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高線量地帯の方は、怖くないのですか?

teba244の回答

  • teba244
  • ベストアンサー率73% (60/82)
回答No.5

私は関東在住ですが、震災後、福島県の福島市や南相馬市でボランティアをしている者です。先日も、南相馬市の旧警戒区域内へ行って来ました。 放射線を無闇に怖れるなら、とてもじゃないですが自ら福島へ行くことはしないでしょう。しかし、正しい知識を持って判断すれば、怖れることはありません。私も、自分の身を大きな危険に晒してまでボランティアはやりませんし。 放射線の人体への影響ですが、少なくとも年間5ミリシーベルト程度の被曝量では、影響は無いとは断言できませんが、短期的な影響が出る心配はありません。少なくとも大人は問題ありません。影響が出るにしても、20~30年後にガンの発生率が0.5%程度上昇する「かもしれない」というレベルであり、その増加率は、放射線以外のリスクによるガンの発生率上昇と区別ができないレベルです。 世界には、自然放射線で年間8~10ミリシーベルトという地域もありますが、その土地の住人も、他の地域に比べてガンの発生率が高いということは無いのです。これは統計的調査で明らかになっています。しかし、放射線への感受性はかなり個人差もありますから、絶対というわけではありませんが、それでもリスクが何倍にもなる、というわけでもありません。 理屈はそうでも、現地の方々も全く怖くないということも無いと思います。現在でも、旧警戒区域の一部など、空間線量が5マイクロシーベルト毎時を超えるホットスポットもかなりありますし、そういう場所に何年も住めば、ガンのリスクは明らかに上昇します。でも、特に避難の必要が無い地域、例えば空間線量が1マイクロシーベルト毎時以下の場所などは、事実上有意なリスクは無いと考えても良いのです。そしてそういう場所に、何万人もの方々が実際に暮らしています。 少なくとも、原発事故から1年とちょっとで健康を害するような線量の場所は、人が立ち入れる場所にはありません。ですから、放射線による急性症状や、ましてや死者が出たなどといううわさは、すべてデマです。死者が出たのは事実としても、それは放射線の影響以外の要因です。居住可能区域程度の放射線量によって、持病が悪化したりするようなこともありません。放射線で体調を崩すなどというのは、原発内の原子炉建屋内に長時間いたというような状況でなければ、あり得ないのです。震災後に体調が優れないのは、多くのストレスによるものが大半でしょう。少なくとも、体調の悪化と放射線の相関関係を明らかにできる人はいません。「そうに違いない」というレベルの話でしょう。 チェルノブイリでさえ、放射線の影響で短期的に体調が悪化したのは、ほとんど防護もせずに初期の消火活動に当たり、凄まじい線量を被曝した軍人や消防士だけなのです。住民にそのような症状は出ていません。 多分、5年後もほとんど影響は無いでしょう。10年、20年というタームで、初めてなんらかの影響が出る「かもしれない」のです。それも、あくまでガンの発生率の上昇ということであり、放射線のせいでその他のいろいろな病気にかかったり、持病が悪化するというようなことは無いのです。ただ、原発事故直後に、短時間とは言えかなりの線量を被曝してしまった方々もあり、そのグループには、5年とかでも何らかの有意な影響が出る可能性はあります。それとて、コンマ数パーセント程度の発症率上昇というレベルでしょう。 一度、福島に行かれてみてはいかがですか?そこで貴方自身が怖いと感じるかどうか。数日程度の滞在で、将来的にも影響が出るような場所は絶対にありません。仮に空間線量が5マイクロシーベルト毎時あっても(立ち入れる場所にそんなところはまずありません)、短期間なら問題ありません。是非一度現地に行かれてみることをお勧めします。 原発からかなり離れた福島市でも、昨年中は空間線量が最高で1.5マイクロシーベルト毎時程度あり、飯舘村などは3.5マイクロシーベルト毎時程度になることもありました。7月15日に私自身が計測したところ、福島市内の森の中でも0.46マイクロシーベルト毎時、原発から25km程度の南相馬市街で0.23マイクロシーベルト毎時、飯舘村中心部で1.73マイクロシーベルト毎時でした。これはかなりの誤差を含む数値で、もちろん場所によってかなり変動しますが、人が立ち入れる地域の線量は、かなり落ち着いて来ているのは間違いありません。 あまりお答えになっていないかもしれませんが、「もしかしたら」というレベルのリスクよりも、現地には自分の土地を愛し、その復興のために活動している方々がたくさんいます。その一方で、福島を離れて他の地域に移住される方も少なくありません。放射線ばかりが理由では無いでしょうが、それは個人の選択の自由です。 怖いと思えば怖い状況です。正直なところ、一回には短期間しか行かない私でも、怖くはないですが、少し線量が高い場所では、なんとなく「落ち着かない」という感じはぬぐえません。でも、それよりも大切なことがあるから、自らの意思であの場所に住み続けたり、外から入る人々がいるのです。 ですから、そんな方々に「大丈夫?」と問う必要は無いと思います。みな、ほとんど承知の上なのですから。

wakaba2009
質問者

お礼

そうなのですね… チェルノブイリのときには、住民には被害が出ていないのですか?? ということは、高線量のところにいた人の子供とかがそういった影響を受けているのでしょうか… だとすると、レベル7は意外と危険ではなかったということなのか… それはそれとして、 >それよりも大切なことがあるから、自らの意思であの場所に住み続けたり、外から入る人々がいるのです この点はよくわかりました。 私はまだ勉強不足なのかなあと思わされました。 私はちょっとまだ怖いのです。 ありがとうございました。

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