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助詞の用法を教えてください。

「しかし、ほっとしたのもつかの間、信太郎は布団が濡れているのに気が付き、狼狽しました。」の「ほっとしたのもつかの間」、「つかの間」は短時間の意味であれば、「ほっとした」後の「のも」の使い方はなんですか。 教えてください。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

この場合の「のも」は、「ほっとした」という文節を受けた準体助詞「の」によって体言化した「ほっとしたの」を、格助詞「も」が受けた主格と「つかの間(だ)」という述語との、主述の関係を成していると見られます。 参考文例) 「事件が一段落すんで、やれやれと骨身を削られて細った肩をなでたのも束の間だ。」(織田作之助「青春の逆説」) そして、この場合の格助詞「も」は、特に次の用法にあたるでしょう。 「も(副助詞)(五)その中でさらに幾つかの・部分(程度・段階)に分かれていることをあ表わす。「東京も[=と言っても]西のはずれ・二十世紀も[=であるが]初めのころ…」」(「新明解国語辞典」三省堂) ですから、「ほっとした」の(=コト)+も(=ではあるが)+「(それは)つかの間(であって)、」といった文脈で読み解けるでしょう。 この口語的簡略表現を文章タッチでなぞってみれば、 ・ホッとしたものの、それもつかの間のことであって、 ・ホッとしたのだが、それもつかの間でしかなく、 などとなりそうです。

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.2

前にも説明があったように「の」は連体形に付いて、活用語を名詞化する助詞です。「ほっとしたの」は「ほっとしたこと」に近い意味です。ここでは「ほっとした期間」ガ「束の間」ダッタ、と言っているのです。「が」ではなくて「も」にしているのは、前の文からのつながりです。信太郎はおそらく、直前まで危険・険悪な状態に身を晒していたのでしょう。しかしその状態から、一瞬にして、つまり「束の間に」安全地帯にたどり着いたのでしょう。やれ一安心と思った瞬間、今度は別の険悪・剣呑な現実に気付いたのです。 危険な状態から束の間に安全地帯に移ったけれど、その一安心した時間「も」やはり「束の間」のことであって、次の剣呑に一瞬にして移ったのです。

  • bran111
  • ベストアンサー率49% (512/1037)
回答No.1

「のも」は「のは」の「は」が「も」に代わったものです。何故代わり、変わったことでどういう意味の違いが出るのか重要なポイントです。 「も」は「あれもこれも」の「も」。複数、繰り返し等を意味します。この場合、何が複数か、繰り返しかを探索しなければなりません。ポイントは「ほっとした」です。つまりこの文章の前にある緊張・心配・不安等があって、それが杞憂に過ぎないことがわかり張りつめた気持ちが緩んだということを「ほっとした」といっています。  従って既に緊張-緩和の変化があり、さらに最後の「狼狽」につながる事態が生じ再び緊張・心配・不安の状態に引き込まれます。つまりここで書かれていることは緊張-緩和-緊張というサイクルであって、「のも」は緊張-緩和の後にもう一度緊張が来るよということを予報しています。

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