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a∈P ⇔ f(a)∈f(P)

松坂さんの『集合位相論入門』からの質問です。 f:A→Bの写像 PはAの任意の部分集合として、a∈Pとなるf(a)の全てを集めた集合をf(P)と定義しています。 (p30) ここで、a∈P ⇔ f(a)∈f(P)は成り立ちますか?

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  • stomachman
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回答No.5

 ANo.1で話は終わり、ANo.2でとどめまで刺してあるんで、あとちょっとのことだと思います。 ご質問は、   任意のA, B, 任意のf( f:A→B), 任意のP(P⊂A)について:   ∀a(a∈P ⇒ f(a)∈f(P) ) …(1)   ∀a(f(a)∈f(P) ⇒ a∈P) …(2) をお考えである。(1)はf(P)の定義から明らかだが、(2)はどうか。という話です。  これは、No.1にある通りに考えればいいんです。  Aに対するPの補集合をPcとします。f:A→Bなので、もちろん、x∈Pcならばf(x)∈Bである。  そこで、あるa∈Pcとb∈Pが存在して   f(a)=f(b) になっているようなfを考えます。  この fが(2)の反例であることは、以下のように確認できます:    まず、b∈Pだから、(1)よりf(b)∈f(P)。  そして、f(a)=f(b)だから、f(b)∈f(P)よりf(a)∈f(P) である。 (★)  しかし、a∈Pcだから、a∈Pではない。  つまり、   ∃a(f(a)∈f(P) ∧ ¬(a∈P)) である。これは、(2)の否定です。 (おそらく、(★)の一行が、お分かりになるためのツボじゃないかと思います。)  No.2にある具体例では、A, Bは実数全体の集合R、f:A→Bはf(x)=x^2 、Pは正の実数の集合(P⊂R)、aは-1 (a∈Pc)、bは1(b∈P)である。すると、f(a)=f(b)になっているから、上記の通り、これは反例になってますね。

statistics_road
質問者

お礼

とてもよくわかりました!ありがとうございます!!

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その他の回答 (4)

回答No.4

No.1です。 No.2の方が具体例を挙げていますが、一応。 f(a)∈f(P) ⇒ a∈P これの仮定はあくまでf(a)∈f(P)であり、実はaについては特に問われていません。 そして結論は「f(a)∈f(P)のaがすべてPに属しないといけない」ということです。この「すべて」がポイントです。 この写像は単射とは限らないのでf(a)に写る要素も一つとは限りません。 そして、定義から少なくとも一つはPに属している要素になります。逆に言うと、それさえ満たせば、あとはPに属さない要素をf(a)に写しても構わないのです。 なので、この命題は成り立つとは限りません。

statistics_road
質問者

お礼

回答ありがとうございます。皆さんの協力のおかげで解決しました。 これからもご教示いただけると嬉しいです。

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  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

f(x) として定数関数をもってくれば自明でしょう.

statistics_road
質問者

お礼

回答ありがとうございます。定数関数をが反例となっているんですね。解決しました!

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noname#152422
noname#152422
回答No.2

たとえば、 Pを正の実数全体 f(x)=x^2(xの2乗) a=-1 のときを考えてみてください。

statistics_road
質問者

お礼

具体的な関数で考えるのですね。解決しました!

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回答No.1

a∈P ⇒ f(a)∈f(P) は定義より明らか。 f(a)∈f(P) ⇒ a∈P ですが、これは成り立つとは限りません。 反例も簡単です。 f(a)=f(b)となるような集合Pに含まれないb∈Aを持ってこればいいだけです。

statistics_road
質問者

お礼

回答ありがとうございます。反例がいまいちわからないです…。 f(a)=bとなるような集合Pに含まれないb∈Aを持ってきたとしたら それはf(a)∈f(P)という仮定に反しませんか?

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