• 締切済み

神経系、内分泌系、免疫、区別できますか?

医学初心者です。 日常的に身体のことを学ぶように心がけているのですが、この三つは正確に区別できますか? 全体的な調和を保つために内臓から適宜細かな物質が分泌される、調和が保たれていると脳で快と感知され、調和が崩れると脳で不快(苦しみ、痛み)と感知される、という身体機能の一部というふうにしか理解できないように感じるですが、、、。 病院にかかるときに、いろいろあって面倒だなーと思ってしまいます。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10498/33021)
回答No.4

大きな本屋さんの医学書コーナーに行くと解剖学の教科書なんかが売っていますのでそれを見ると分かりますが、お医者さんや看護師さんなどの専門家が基礎医学を勉強するときはそれぞれに分けて勉強するので、混乱することはありません。 骨格系、筋系、神経系、脈管系などです。器質的なことは解剖学で習い、生理的な部分は生理学で習うのです。 >各部位についての独立した知識だけでは、原因を特定し患者さんを苦しみから解放することは難しいのではないかと思うのですが、どうでしょうか? 科学というのはここまで、細分化することによって本質を理解しようとしました。ある物質をどんどん細かく分けていったら最終的に何になるんだろうということで本質に迫ろうとしたのです。それによって科学全般はここまで発展したといっていいと思います。 確かに、そのことで限界がきていることもまた事実です。世の中の事象というのは複雑に絡み合い相互に影響しながら作用しているので、物事を単純化したからといって正解にたどり着けるわけではない、というのが21世紀の科学の壁であるといっていいかもしれません。 そのため、ちょっと前に「複雑系」という学問がブームになりました。物事を単純化することによって理解しようという従来の科学的アプローチに対するアンチテーゼともいえるでしょうね。 しかしその複雑系をやっている学者さんたちがまだ複雑系そのものをきちんと理解してないようにしか思えない部分があって、「複雑な世の中って、複雑だよね」というところで前に進めていません。 ちょっとこう考えてみましょう。「パソコンがインターネットに繋がらない」という状況が生まれたとします。これは何が原因でそうなっているか?考えないといけないことは山ほどあります。 パソコンそのものが壊れているのか?OSやブラウザソフトがイカレているのではないか?モデムやルーターの物理的故障?ケーブルが切れている?プロバイダのDNSサーバーの問題?ネットの物理上の不具合?ざっと考えただけでも沢山の原因が考えられます。 そしてその不具合を追求する人がブラウザソフトのプログラムの問題からルーターの物理的な知識からインターネット回線のマクロな事柄までに精通することは不可能です。仮に全ての知識を得ようとしても、どこかの分野のエキスパートの人には絶対かないません。だってエキスパートの人はその分野だけをどこまでも深く掘り下げていますから。 人体というのは、まさに小宇宙と呼ぶにふさわしい奥の深い世界です。宇宙全体を眺めてもそこに銀河系があり更に太陽系があり、そこに地球があって我々の生活があるように、ひとつひとつの細胞の活動と人体全体の活動を全て理解しようというのは、地球上の生物の活動と銀河系全体の活動を全て理解しように似たようなものなのではないかなと思います。

kissflyer
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 学問とは「世界について本当のことは分からない(世界is複雑)」と「一切何も分からない」の間で客観的な知見を積み重ねる終わりのない試みであると私は理解しています。 「医学とは身体学である」「実在する身体を「そうあるべき身体」に適合させることが医術」というふうに考えればスッキリするとは思うのですが、極端なことを言えば、患者にとっては本人の総合的判断による快ー不快が全てです。(人間は精神的な恐怖が原因で死ぬことがある。) 人間という取り替えのきかない存在に向かい合う諸行為と切っても切り離せない学問である医学が今後どのように変化していくのか(特に、脳科学の発達によって、内分泌系、神経系、免疫系の各論、およびその関連性についてどのような知見が今後積み重ねられていくのか)が気になります。

  • yuklamho
  • ベストアンサー率26% (305/1156)
回答No.3

『日常的に身体のことを学ぶように心がけているのですが、この三つは正確に区別できますか?』 あなたのバックグラウンドが分からないので答えにくいところもあるのですが、神経伝達物質がホルモン調節や免疫に作用を及ぼしたり、ホルモンが神経系や免疫系に影響したり、サイトカインが神経系や内分泌系に作用することも知られています。例えば、精神的に落ち込んでいる時は免疫力が低下したり、ステロイド(副腎質ホルモン)が炎症を抑えたりするなど。ただ、総論としてこれら3つの系が繋がっているというのは簡単ですが、具体的な各論になると1つ1つ勉強していくしかないと思います。 こんなところで質問されるよりか、yahooのサイトとかで“神経”、“内分泌(ホルモン)”、“免疫”で検索されたらあなたの知りたいことが得られるのではないでしょうか。 書籍もあります。私は20年くらい前に下記の2つ目の本やその他の論文で勉強した覚えがあります。 精神神経内分泌免疫学―心とからだのネットワーク、その仕組み (新精神科選書) 神庭 重信 (著), 久保田 正春 (著) 診療新社 神経・内分泌・免疫系のクロストーク―老化と免疫機能調節系 広川勝 (著) 学会出版センター

kissflyer
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 各論から総論に至るプロセスを一つ一つ踏む余裕は残念ながらないので、ベーシックな各論とベーシックな総論の概要を把握することをひとますのゴールにしたいと思います。 書籍の紹介、本当にありがとうございました。

  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2029/5581)
回答No.2

既知のものについては(正しいかどうかは別として)はっきりと区別されます。なぜなら人間がそのように定義しているからです。まずは生理学を勉強して抽象的なことではなく細部理解してください。

kissflyer
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 すみません、こちらの質問が酷かったのですが、その定義が揺らぎつつあるのではないのかなという素人考えでの質問でした。 次に本屋に行ったら生理学というくくりで本を探してみようと思います。 私は、自身の体調管理のために初心者向けの医学書を順番に読んでいるのですが、今回の質問は、今、教科書的に使っている本(「ヒトの生物学」)の内分泌系の章に掲載されていたセクレチンの発見についての記事への関心に端を発したものです。 要約すると、20世紀初頭のとある動物実験(犬の小腸を使った実験だったそうです)によって、膵臓の機能は神経系によって制御されているのではないということが証明されたという内容でした。 はじめは、この実験によって神経系と内分泌系という区分が確立されたというお話なのだなと思ってスルーしていたのですが、ある時から、脳科学が発達し、以前よりも細かい物質を特定することが可能になった今日において、この区別はどの程度有効であるのか?と疑問に思うようになりました。この実験が画期的であった事自体、人間が、実感として神経系の働きと内分泌系の働きを区別しきれないことの裏返しであるわけで、、、 身体学における(特に内蔵中心のそれにおける)基本的事実としての、神経系と内分泌系の区別の有効性を否定するつもりは全くないのですが、神経系と内分泌系(と免疫系)には相互に関連する側面があり、特に、身体の正常(快)と異常(不快)に基づき、正常(快)への回復を目的にする医学においては、それらの総合的な働きを観察することの方がより合目的的ではないかと思った次第です。 素朴な考えですが、これからますます様々な病が発見されることを考えると、各部位についての独立した知識だけでは、原因を特定し患者さんを苦しみから解放することは難しいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?(論文検索をかけると、英語と日本語の両方で神経、内分泌、免疫の総合的機能についての研究、その領域の横断についての研究は少なからずあるようなのですが、いかんせん素人なものであれを順番に読むのはちょっと、、、という感じです。)

noname#225546
noname#225546
回答No.1

神経系:体内の神経細胞のネットワーク 内分泌系:ホルモンなどの化学物質の分泌システム 免疫:外部からの侵入に対する防御システム このように、働き自体が全く違います。 質問文を読むと、例えば自動車のハンドルとアクセルについて、車を走らせるための仕組みの一部としか思えず、この両者が区別できない、というレベルに思えるのですが…。

kissflyer
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 すみません、こちらの質問があまりに酷かったのですが、回答いただいた内容については一通り理解しております。(質問されたら字面を暗唱できる程度であるということです。) 私は、自身の体調管理のために初心者向けの医学書を順番に読んでいるのですが、今回の質問は、今、教科書的に使っている本(「ヒトの生物学」)の内分泌系の章に掲載されていたセクレチンの発見についての記事への関心に端を発したものです。 要約すると、20世紀初頭のとある動物実験(犬の小腸を使った実験だったそうです)によって、膵臓の機能は神経系によって制御されているのではないということが証明されたという内容でした。 はじめは、この実験によって神経系と内分泌系という区分が確立されたというお話なのだなと思ってスルーしていたのですが、ある時から、脳科学が発達し、以前よりも細かい物質を特定することが可能になった今日において、この区別はどの程度有効であるのか?と疑問に思うようになりました。この実験が画期的であった事自体、人間が、実感として神経系の働きと内分泌系の働きを区別しきれないことの裏返しであるわけで、、、 身体学における(特に内蔵中心のそれにおける)基本的事実としての、神経系と内分泌系の区別の有効性を否定するつもりは全くないのですが、神経系と内分泌系(と免疫系)には相互に関連する側面があり、特に、身体の正常(快)と異常(不快)に基づき、正常(快)への回復を目的にする医学においては、それらの総合的な働きを観察することの方がより合目的的ではないかと思った次第です。 素朴な考えですが、これからますます様々な病が発見されることを考えると、各部位についての独立した知識だけでは、原因を特定し患者さんを苦しみから解放することは難しいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?(論文検索をかけると、英語と日本語の両方で神経、内分泌、免疫の総合的機能についての研究、その領域の横断についての研究は少なからずあるようなのですが、いかんせん素人なものであれを順番に読むのはちょっと、、、という感じです。)

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