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土中の細菌・病原菌 野菜に移行する心配はないのか?
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植物を犯す微生物は,植物の細胞壁を溶かす酵素をもっています。 大腸菌そのほかヒトに病気をおこす微生物は,植物に侵入する能力をもっていないのが普通です。 カイワレを通じてO-157感染が広がった事件は,大腸菌が植物体の中に侵入したのではなく,植物表面に付着していたものだったはずです。
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- Ligandable
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後半のご質問について 細菌は他の方が仰られるように侵入力が小さいため、ジャガイモの疫病やベト病 軟腐病 など20種はあったでしょうか 一方病原菌として真菌も含むと株腐病、菌核病、黒腐病、黒すす病、黒斑病、 根こぶ病など沢山あります。菌類は菌糸を細胞壁間に喰い込ませ、どんどん 侵入してきます。 また、ウィルスを持っていない植物は無いともいわれています。 基本的に組織培養環境でも無ければ、植物は菌やウィルスを持っています。キャベツの 中で細菌が増えているのを見たことがありませんか?カルシウム不足で植物の防御力 が落ちるとそこは菌や細菌の天国です。 このようにどこにでも菌や細菌はいますが、そのことと病気になることは全く別の 話です。病気になるためには一定量の(食べている人の免疫力以上の)菌を取り入れ なければなりません。黄色ブドウ球菌は食中毒の病原菌ですが、同時に私達の表面 常在菌で、肌を守ってくれています。素手でパンを食べれば確実に口から入りますが、 量が量であるため、普通の食べ方では菌体が圧倒的に足りなく病気に至りません。 医療の殺菌消毒であっても、完全に菌類を滅菌殺菌しているわけでは無く、病気が 発生しない程度に「減菌」しているだけです。強い薬剤でヒト細胞の命や再生力まで 奪っては本末転倒だからです。もし、腸で完全殺菌した場合は患者は確実に死にます。 あそこは腸内細菌のパワーバランスで成り立っているからです。 有機栽培に話しを移すと、有機栽培の土は食べませんね。つまり口から取り入れる 菌体は少ないのです。またこういう話もあります。大根栽培の天敵に軟腐病がありま す。普通は病菌が増えないようジャガイモのように収穫後植物体を完全除去していた のですが、それでも発生しました。ところが全く発生しない農家があり,話しを聞い た所、葉も、お金にならない曲がったダイコン、傷物を細断し、畑にすき込むのだそ うです。その方の説ではそうすることで畑に病原菌が増え、次いで、それを補食する 菌が増えるのだそうです。結果、次の作付けの頃は病原菌に飢えた菌だらけなのだ そうです(農文教:現代農業より) まぁ、まっとうな有機栽培ではこのような巡り 合わせも期待できるでしょう カイワレの事件はまだ疑問が残りますが、カイワレそのもので無く栽培水やマットに 付着した菌がカイワレ表面について口にしたからでしょう。最近流行の冷やしキュウリ のo-157も、キュウリそのもので無く、表面に付着していた菌が浅漬け液の中で増えた からです。浅漬け液は基本的に無菌状態で作ります。これが仇になります。調味液と いう、適度な塩分とアミノ酸やら調味液、キュウリも速くしみこむよう切れ目を入れて 細胞液が浸み出し、ついでに串も打たれています。 そこに病原菌が来ると、 栄養たっぷりの液に放り込まれた状態になるのです。 反対に菌だらけのぬか漬け床 で食中毒は起こりません。ヒトが調整した菌体だらけの中で、新参者の病原菌が増殖 するゆとりが無いからです。 >同じようなことが有機栽培の野菜などでも起きる心配はないのでしょうか? 扱いを間違えれば起こります。とはいえそれが「有機栽培だから」というのは お門違いと言えるでしょう ではでは
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
『こういった野菜が持っている水分に、土中の大腸菌などが移行しないのはなぜなのでしょうか。』 植物の細胞膜・細胞壁を壊さないと、それより大きな細菌・病原菌が入れないから。 根でも茎でも葉でも、それを破壊して中に入り込む=腐敗している、ところは、地中の昆虫などが傷つけたところには達するものの、そのまま水を吸い上げるようなところを通り抜けられるほど細菌は小さくないのです。
- cwdecoder
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移行しますよ。 佐賀県の玉ねぎが今年はベト病で壊滅的な被害を受けています。 私は中国地方ですが、同じく家庭菜園の玉ねぎがベト病でやられました。 消費者は値段だけ気にしていればいいのですが、生産者にとっては死活問題です。
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お礼
野菜を食べた人間が食中毒になることもありえるのですか(ベト病以外の大腸菌なども含めて)。