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二倍体の酵母の胞子形成の割合
bacibaciの回答
まず ・E6とE7のいずれか(もしくは両方)が欠損した状態(仮にe6,e7とする)だと(アデニン10μg/mlの培地では)コロニーが赤くなる ・E6とE7の酵素(の遺伝子)が揃った状態で初めてコロニーは(アデニン10μg/mlの培地で)コロニーが白くなる ・酵母は一倍体でも二倍体でも繁殖できる→染色体が半分の人間の精子と卵のような状態でも問題ない よって次の事が解ります。 一倍体の場合は E6,E7→白 E6,e7→赤 e6,E7→赤 e6,e7→赤 二倍体の場合は E6-E6,E7-E7→白 E6-e6,E7-e7→白 E6-E6,e7-e7(e6-e6,E7-E7)→赤 e6-e6,e7-e7→赤 このルールにしたがってコロニーの白と赤は決まります。 E6欠損株(e6,E7)とE7欠損株(E6,e7)を交配させると、二倍体の子ども(E6-e6,E7-e7)はそれぞれのE6とE7を補い合うので白コロニーになります。 しかしその子どもが減数分裂をすると胞子は再び一倍体に戻ってしまうので、E6とE7が揃っていない胞子が一部出来てしまいます。 ここで二倍体の子ども(E6-e6,E7-e7)が減数分裂して作る胞子は E6,E7→白 E6,e7→赤 e6,E7→赤 e6,e7→赤 となります。よって交配した二倍体の酵母の胞子は白:赤=1:3の割合となるわけです。 言葉だと解りにくいかもしれないので図にしてみました。ご参照ください。 水色の遺伝子(E6とE7)が両方揃った時だけ白コロニー、それ以外は全部赤コロニーになるというように見てください。
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