社会風刺な小説について

質問

社会風刺がテーマの、色々な本を読みたいのですが、いくつか質問があります。

１、社会風刺は時代ごとに異なっていると思うので、過去の時代風刺を見ても、現代じゃ役に立たないということはありますか？

２、日本には関係ない外国の社会風刺が書かれているのを見ても、参考になりますか？

３、おすすめの社会風刺の本はありますか？　小説でも、参考書？でも構いません。教えてください。

回答No.2

Siegrune

>１、社会風刺は時代ごとに異なっていると思うので、過去の時代風刺を見ても、現代じゃ役に立たないということはありますか？

役に立たないこともあります。
例えば、ネクラーソフ「ロシヤは誰に住みよいか」、
政治制度が異なるため、皇帝、秘密警察、農奴、貴族・・・と社会の階層も制度も違うので
現代のロシア人が読んでも直接的には役に立たないのでは？
ネクラーソフと同時代の同じ階層の人がそのころ何をどんな風に考えて・・・の理解をする役には立つ、
って、時代風刺じゃなく歴史探求の役に立つという別の意味ですが。

>２、日本には関係ない外国の社会風刺が書かれているのを見ても、参考になりますか？

参考になるものもある。
社会風刺しているといわれているのかどうかは知らないけれど、カレル・チャペックの
「ロボット（Ｒ・Ｕ・Ｒ）」や「山椒魚戦争」等は、現代の先進国のどこに対してと考えても通用する
皮肉や警鐘にも、とれる。

>３、おすすめの社会風刺の本はありますか？
「狐物語」（あるいはルナール狐と主人公の名前が入った書名かも）か、
ゲーテの「ラインケ狐」（狐物語の翻案）
あたりは子供でもとっつきやすい。

芥川龍之介の「河童」なんかもいいのでは？

ＳＦ仕立てのディストピア小説になってしまいますが、
ザミャーチン「われら」
ＳＦですが、
Ｒ・シルヴァーバーグ「生と死の支配者」
なんかも、現代に通用する話かと思います。
（「われら」は日本には通用しない。・・・通用してほしくない。。。）

## どんな社会風刺かのレベルがわからなかったので、
## なんか極端なのをパラパラとだしてしまいましたが、
## 「まずは日本人の現代の」とか「日本には関係ない外国ので現代日本に通用するの」とか
## 「昔の日本ので現代日本に通用するの」とかのうちどれをターゲットにするか示してもらったほうが
## はずれが少なそうです。

お礼

御回答有り難うございます。

回答No.1

SPROCKETER

１．過去の社会風刺小説でも、現代に通用する話はあります。

２．外国の社会風刺小説の場合は、政治体制や社会環境が違うので理解しにくい部分はありますが、大筋では理解出来る話もあります。

３．学生時代に読んでいた故スタニスワフ・レムの「泰平ヨンの恒星日記」シリーズは面白かったですね。ＳＦ小説ですけど、権力批判が辛辣ですし、勉強の息抜きに読んで笑っていました。

　日本国内の作家にも社会風刺小説を書いている人はいますが、あまり露骨な話を書くと嫌がらせを受けるのでしょう。ずっと書いている人は少ないようです。

お礼

御回答有り難うございます。