• ベストアンサー

PCR装置 技術の特徴

Hayate03の回答

  • Hayate03
  • ベストアンサー率36% (112/304)
回答No.2

PCRでは、 (1) 高温でDNAの2本鎖を1本鎖に変性させる。 (2) 温度を下げて、1本鎖DNAにプライマーと呼ばれる   短鎖のDNAと塩基対を形成させる。 (3) DNA合成酵素で、プライマーを起点にDNAを複製する。 この(1)~(3)を繰り返して、目的のDNAを増幅します。 この技術のすごいところは、装置ではなく、(3)で使うDNA 合成酵素に、耐熱性の細菌由来の酵素を使ったところです。 普通の酵素だと(1)の高温処理で変性して活性を失ってしまい ますが、耐熱性の酵素なら、活性を保ったまま、(1)~(3)の サイクルを重ねる事が出来る訳です。 もちろん装置自体に投入されている技術も軽視して良い訳で はありませんが、PCR技術の肝は、耐熱性のDNA合成酵素を この反応に使うというアイデア自体です。

関連するQ&A

  • PCRの温度と時間

    早速質問させていただきます。 PCRをするとき、プレPCRとポストPCRをすると思いますが、(pre denatureとpost elongationでしたっけ?)その反応温度と時間は何を基準に設定していますか?おそらくDNAの長さや使う酵素によると思うのですが、いまいちどれくらいに設定したらいいのかが分かりません。酵素についてくる説明書の反応時間の例にも書いていません。 また、TAクローニングでない場合ではDNAにAを付加する必要がないのでpost elongationは必要ないのでしょうか?

  • PCR法について

    「PCR法を可能にした技術は何か?」という問題を考えているのですがよくわかりません。 DNAを抽出したり精製したりする技術・・でいいのでしょうか?? どなたかわかる方がおられましたら教えてください。 よろしくお願いします。

  • PCRの条件設定について

    PCRの条件設定について、伸長反応の温度と時間はどのような理由で設定されるのでしょうか? また、PCR終了後に68℃で5分の処理をしたのですが、これもどのような理由でしたのか分かりません。 できれば詳しい回答おねがいします。

  • PCR法について

    増幅させたい遺伝子が変わると、PCR条件が異なり、たとえば熱変性は90~100℃で、アニーリングは60~65℃で、DNA鎖の伸長は70~75℃で行われる。これらの各操作での温度は、いったいどういう理由で定まっているのか、をおしえていただけないでしょうか? よろしくおねがいします

  • PCRについて

    大学の授業に関連したある問題が理解できません。 文だけで説明しにくいのですが… PCR法についての問題です。 2つのプライマーと耐熱性ポリメラーゼを用いて、温度を適当に変化させることによるDNAの複製反応を30回繰り返した後、電気泳動によりDNAの分析をするとどれくらいの長さのDNAが検出できるか という問題です。 図もあって開始コドンのあるエクソン1は300bp、イントロン1は300bp、イントロン2は550bp、そして終始コドンだとかあるんですが、 この問題の考え方を教えてください。 質問がわかりにくくてすみませんがお願いします。

  • PCR組成とDNAのスメア

    PCR後に電気泳動すると、必ずといっていいほどスメアになりました。 トラブルシューティングをすると スメアがでる原因としては一般的に、 1. DNAポリメラーゼの量が多い  2. 最初の数サイクルの変性時間が短い 3. 変性温度が低い 4. dNTPsが少ない 5. extension時間が長い 6. サイクル数が多い 7. template DNA量が多い 8. Mg++過 9. アニーリング温度が低い などが考えられるということで 試すと1,4が効果的でした。 でもどうしてdNTPが少ないとスメアになるのか…DNAポリメラーゼの量が多いとスメアになるのか… が分からないので教えてください!!

  • PCR法;最終的効率

    PCR法に問題において最終的効率が100%,90%,80%のとき、 1回の反応で何倍されるかというものがあります。 ここに二つの問題集『お医者さんになろう 医学部への生物』と『理系標準問題集 駿台受験シリーズ』があります。 この両者の問題集ともPCR法の問題が含まれており、解いてみると食い違いというか矛盾がありました。 あるいは、私の読み違いかもしれません。 各問題集の問は以下のよう、 『お医者さんになろう 医学部への生物』 PCR法の手順は、 (1)まず調べようとしている食品からDNAを抽出。 (2)得られた2本鎖DNA溶液の温度を90℃にし、DNAを1本鎖にする。 (3)1本鎖DNA溶液に準備した両方のDNA断片を加え、   これらのDNA断片が(2)で得られた1本鎖のDNA結合するように温度を50℃にとし、   塩基とRNAポリメラーゼを加え、この温度でDNA合成を行わせる。 ➃ (2)と(3)を繰り返す。 これらの反応におけるDNA合成の最終的効率が""90%""だとすると 1回の反応では""2倍×90%=1.8倍""となる。 他方、 『理系標準問題集 駿台受験シリーズ』 PCR法の概略は下の通りである。 手順1:95℃に加熱する。 手順2:55℃に下げる。 手順3:70℃に上げる。 DNA合成の最終的な効率が""80%""である場合、 通常の2倍ではなく""1.8倍""にしか増えないと言うことである。 この手順1~3が1サイクル完了すれば""1.8倍""になる。 以上が両者の問と解説を要約したものです。 前者は90%→1.8倍 後者は80%→1.8倍 となり、どちらかが間違っていると思われます。 あるいは、私の考え方が誤っているかです。 助言をお願いします。 また、お時間があればこの問に関する考え方をアドバイスしていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  •  大学の実験でPCR法というのをやりました。

     大学の実験でPCR法というのをやりました。 PCR法はホット・スタート法呼ばれる方法で、どのような利点があるのですか?    また、最近のホット・スタート法は高温の反応液中にDNAポリメラーゼを加えることで反応を開始する必要がなくなっている。DNAポリメラーゼを含むすべて材料を室温で混合し、サーマル・サイクラーの設定だけでホット・スタートが可能となっている。その技術がどのようなものなのかを教えて下さい。

  • PCRのスメア

    こんにちは。 早速質問ですが、PCRを行っていますが産物を電気泳動しますとスメアになってしまい困っています。 テンプレートDNA量やアニーリングの時間を変えても同じです。スメアといっても、バンドが見えず高分子から低分子まで全体に広がっています。アニーリングの温度が原因かと思いアニーリングの温度を55℃から57℃に上げましたがだめでした。 酵素はABI社のTaq goldを使用しており、プライマーのTm値は57℃と60℃のものを使用しています。

  • PCRの検出下限について

    例えば、ウィルス性の疾病の場合、遺伝子検査で検出限界以下までウィルスが消えましたなど 聞いたりました。 この際用いられるのが、PCR法だと思うのですが、原理的に考えれば、 ウィルスのDNAが1分子ありさえすれば、検出できる感度まで、増幅できるのではないかと 思ってしまいます。 なぜ、ウィルス数が少ないと検出できないのでしょうか。 私なりに考える原因として、DNA合成酵素が、PCRの温度操作により次第に失活することが 上げられますが、新しいDNA合成酵素を添加し、Cycle数を増やせば検出できるレベルまで 増幅できる気もします。 直接の回答でなくても構いませんので、ご回答の程よろしくお願いいたします。