腎臓移植手術後の昏睡状態について

質問

私にはフィリピン人の友人がいまして、彼女はフィリピンで腎臓移植手術を受けたのですが、手術日の２月５日以降意識が回復しません。彼女はすでに家族とは縁を切り、身寄りがないので、その友人の女性から術後の経過を知らせてもらっています。
その友人から聞いた話によると、６日の夜に心停止が起こったので、生命維持装置を用いて持ち直し、その後CTスキャンにかけたところ、脳に異常は見当たらないとのことでした。そして７日に昏睡状態の段階に入ったと知らされました。
自分なりにネットで腎臓移植手術後の昏睡状態についてネットで調べてみたのですが、彼女の症状に該当しそうな情報は見当たりませんでした。医師によると、目を覚ます可能性はあるが、昏睡が数ヶ月にも及ぶ可能性もあるらしく、こうした事例は他にもたくさんあるそうです。
今現在その友人に頼んで、もっと正確な昏睡の原因について、医師に尋ねるようお願いしている段階です。もしこうしたことについて専門的な知識をお持ちの方がございましたら、ご教示をよろしくお願いします。

回答No.2

jing0708 · ベストアンサー

検査値を見てみないと何とも言えないんですが、いくつか原因別で述べます。

１）麻酔による昏睡
　移植手術は全身麻酔で行いますが、麻酔は非常に深度調整が難しく熟達した麻酔科医であっても意識が回復しないことは稀にあります。これは医療ミスではなく、事故でありやむを得ざることです。この点については手術の同意書の中に明記してあり、基本的に医師の責任は免責されます。
　また、人種が異なるため麻酔の代謝速度が日本人と違う可能性もあります。その辺も含めて麻酔による昏睡が最も可能性が高いと思われます。

２）脳の障害
　MRIやCTで異常は見られないものの、手術中に脳への酸素供給が不足し、微小の病変ができることで意識が回復しないことがあります。これも医療ミスではなく事故です。

　それ以外にも移植による拒絶反応が表れ、二次的に昏睡が起きている可能性などもあるにはありますが、それなら医師がすぐに診断していると思うので違うと思います。色々とご心配だと思いますが、現に看護にあたっているわけではないのであれば、あまり詮索するのは良くないかもしれません。
　医療ミスかどうかは大事ですが、そもそも訴訟等を起こすにしても本人が不在ではやりようがありません。まずは１ヶ月ほど様子を見て、それでも意識が回復しないなら専門の病院へ転院することをお勧めします。

お礼

詳しい回答ありがとうございます。
医療ミスと医療事故が異なるものであることを理解できました。

友人と書きましたが、本当は恋人のことなので、詮索せざるを得ない心情です。医師からは、今現在彼女は非常に危険な状態にあり、生存の可能性は低いが、いつ目覚めてもおかしくはないということなので、希望と絶望が合い半ばしています。その可能性の低さが、他にも似たような事例があるということなので、１０人に１人は助かるというレベルなのか、それとも、もう少し高いのか、判断できません。

仮に麻酔事故が原因だとすると、一般的に生存の可能性はどれくらいあるのでしょうか。やはり昏睡が長引くほど、その可能性は減ってゆくのでしょうか？　一般的な傾向が彼女に当てはまるのか分かりませんが、参考までに教えていただけたら幸いです。

植物状態からの回復を目指す専門的な病院が、フィリピンにあるのか、今のところ不明ですが、昏睡が長引きそうであれば探してみようと思います。

回答No.5

jing0708

コメントありがとうございます。返信の仕方がわからなかったので、こちらで。

仮に麻酔事故であるなら意識が回復するのはそれこそ奇跡的な確率になってしまいます。具体的には１％未満と思って頂いてよろしいかと思います。
恋人とのことですのでご心痛は察するに余りありますが、専門的な治療はフィリピンでは首都くらいしか無理ではないかと思います。必要に応じて日本の大使館に専門病院を問い合わせてみても良いかもしれません。
日本でも相当少ない領域の治療になるので、その点だけご覚悟ください。

無事平癒されることを心から祈っております。

お礼

返信ありがとうございます。

今日彼女の友人から、彼女の指が動いたという知らせを受けました。医師によると、これはよい兆候で、もうすぐ目を覚ますかもしれないということです。昏睡の原因については、はっきりしたことは分からないそうです。しかし１％に満たない可能性でも、辛抱強く待ちたいと思います。

日本の大使館を使うという発想は、思いつきませんでした。最悪の場合に備えて参考にさせていただきます。

私の拙い質問にお答えいただき、ありがとうございました。心から感謝しています。

回答No.4

rokutaro36

麻酔事故は、医療ミスの場合もあれば、
避けられない事故の場合もあります。
たとえば、心電図、パルスオキシメーターなどのモニターを
見落としたという場合は、明らかにミスです。
でも、麻酔は、患者がどれだけ深く麻酔にかかっているか
ということを表示する装置はないので、麻酔医の経験と勘が頼り
なのです。
なので、日本でも、一定の割合（数万件に１件ぐらい）で、
死亡事故が起きています。
パルスオキシメーターなどの患者のモニター装置が貧弱だった
時代には、もっと多かった。

お礼

返信ありがとうございます。

フィリピンの医療設備はおそらく日本ほど充実したものではないと思うので、事故の割合はもっと多いと思います。しかし医師にも昏睡の原因をはっきりと断定できないそうです。

これから彼女が目を覚ますまで、辛抱強く待ちたいと思います。ありがとうございました。

回答No.3

kurione

他の国の医療事情は分かりませんので推測です。
まず2月5日　意識が戻らない。
　　2月6日　心停止
　　2月7日　昏睡
ということは意識が戻らない1）術中に異常低血圧が続いた
　　　　　　　　　　　　　2）他の術中の問題（麻酔も含め）
　　　　　　　　　　　　　3）低酸素症
おそらくこの時点で痛み刺激には反応するが開眼しない状態。
いきなり心停止。延髄出血などを疑いCTでは確認出来なかった。
日本の常識から考えれば緊急手術は命の危険性が高いので意識がないまま挿管チューブを抜かないで集中治療室に入ります。定期手術の場合は少なくとも麻酔がさめた状態で自発呼吸が認められた場合手術室から出て、病室（おそらく無菌室）に戻ります。といってももうろう状態ですが。フィリピンでどうしているか分かりません。日本では予期せぬ麻酔が醒めないときにはできるだけ手術室で原因を突き止めます。
正直色々な状況が考えられますが日本の常識をフィリピンのお医者さんにいっても全く通じません。日本での腎移植後の意識障害、2日目の心停止自体、医療ミスでなくとも失敗ということですが、フィリピンでは良くあることなのですから原因は分からないと思います。
ただ今後のことで一応必要な事は、痛みに対して反応があるのか？自発呼吸はあるのか？
移植した腎臓は順調なのか？後腹膜で出血はないのか？

お礼

参考になる回答ありがとうございます。

彼女の母親も乳がんの手術後、２週間くらい意識を失っていたという話しを以前彼女から聞いたので、実際フィリピンではこうしたことが少なくないのかもしれません。

移植された腎臓については、彼女の友人の言葉をそのまま引用すると”His kidney matches her but her body is rejecting it"とのことなので、腎臓は適合しているのに彼女の体が拒んでいるということですが、これが拒絶反応を意味しているのか、それとも彼女の体が弱っているせいで、一時的に受け付けていないということなのか、よく分かりませんでした。もう一度きちんと確認したいと思います。
他の注意点についても、その友人に尋ねてみます。

回答No.1

rokutaro36

手術当日から意識が回復しないということは、
手術後、意識が回復していないということでしょうか？

それならば、最も可能性が高いのは、麻酔のかかりすぎです。
いわゆる「麻酔事故」。

お礼

回答ありがとうございます。
手術後、意識が回復していないということです。

麻酔事故ということは、医療ミスということでしょうか？
それとも、手術中に極度の麻酔を施さざるを得ない状況というものが、起こり得るということでしょうか？

脳には異常がないにもかかわらず、一週間近く昏睡が続き、数ヶ月にも及ぶかもしれないとのことです。フィリピンでのことなので、日本では考えられないようなことが起こるのかもしれません。