ドイツ語名詞の格でAKKUSATIVとは何か?

このQ&Aのポイント
  • ドイツ語の名詞の格であるAKKUSATIVとは、対格を意味します。
  • AKKUSATIVはドイツ語の初学者にとって重要な格であり、直接的な動作を表す役割を持ちます。
  • また、AKKUSATIVとは異なり、属格(2格)や与格(3格)は間接的な関係を表します。
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ドイツ語名詞の格でAKKUSATIVとありますが

ドイツ語の初学者で自習者です。 1.ドイツ語名詞の格で4格をAKKUSATIVというとありますがこの意味を教えてください。 もちろん日本語では対格と訳されており主格についで重要性の高いものということは理解しています。 質問は何故AKKUSATIVという言葉が使われているのか?ということです。例えばAKKという接頭語に何か意味があるのかどうか? 何でも結構ですので教えてください。NOMINATIV,GENITIV、DATIVについても語源的な意味を教えていただけたらうれしいです。 2.またある文法書には対格AKUUSATIVは動作を直接正面から受け止めるという格であり属格(2格)与格(3格)は間接的に受け止めると言う格であると書いてありました。 対格の言い方は理解できますが属格、与格にたいして「間接的に」と表現してあるその表現の意味が分りません。何が間接的なのでしょうか? 合わせてご教示いただけるとうれしいです。よろしくおねがいします。

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  • SPS700
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回答No.2

1. 質問は何故AKKUSATIVという言葉が使われているのか?ということです。例えばAKKという接頭語に何か意味があるのかどうか?     ラテン語の accusare 「責める、なじる」の過去分詞 accusatus から出た casus accusativus 「責任追及格」、みたいなものが語源ですが、これは「原因」を意味する aitisia をラテン語に誤訳した結果という説もあります。     あとはフランス経由で、動作の終着点を表す、アングロフランス語の accusatif、古フランス語の acusatif あるいはラテン直輸入で入ったものでしょう。 nominativ    は、ラテン語の nominare 「名指す」の過去分詞 nominatus から出た nominativus 「名前に関する」から来ています。. genitiv     は、ギリシャ語の  genike (ptosis) 「一般(格)」を誤解したラテン語の文法家が gignere 「生殖する」の過去分詞 genitus と間違えて「生まれたもと、源泉、所有などを表す(格)」として (casus) genitivus としたものです。 dativ     は、印欧語の語根 *do- 「与える」からギリシャ語の dotike (ptosis) 「与える(格)」、を経て、ラテン語の dativus 「与える」から来たものです。 2。  対格の言い方は理解できますが属格、与格にたいして「間接的に」と表現してあるその表現の意味が分りません。何が間接的なのでしょうか?     太郎は花子に本をやった。太郎が主格、花子は本を与えられたので間接的目的語(=与格)、本は直接目的語(=対格)     みたいなことじゃないですか。     これは余計な事ですが、「檀家」や「旦那」の初めの方は、下記にもあるようにサンスクリット語の、danapati「与える人」で与格の元になっている印欧語と同じ語源から出ています。     http://kotobank.jp/word/%E6%AA%80%E5%AE%B6

uriko-hime
質問者

お礼

SPS700様 詳しくかつ速いご回答を深謝します。 1.責任追及格というご説明はすんなりと心に入りました。 幾つかのお説をご紹介いただてますがいずれも(1)責任を(2)ある方向に投げつける・・というイメージでくくれると思います。 genitivのご説明には驚きました。ということは昔ドイツ語には8つの格があったけどそれは今の4つの格におさまっている。ときいてます。この時に他の格の役割を引き受けたのは主に属格と与格であった。ということらしいです。属格がもともとは一般格として性格づけられていたとしたらこの説明に納得感が加わります。 旦那のdaが与格のDATIVと同じというのには驚嘆しました。 2.間接的という意味も理解いたしました。 ということで私の疑問は氷解しすっきりしました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

1格、2格なんておぼえるよりも 原語で覚えようとするのは偉いね。 NOMINATIV は 名前の格。 GENITIV は 生産の格 DATIV は 与える格 AKKUSATIV は なんだろ、影響を及ぼす格かな。 ドイツ語の受身は(英語、イタリア語も同じ)AKKUSATIV を主語にするものです。 日本語の受身文は「~を」ひっぱっていくものもある。 私は財布をとられた。

uriko-hime
質問者

お礼

Erdbeerkegels様 わかりやすいご回答をありがとうございました。 >ドイツ語の受身は(英語、イタリア語も同じ)AKKUSATIV を主語にするものです。 なるほどそういうことですね。主格と対格は同等なのですね。私はこのご説明を見てアリストテレスの論理学を思い出しました。アリストテレスは命題S→Vの否定・逆命題 つまりnotV→notSを対偶命題と定義しS→Vが真なら対偶命題も必ず真としました。(当然の帰結ですが) これと受け身の構造って似ていますよね。(受け身の場合には主格が入れ替わるだけで主格、対格の否定が来るわけではないので全く違うと言えば違うのですが・・・) ところで今はやりのアクサダイレクトという会社がありますがこの意味は「ダイレクトにアクサ(影響を及ぼします。)とでも解釈できるのですか?だとするとちょっぴし怖い感じもしますね。 どうもありがとうございました。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

1.だけですみません。ドイツ語、英語、その語源を英語化したもの、の順に4つの格について記します。 1格:主格 Nominativ = nominative = "case for naming" 2格:属格 Genitiv = genitive = "possessive case" 3格:与格 Dativ = dative case = "case for giving" 4格:対格 Akkusativ = accusative (case) = either "(inflection) for something caused" or "for an accusation".

uriko-hime
質問者

お礼

trytobe様 早速のご回答をありがとうございました。やはりAkkusativ はaccuseと関連した言葉だったんですね。 対格が主格についで重要視されている理由が理解できました。

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