショットブラストした物ではどのような違いが出るのでしょうか? ちなみにHRC4043程度です。 強度などに違いが出そうですが、良くわかりません。 出来れば詳しく知りたいのですが... 宜しくお願いします。
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残留応力に大きな違いがあります 詳細は以下を参考にしてください 書籍名 金属の疲れと設計 著者名 河本実/[ほか]共著 出版社名 コロナ社 発行年月 1977年 価格(税込) 4,515円 ページ数/版型 318P 22cm ISBNコード 4-339-04169-6 シリーズ名 機械工学大系 7
熱処理前に強いショットブラストを行ったとしても、焼入加熱時にその引張応力は解放されるため、強度に寄与することはありません。熱処理後のショットブラストに関しては、テンパーカラーやスケール除去を主目的に行っており、若干の圧縮応力の発生はあるかもしれませんが、明確な効果を期待されるのであれば、もっと強いショットピーニング処理を行わなければいけません。これにより静的な強度や疲労強度の向上が期待できます。
SCM415に熱処理後、WPC加工を外注さんにやって頂いています。WPC処理は一言で言うと「粒子の細かいショットブラスト」です。外注さんはWPCをやると残留応力が変化するとか、表面硬度が高くなるとか、メーカーの受け売りをしていますが、調査の結果、本件には明確な効果としては表れていません。私としてはとりあえず、熱処理のスケール(汚れ)落としとして使っています。 熱処理前か後かと言うことに関しては、スケール落としに有効ですので、後をお勧めします。 gooで「WPC処理」を検索するとメーカーがヒットします。
ショットブラストの砥粒の種類や材質にもよりますが、熱処理前に加工した物の方が表面が荒れます。 この事により、前加工でブラストすると表面積が増えますので熱効率が上がります。よって前加工の方が深くまで焼きが入る可能性があります。 後加工の場合表面に残留応力を与えることによって表面硬度をより高くなるかも知れません。 おまけで、表面の酸化膜も除去されます。 WPC処理って聞いたこと有りませんか? これは、ショットブラストで表面処理した物です。 以上ご参考まで。
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ありがとうございました。