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前置詞つきの句の名詞的用法について

googoo1956の回答

  • googoo1956
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回答No.11

>「欧州の銀行は~するのに(2012年の)7月まで(の猶予期間を)与えられるだろう。」と訳すことができます。  「until June」は「6月まで」でした。「欧州の銀行が~するのは(2012年の)6月まで(の期間を)猶予されることだろう。」という訳が良いですね。  ネットで検索してみると、上記のような英文の他に「SVOO」という文型のまま(=能動態のまま)で「give」が用いられている英文も多いようです。その場合の「until ...」が果たしている役割は「direct object(=直接目的語)」としてのものです。 (1) I'll give you until Wednesday midnight to get everything done and that's final. http://www.eigoden.co.jp/listening/woman/W060619.shtml (2) Most medical schools will give you until May 15th to withdraw from their entering class without losing your refund. http://www.brown.edu/Administration/Dean_of_the_College/hco/applicants/decisions.shtml  例えば、以前ご紹介した「I must clean under the bed.」という英文であれば、「under the bed」の部分を「M(=修飾語:場所を表す副詞句)」だと考える人もいるかもしれません。  ただ「I must clean under the bed.」という英文を「SV(M)」の文型だと考えると「ベッドの下で、掃除する」という状況になり少々奇異な感じを受けますので、やはり「ベッドの下(の部分)を掃除する」という状況を想定して「SVO」と考える方が自然だと思います。  しかし、それでも「under the bed」は「M(修飾語:場所を表す副詞句」だという(間違った)主張をする人がいても不思議ではありません。「clean」という動詞は「目的語」を伴わない「自動詞」として用いられることも多いからです。  しかし、「give you until ...」という形の場合には話が異なります。「until ...」以下を「(時間を表す)副詞句」と理解するわけにはいきません。確かに「give」にも「clean」と同じように「自動詞」としての用法はあります。  しかし、ひとたび「give」の後に「人」を表す語(句)が続いた場合には、「give」は「他動詞」として用いられていることになります。そして、「give」という動詞が「他動詞」で用いられた場合には、「人」だけを目的語にとることはありません。  「give」の後に「IO(=間接目的語)」である「人」があれば、その後に必ず「DO(=直接目的語)」である「物(または時間など)」を表す語(句)が存在しなければなりません。  簡単に言えば、「人に与える」と言う場合には必ず、その「人」に与える「物(または時間)」が存在するということです。  すなわち、「give」という動詞は「SVO(=物)」という文型になることはあっても、決して「SVO(=人)」という文型になることはないということです。「人」を表す場合には、必ず「SVO(=人)O(物)」という文型にしなければなりません。  その場合の「物(または時間)にあたるものが、ご紹介した英文の中では「until ...」という部分です。これを文法的に「DO(=直接目的語)」と呼びます。そして「目的語」の働きをするものを「nominal(=名詞相当語句)」と呼ぶわけです。  英語を学習する場合には、基本的には相手が伝えようとしている「内容」が理解できれば十分だと思います。しかし、人によっては、または場合によっては、文法的に正確な分析や理解を必要とすることもあると思います。  今回のご質問は、かなり難易度の高いものです。高校レベルの参考書には「主語」や「目的語」になるものは「名詞」や「代名詞」、「不定詞」、「動名詞」、「節」などしか書かれていないと思います。しかし、実際の英語は、もっと複雑で自由な用いられ方をされます。今回の「前置詞句」の用いられ方はそのひとつです。  改めて確認しておきます。今回のご質問者の疑問に対しては、「前置詞句が『動詞などの目的語』として用いられるケースは確かにある。」とお答えせざるを得ません。  ご参考になれば・・・。   

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