コバルトとエチレンジアミンの反応:キレート錯体の形成

このQ&Aのポイント
  • コバルトとエチレンジアミンの反応により、キレート錯体が形成される
  • 実験では、エチレンジアミンと塩酸が反応し、コバルトと配位結合を形成する
  • 濃塩酸の存在が反応の鍵となり、キレート錯体が安定化する
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錯体形成反応

次の実験をやりました。 [100mLの三角フラスコにエチレンジアミン(19mmol)を入れ,水3mLで薄め、氷冷しながら10M塩酸(6mmol)を加えた。これに硫酸コバルト((2))(6mmol)を水3mLに溶かした溶液と活性炭を加え、室温で一時間空気を通じた。得られた溶液のpHを希塩酸でpH7~7.5に調節した後、10~15分間湯浴で加熱し、ろ過した。] この実験でコバルトに3つのエチレンジアミンが配位した錯体が形成するらしいのですが、途中でどういう反応が起こりキレート錯体が形成するのか分かりません。おそらく10Mの濃塩酸が重要な働きをしていそうなのですが、どなたか分かる方、ヒントだけでもいいので教えてください。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

>結局、enがCoに配位したキレート錯体は生成しないということでしょうか? できるとは思いますが、確率(=収率)が低く なるでしょう。さらにenがひとつ、ふたつしか 配位していない錯体も同時に生成するでしょうから これらの分離作業も大変です。

bonjovi
質問者

お礼

そうだったんですか。何度も回答ありがとうございました。大変参考になりました。

その他の回答 (2)

回答No.2

水酸化物イオン(OH^-)です。 さらに塩基性水溶液中ではCoが酸化されやすいので (ネルンスト式とにらめっこしてみて下さい) [Co(III)(OH)n(OH2)m]三価の水酸化物が沈殿してしまうのですよ。 あ~ぁ 答えいっちゃった。

bonjovi
質問者

補足

回答ありがとうございます。 結局、enがCoに配位したキレート錯体は生成しないということでしょうか?

回答No.1

一応錯体の専門家です。 ヒントだけ。 Co(III)は置換不活性。 Co(II)は置換活性。 中性~塩基性(enは塩基です)水溶液中で もっとも多く存在する配位可能な分子、イオンは? がんばって考えて下さい。

bonjovi
質問者

補足

enがCo((2))に配位している水と置換してCo((2))とまず錯体を形成する。次に活性炭(?)によってCoがニ価から三価に酸化されて安定(置換不活性)になると考えてよろしいのでしょうか? >中性~塩基性(enは塩基です)水溶液中で もっとも多く存在する配位可能な分子、イオンは? プロトン化したenでしょうか? 濃塩酸をなぜ用いるのかよく分かりません。

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