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東大の古典です。
「栄花物語」で 伊周が父道隆の墓前で無実を訴える場面です。 Q・・・・「おはしましし折、人よりけにめでたき有様をとおぼしおきてさせ給いしかど・・・」 は、誰が誰についてどのように考えたというのか、説明せよ。 (私の答え)道隆が伊周のことを優れた息子であると思っていてくれたこと。 (赤本)道隆が伊周について、人よりとりわけ立派な高位の人物に育てあげようと考えていたということ。 赤本では「育てる」・「高位」など具体性が盛り込まれてます。 私の答え矛盾点や、赤本のような答えになる理由等 お願いします。 赤本
- sagimi
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質問者が選んだベストアンサー
「育てる」に関して、今は手元に東大の問題も栄花物語もありませんので、推測で回答します。あしからず。 「めでたき有様『を』と」と「を」が入っている点が重要だと思います。 「めでたき有様と」と「を」がなければ、「優れた様子(である)と思った」ということで、質問者さまの解釈でよいでしょう。 しかし、「を」があるので、 「めでたき有様を(ここに「有様を」の被修飾語になる文節が省略されている)と思った」 と考えなければいけないと思います。 あとは、文脈からどんな語が「有様を」を受けるのかを考えればよいでしょう。 たとえば「(息子に関して)優れた様子を『実現しよう』と思った」ということなら、「育てあげようと考えていた」という赤本の訳になるのだと思います。
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- WiredLogic
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質問者さんの答えでは、まず、「人より」「けに」が表されていない点が問題ですが、これは減点としても、それほど多くないでしょう。 「めでたし」は、平安時代には「立派な」という意味なので、「優れた」という訳語の選択自体は、そんなに悪くないとも言えますが、 もっとも致命的なのは、その後、 「めでたき有様をと、思し置きて、させ給ひし」なのか 「めでたき有様をと、思し、掟させ給ひし」なのか、 よく解りませんが、いずれにしても、直訳すると、 「立派な有様をと思い置いて、(?を)させなさった」か、 「立派な有様をと思い、指図・配慮させなさった」、 (平安時代の掟には、そういう意味がある) あるいは、どっちも「おぼしおきて」あたりが間違いで、 違った切り方・解釈が必要なのかもしれませんが、 それにしても「させ給ひし」を考えると、 「優れた息子であると思って」には、なりません。 そこのところを、背景を考えながら、意味をとったとき、 「立派な有様」は、出世の話だな、とか、 そのために、何かした訳で、ザックリと言えば 「育てる」ということかな、 マンガやあらすじだけの古典の本、と言うタイプの 参考書もあって、そういうものを読んでいれば、 それから、正解^^という奴を導き出すこともできたり するのでしょうが、普通には、こんな具合に考えて、 それなりの答案を書いていってね、ということでしょう。
お礼
丁寧でわかりやすかったです !
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