数学III 極限の問題

このQ&Aのポイント
  • θ→π/2 - 0 のとき、関数 (cosθ)*〔√(1 + cos^2θ) - 1〕*(π/2 - θ)^α / 4 が収束するようなαの値の範囲を求めよ。
  • 極限の不定形とは「∞*∞、0*∞、0/0、∞-∞」のような形を指し、これらの形に適用できる変形方法がある。
  • しかし、この問題では極限の不定形には該当せず、θ→π/2のとき、すべての項が0になるため特別な変形は必要ない。
回答を見る
  • ベストアンサー

数学III 極限の問題

数学III 極限の問題 θ→π/2 - 0 のとき、関数 (cosθ)*〔√(1 + cos^2θ) - 1〕*(π/2 - θ)^α / 4 が収束するようなαの値の範囲を求めよ。 という問題です。 式がややこしくてかなり見づらいですが・・・ 言葉で補うと 分子が (cosθ)*〔√(1 + cos^2θ) - 1〕 で、分母が 4 の式に (π/2 - θ)^α が掛けられている状態です。 解答は、π/2 - θ= t とおいてから変形していくという方法なんですが 最初に式を見たときに「全部0になるから掛けて0じゃだめなのか」と思いました。 極限を習ったときに聞いた極限の不定形とは 「∞*∞、0*∞、0/0、∞-∞」でした。これらの形を解消するために最高次の文字でくくったり割ったりして変形してきました。 でもここではそのような不定形にはあてはまらない(θ→π/2のとき、すべて0になる)と思いました。 何がいけないのか、極限の不定形について説明お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • info22_
  • ベストアンサー率67% (2650/3922)
回答No.3

>極限を習ったときに聞いた極限の不定形とは >「∞*∞、0*∞、0/0、∞-∞」でした。これらの形を解消するために最高次の文字でくくった >り割ったりして変形してきました。 問題は標準のやり方で直ぐできるようには作られているとは限りません。 「θ→π/2 - 0 のとき」は あくまでもθ≠π/2であって、θ=π/2ではありません。 なので「π/2 - θ= t 」とおいても 「t→0+」は t≠0であって t=0とは違います。 従って「(θ→π/2のとき、すべて0になる)」はあてはまりません。 極限としてはゼロになるとしても、極限をとる前の式は0ではありません。 >最初に式を見たときに「全部0になるから掛けて0じゃだめなのか」と思いました。 なので、αで場合分けして、不定形になるような項の積になるように式を変形すればいいだけでしょう。 cos(θ)/(π/2-θ)=cos(π/2-t)/t=sin(t)/t →1 (t→ 0+) {√(1 + cos^2θ) - 1}/(π/2-θ)^2 ={√(1 + cos^2θ) - 1}{√(1 + cos^2θ) + 1}/[{(π/2-θ)^2}{√(1 + cos^2θ) + 1}] ={(1+cos^2θ)-1}/[{(π/2-θ)^2}{√(1+cos^2θ)+1}] =(cos^2θ)/[{(π/2-θ)^2}{√(1+cos^2θ)+1}] →(cos^2θ)/[{(π/2-θ)^2}*2] (θ→π/2-0) =(1/2){cosθ/(π/2-θ)}^2 (θ→π/2-0) =(1/2){cos(π/2-t)/t} =(1/2){sin(t)/t}→1/2 (t→0+) のように不定形に持ち込めば良いです。 つまり、 α>-3では、  分子に(π/2-θ)の項が過剰に残るため、完全な不定形の項の積に持ち込めませんので、極限は0になります。 α=-3では、過不足なく不定形項の積に持ち込めて、分母の4を考慮すれば  極限は 1*(1/2)*(1/4)=1/8 になります。 α<-3では 分母に (π/2-θ)の項が残るため、完全な不定形(の積)に持ち込めませんので、極限は∞になります(発散)。 以上から極限が存在する為のαの範囲は 「α≧-3」 となることがわかるかと思います。

batyera
質問者

お礼

皆様回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.5

あ、いけね。 t→+0 だから、「最低次の項で割って変形」でしたね。

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.4

既に No.1 さんが簡潔に説明しているように、 問題の式が不定型になるのは、α<0 の場合です。 その場合、式は 0*∞ 型の不定型になります。 α>0 の場合は、仰る通り、全部 0 になる極限 の積だから掛けて 0 で ok です。 α=0 の場合は、0 になる極限と定数 1 の積 だから少し違いますが、収束する極限の積に分解 できることも、掛けて 0 になることも同じです。 0*∞ 型の不定型になる場合の計算は、No.2 さんの 計算が標準的です。ちょっとレベルは上がりますが、 最高次の文字でくくったり割ったりして変形する方法 も一応書いてみましょう。 最高次の文字で割って処理するためのは、対象の式が 多項式でないといけません。問題の式には cos や √ が入っていますから、これを多項式(っぽいもの)に 変形する必要があります。それには、テイラー展開を すればよい。一般のテイラー展開は式が面倒なので、 π/2 - θ = t とおいてマクローリン展開で済ます のが簡単です。sin と √(1+x) のマクローリン展開は、 sinθ = θ - (1/6)θ^3 + … √(1+x) = 1 + (1/2)x + … ですから、 問題の式 = (sin t)*[√(1+sin^2 t)-1]*t^α/4 = t*[(1/2)(t - (1/6)t^3 + …) + …]/(4*t^-α) の分子分母を、最高次の文字で割るにはどうするか、 -α の値で場合分けして考えればよいです。

回答No.2

t=π/2-θと置くと 与式=(sinθ)*[√(1+sin^2θ)-1]/θ^(-α)/4 分子の有理化を行うと =(sinθ)*(sin^2θ)/{√(1+sin^2θ)+1}/θ^(-α)/4 β=-αと置くと 与式=(sinθ)*(sin^2θ)/{√(1+sin^2θ)+1}/θ^(β)/4 β=3の時 与式=(sinθ/θ)*(sin^2θ/θ^2)/{√(1+sin^2θ)+1}/4 になるので、極限の計算が可能になる。極限の計算は自分でしてね。たぶん1/8。 β<3の時は 与式=(sinθ/θ)*(sin^2θ/θ^2)/{√(1+sin^2θ)+1}/θ^(β-3)/4   =(sinθ/θ)*(sin^2θ/θ^2)/{√(1+sin^2θ)+1}*θ^(3-β)/4 この時の極限は、計算をするまでもなく0(∵lim θ^(3-β) = 0 3-β>0だから) β>3の時は 与式=(sinθ/θ)*(sin^2θ/θ^2)/{√(1+sin^2θ)+1}/θ^(β-3)/4 の極限は、定数/0の型になるので、極限値は存在しない。 ということで、極限値が存在するβの範囲はβ≦3。 α=-βだから α≧-3 ということになります。 おおまかな流れはこうだけれど、これを参考に自分で解答を作ってね。 計算間違いをしていないと思うけれど、僕は計算間違いとポカ、ケアレスミスが多いから、よく確かめてね。

  • nag0720
  • ベストアンサー率58% (1093/1860)
回答No.1

(π/2 - θ)^α → 0 となるのは、α≧0 の場合。 α<0 のときはどうなる?

関連するQ&A

  • 数学III 極限

    現在数学IIIで極限の勉強をしているのですが limの横に分数があるときその分数のnやxの最高次で割るときと 有利化する時があると思うのですが自分はいつも雰囲気でやっています 有利化するときと最高次で割るときの違いは自分的には limの下の数が∞、-∞で代入すると分母分子が∞/∞のときは最高次 limの下の数が数字(例:n→5)で代入すると分母分子が0のときは有利化 √がでちょっと長い式の場合は有利化 ・・・というような判断基準で行っているのですが概ね合ってますでしょうか? バカっぽくて分かりにくい質問で申し訳ないのですがご回答していただけないでしょうか。

  • 極限値を求める問題です。

    極限値を求める問題です。 画像のような計算の解き方がわかりません。 いうまでもなく極限値を求めろというものです。 分子か分母を有理化して答えを出すのかと試してみましたが どちらにせよ分母か分子が0となって答えが違い 計算が行き詰まってしまいます どのような解き方がありますでしょうか 一番簡単な解答をお願いします ちなみにこの極限値は有限な値(3)となり収束するそうです。

  • 数IIIの極限の問題

    教科書の章末問題レベルですが、どうしても解けないんです!! lim[n→∞]{(√n+2)-(√n-1)/(√n+1)-√n} 模範解答では「収束して極限値は3になる」となっているのですが、自分がやってみたら0になってしまいました... 分母・分子とも有理化して解いたのですが、うまくいきません。 低レベルな質問で恐縮ですが、どうかご教示ください。

  • 数学IIIの極限操作です。

    数学IIIの極限操作です。 この極限が0に収束するらしいのですが、解説よろしくお願いしますm(_ _)m

  • 極限値の求め方が分かりません

    極限値の求め方が分かりません 例 (1)-2/{√(1-2/x)-1} (x→∞) (2)(x^2+x-12)/(x-1) (x→3) (3)(x^2-9)/(x^2-5x+6) (x→3) (4)(x^2-7)/(x^2-5x+6) (x→3) (1)はx→∞のとき,2/x→0なので分母→0 よって(1)→∞ (2)はx→3のとき,分子→0,分母→2 よってx=3を代入して(2)→0 (3)はx→3のとき,分子→0,分母→0 そこで式を変形すると(x+3)(x-3)/(x-2)(x-3)=(x+3)/(x-2) ここでx=3を代入して6 ここで分からないことがあります. ・分母→0のとき 分子→0なら,式を変形し,分子が0に収束しないならそのままx=αを代入できるのですか? ・(4)((3)のように割れない)はどうなるのですか? ・こういう問題ではどういう決まりがあるのですか?(∞-∞や∞/∞に収束するような形はだめ.など)

  • 数学(iii)の極限について

    数学(iii)の極限について 教科書の極限を予習しているのですが、よく分からないところがありました。 例題で次の定数a , b を求めよ。という問題です。 問題がみにくくてすみません。分数の場合 lim は全部に = の前まで全てにかかっていると考えてください。できるだけ、縦でそろえていますが・・ lim  a√x + b x→1 -------- = 2      x - 1 という問題で、考え方として、 x→1のとき(分母)→0であるから、与えられた極限値が存在するためには、x→1のとき(分子)→0でなければならない。 とあり、次に解き方が書いてあります。 lim  a√x + b x→1 -------- = 2      x - 1 において、lim(x - 1) = 0 であるから ・・・・・・・・・・・(1)       x→1 lim(a√x + b) = 0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) x→1 とありますが、ここが全く分かりません。どうして、(1)だから(2)なのでしょうか? ですから、上の示した考え方のところから全く分かりません。 できるだけわかりやすく教えてくださるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  • 極限値 問題

    極限値 問題 lim[x→0](sin^2x・cosx) /(1-cosx) 1+cosxを分子と分母に掛けて、分母が0を解消して lim[x→0]cosx+cos^2x=2 答えは合っていますでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

  • 数学IIIの極限について。

    数学IIIの極限がわかりません。 学校ではやっていないので自主勉ではどうしても理解できません。 次の問題の極限の求め方を教えてください。 問題集に答えのみしか乗っていなく詳しい解答をしって理解したいです。 (1)n-√n (2)(n^2)-√(n^3) (3)√(n^2+1) -n^2 なぜそうなるのか詳しくお願いします。

  • 数III極限(基礎)の質問です。

    いつもお世話になりありがとうございます。お手数をおかけしますが、今回も宜しくお願い致します。 数III極限(基礎)の質問です。 「関数 f(x) = √(ax+1)-3/(x-2) がx→2のとき収束するように、定数aの値を定めよ。また、そのときの極限値を求めよ。」です。 分母と分子に√(ax+1)+3をかけて、分母の有利化をすると、(ax-2)/(x-2)(√(ax+1)+3) となるので、(x-2)を消すために、a=1と解答したのですが、正解は違っていて、困っています。 (言いたいことがうまくお伝えできていなかったらすみません。。。) 解法の理解で困っているので、答えだけでなく、解き方も載せてくださると幸いです。 お手数をおかけしてすみません。 宜しくお願い致します。

  • 数学IIIについて

    数学IIIについて質問させていただきます。 基本的なことなのですが‥極限値を求めよ。という問題がありますよね! そこで一つ疑問がでてきたのですが‥具体的な値を出す場合と∞などで答える場合とがありますよね? この違いは何なのでしょうか?! 例えば、リミットn+4/-2n^2+3=-∞が答えですが、、この答えを導くには分子分母にnを掛けてだしますよね? でも、n^2を掛けてもいいのではないのかと疑問に思います。←間違えてますが、、、 見分け方などがあるのでしょうか? わかりづらい文章ですみません! よろしくお願いします!