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ギリシャ、ユーロの離脱について

ギリシャの政治は緊縮財政策からの転換をはかる政党への指示が集まっているようです。ここ最近、ニュースではギリシャのユーロ離脱の可能性を報じていますが、ユーロ離脱はギリシャの自主的な動きについて、あるいはEU支援国家からのギリシャ追放のどちらでしょうか。 また、ユーロ離脱が仮にあった場合、日本にはどのような影響が及ぶのでしょうか 宜しくお願い致します。

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  • 経済
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  • isoken
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回答No.3

>ユーロ離脱はギリシャの自主的な動きについて、あるいはEU支援国家からのギリシャ追放のどちらでしょうか。 私の見解は既出の回答者様のそれと若干異なりますが、結論から申し上げると、ここにきてのEU離脱の方向性は概ねギリシャの自主的な判断に依るもの、決して独仏を中心とする他EU加盟国の圧力からではないと考えます。 そもそも独仏とギリシャは、日本のバブル期に於ける貸し手(銀行)と借り手(一般企業)の関係に酷似しており、返済能力を全く無視して無理貸しした側面は否めません。 独仏共にギリシャに対するモラル・ハザードなんぞは考えもしないでしょうが、ギリシャ危機が加盟他国及び自国の金融機関に飛び火する事を恐れ、オランド新大統領に代替わりしようとも、メルケル女史と組んで極端な緊縮財政を前提とした救済スキームを押し付け、EU域内での植物人間として生命維持装置を装着したまま、生存し続ける道に誘導する意図である事は、恐らく間違いないでしょう。 一方これまでのギリシャ国内の全体像としては、EUに留まる事を前提にしながらも、超緊縮財政=NOという矛盾極まりない世論が支配的でしたが、ここにきてデフォルトが齎す近未来が、必ずしも棘の道のみを示してはいない事、即ちギリシャがEUを離脱する事で緊縮財政から逃れ、消費体力を温存したまま逆に身軽になるとの見方に、一部国民の認識が変化してきた様に感じます。 恐らくはアルゼンチン辺りのデフォルトが研究し尽くされ、一部メディアが報じているのでしょうが、デフォルトを宣言したとしても、倒産した私企業とは違い国家としての主体は残る訳で、アルゼンチンに至っては、2002年のデフォルト宣言後それなりの経済成長を遂げており、且つ外国からの投資もそこそこ堅調、「債務不履行とはいったい何ぞや?」と考えさせられる好例でもありました。 続いて各論に入りますが、政府間の債務は免責、或いは気が遠くなる様な年月を掛けた繰り延べ返済とする事が、充分可能です。 一方の対民間債務は、飽く迄も返済の義務を負うのですが、但し無い袖は振れませんから、債務者(ギリシャ)に有利な条件での返済(例えば利息の凍結・一部債務のカット・可能な繰り延べ返済)になるのでしょうし、デフォルト宣言後の国家経済は恐らく重度のインフレになる為、返済圧力は自然と緩和される事になろうかと。 >ユーロ離脱が仮にあった場合、日本にはどのような影響が及ぶのでしょうか ギリシャのデフォルトに関しては、殆んどの投機筋に於いて既に織り込み済み、依って我が国に於いてもさほどの影響は無いものと推測されますが、全てはその後波及するであろうスペイン・イタリア辺りへ影響次第、欧州発の世界同時不況の可能性は依然として残る様です。

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質問者

お礼

ありがとうございます。それにしてもギリシャ人はたくましいですね、これが日本であれば大緊縮策にじっと国民が耐えに耐えるのでしょうが。 対岸の火事のようですが日本人としてある種の学びがありそうです。 デフォルトの下りは面白く読まさせて頂きました。

その他の回答 (3)

  • human21
  • ベストアンサー率37% (938/2476)
回答No.4

human21です。 ニュースが破綻を離脱と報じる理由ですが、破綻から 離脱という流れは、予測が入っています。 100%確定している事ではないので、離脱だけを 報じているのでしょう。 ただ、実際にユーロ離脱だけした場合、ギリシャ通貨は ドラクマになり、借金は5倍に膨むと言われています。 とても返済できないので、やはり破綻すると思われます。 今回のギリシャ救済において、まず借金の30%ぐらいを 帳消しにしています。 さらに支援している訳ですから、破綻すれば支援した国への 打撃は、質問者さんが言われるように大きいでしょう。 支援をしている理由ですが、緊縮財政策を続ければ、 2020年にはギリシャが自立できると予想しているからです。 投資に参加している人たちとは逆の予想になっています。 ちなみにユーロ発足時、いずれ崩壊すると予想した投資家が 多くいました。

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質問者

お礼

ギリシャは国会を解散しました。緊縮NOを掲げる政党が政権与党になると思われます。独仏にとってやりにくいでしょうね

  • human21
  • ベストアンサー率37% (938/2476)
回答No.2

ユーロ離脱は結果であって、ギリシャもEUも望んでいない 結論だと思います。 ギリシャ国民が財政緊縮策にNOと言えば、EUからの 支援金がストップし、ギリシャは破綻すると思われます。 その結果、ユーロ離脱となるでしょう。 また逆に財政緊縮策を受け入れれば、破綻は免れ しばらくは大丈夫かと思います。 ただ一時しのぎであって、いずれは破綻し、ユーロ離脱へ 向かうと予想されています。 よって、ギリシャ破綻からユーロ離脱という流れは予想 されているので、日本への影響は現在進行中であり、 実際に離脱したときは、ほとんど影響しないのではと 予想しています。 ただ、次はスペインが危ないとなると、日本だけでなく 世界中に大きな影響があるでしょう。 世界中の株式、欧州の債権などが暴落し、金融市場が 大混乱する可能性がありそうです。

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質問者

お礼

ありがとうございます。私にはそもそもユーロ離脱という意味がわかっていませんでした。 おっしゃるように離脱をギリシャ破綻とイコールと考えます。 なぜ、破綻を離脱とニュースが報じるのか。 またギリシャ国内の政治マターにより、仮にギリシャが破綻の道を選ぶ、あるいはいずれ破綻するとすれば支援した国は大打撃を受けると気がしますが。。。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

少なくともギリシャ国民は、ユーロからの離脱を自ら行うつもりはない。 彼らは今まで通りの支援(資金援助と債務減額)を受けるつもり満々だが、でもその見返りとしての緊縮財政はウンザリという状況。 でも支援している側にしてみれば、節約はイヤだけが今まで通り金を使いたい他国民の為に、自国民の資金を無制限には提供できない。 ユーロ信任の混乱を避ける為という理由と支援するかわりに節約をさせるという大義名分によって、これまでの支援策への了解を独仏の国民に貰っていた。 支援の条件だった緊縮策をイヤだというのはギリシャ国民の選択だから自由だが、支援だけは今まで通り継続するのは無理筋。 過去の財政状況でも虚偽報告していたんだし、つい半年前の約束も守れない国なんだから、ユーロ加盟国として不適格って判断されても仕方ないだろう。 離脱というよりも、他のユーロ加盟国への悪影響を及ぼさず、市場の混乱を招かない様な切り離しの方法を模索している筈。

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質問者

お礼

そうなんですか。離脱という言葉は、ギリシャが積極的に離れるというふうに聞こえたもんですから。実際は支援側の切り離しなのですか

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