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病気の死亡率の増減の原因

こんばんわ。 国立ガンセンタ-のグラフ http://www.ncc.go.jp/jp/statistics/2001/figures/f1_j.html の↑の死亡率の推移のグラフについてお聞きします。 ・全結核・肺炎の死亡率が1950年ごろに急激に  低下しているのはなぜでしょうか?  何か抗生物質が開発されたのでしょうか? ・同じ頃、脳血管疾患の死亡率も低下しているのですが、  これはどうしてでしょうか? ・1995年ごろに肺炎と心疾患の死亡率が  増加しているのはなぜでしょうか?  肺炎の場合はダイオキシンによるものでしょうか? ・最後に、悪性新生物はこのグラフの中で、  増加し続けているのですが、その原因は、  ストレスの増加や食品添加物によるものでしょうか? ご回答よろしくお願いします。

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  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.1

まったくの素人ですが、わかる範囲で答えます。 ・結核死亡率  これは予想の通り、抗生物質によるものと考えていいと思います。 ペニシリンの発見は1928年ということですが、 一般に実用化されたのは第二次世界大戦後とのことです。 戦後の物語、たとえば今やっている『てるてる家族』などでは、 新薬であるペニシリンを入手できるかどうかが 生死の分かれ目であるというエピソードが、時々あります。 http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/antibiotics/antibiotics.html ・脳血管疾患の低下についてはわかりません。 ・1995年の死亡率変化についてはダイオキシンは関係ないと思います。 ダイオキシンによる肺炎、などが存在したら大問題になるところです。 これは、WHOの診断基準を、このときから適用したことによる影響が多いようです。 要するに診断基準が変わったのです。 http://www1.mhlw.go.jp/toukei/sibouritu/maegaki.html ・悪性新生物(ガン)の増加についてはよくわかりません。 しかし、日本人の寿命は戦後大幅に伸びています。 ガンは多くが老年になってかかる病気です。 私には「ガンにかかる年齢まで生きられるようになった」 という説明が理解しやすいように思います。 人間は、なにかの原因で死ななければならないわけであり、 「他の原因で死なないようになった」という見方もできます。 ガンによる死亡の増加は、ある意味、めでたいことかもしれません。 ついでですが、このような統計を見ると、つい「○○だから」と結論づけたくなってしまいますが、 性急な結論は望ましくありません。 統計が本当でも、その原因については単純な推論が成り立たない場合も多く存在します。 たとえば「空気のきれいなある地方では結核の死者が飛び抜けて多い。なぜだ?」というクイズがあります。 答は「そこに結核の療養所があったから」というものですが、 統計だけ見ていると「きれいな空気は結核に有害だ」などという結論になってしまうかもしれません。 別な例をあげてみましょう。 日本人の寿命は戦後延びています。 また、車の所有台数も増えています。排気ガスの量も多くなっているでしょう。 グラフを書けばこの二つは相関するはずです。 そのグラフを見ると「排気ガスは健康にいい」という結論になりかねません。 これはどう見ても不自然な結論なので、まちがいということがわかるのですが、 それほど自明でないときは、まちがった結論に飛びついてしまう可能性があります。 グラフを見て思いつく説明はあくまで「仮説」であり、 その仮説を、ときには数学的な処理をして、確認する作業が必要です。 前述の「ガンにかかる年齢まで生きられるようになった」という説明も、あくまで仮説です。 論争に耐えられるほどの根拠を持ったものではありません。 また「ストレスの増加」「食品添加物」というのも仮説のひとつですが、 証明するには「ストレスの定量化」「食品添加物の量の調査」「相関を調べる」 などの作業が必要です。それをしないうちは、想像にとどまります。 統計量の読み方については 『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』(谷岡一郎著) という本が参考になると思います。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166601105/
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その他の回答 (2)

  • shiga_3
  • ベストアンサー率64% (978/1526)
回答No.3

【1950年頃の結核・肺炎の死亡率低下】 結核や肺炎の戦後の死亡率減少の原因については、昭和55年の科学技術白書に書かれている通り、ペニシリンやストレプトマイシンなどの抗生物質をはじめとする化学療法剤の開発によるところが大きいことは間違いありません。 http://wwwwp.mext.go.jp/kag1969/index-70.html しかし、結核の終戦前後の減少については、戦争の終結に伴う生活条件・労働条件の改善が大きいと下記ページでは分析しています。同じく細菌性疾患である肺炎についてもその影響は少なくないと思います。 http://www.min-iren.gr.jp/search/04gakusei/igakusei/zi5_medi/mw-ken/mw-ken-17.html 【1950年頃の脳血管疾患の死亡率低下】 脳血管疾患の戦時中の死亡率の低下については、下記の大学教授の2003年の講演記録(真ん中辺り)に分析中と書かれていますので、まだ詳しくは解明されていないのではないでしょうか。 http://hippo.med.hirosaki-u.ac.jp/~sasakin/nao-h/20030505nou.html 【1995年頃の肺炎・心疾患の死亡率増加】 この頃の心疾患、脳血管疾患、肺炎のグラフの変化は、平成7年に行われた死亡診断書の様式改正及びICD-10適用によるものです。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/icd.html 【悪性新生物の死亡率増加】 悪性新生物(がん)による死亡率の増加に関しては、最も大きな原因は人口の高齢化だと思います。国立がんセンターでもそのような分析がなされています。 http://www.ncc.go.jp/jp/challenge/a/a.html そのことは、下記ページで1975年以降の年齢調整罹患率が(死亡率では増加しているにも関わらず)ほぼ横ばいであることを見ても分かると思います。(年齢調整罹患率の計算方法は「用語の説明」の「年齢調整死亡率」に準じるものと思います) http://www.ncc.go.jp/jp/statistics/2001/figures/f10_j.html ただし、それでも罹患率については増加傾向にあり、こちらは同サイトが日本におけるがんの種類の変化の原因として挙げている生活(食)習慣の西洋化やタバコ、酒などの影響のに加えて、ご質問に挙げられているストレスの増加や食品添加物の影響、その他運動不足による基礎体力の低下など様々な要因が考えられると思います。 http://www.ncc.go.jp/jp/statistics/2001/tables/t12_j.html しかしながら#1の方がおっしゃるように、その因果関係や与える影響の大小についてはまだまだ調査を要するところだと思います。

参考URL:
http://wwwwp.mext.go.jp/kag1969/index-70.html
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noname#211914
noname#211914
回答No.2

結核に関して、以下の参考URLは参考になりますでしょうか? 「研究開発の歩み」 「ストレプトマイシン」の発売は1950年のようです。 ◎http://www.hijirigaoka.or.jp/drugen.htm (新医薬品開発の主な歴史) ●http://www.pref.aomori.jp/kamito-ho/kekkaku.htm (結核菌について) ご参考まで。

参考URL:
http://www.meiji.co.jp/iyaku/rd/rd_history.html
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