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揮発性溶媒の秤量
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一般的なマイクロピペットはその構造上から揮発性溶媒は苦手です。 (ここでいう一般的というのは、液とシリンジの間に空間、空気を挟むタイプのことです。) おそらく、すっても、すぐに液が垂れてきてしまうでしょう。 これは、シリンジ中で液がすぐに気化してしまい、内圧が上がってしまうためです。 液を本格的に吸う前に何回か液をすったり出したりして、シリンジ中を蒸気圧程度にまで飽和してあげれば液漏れはある程度防ぐことはできます。 また、液を吸ってから手早く処理することも大切です。 ただ、気温変動や粘度、表面張力といった因子には対応しきれません。 正確さは担保できないので、操作になれることも含めて、事前に精度などを測っておくべきかと思います。 必要ならば校正も行いましょう。 No1の方がおっしゃるように、空間を挟まない注射器、注射器タイプのマイクロピペットを使用すると、この問題がなくなります。 (内圧の問題がなくなるので、液が自発的に押し出される要因がなくなります。) ちなみに、有機溶媒によってはマイクロピペット本体をいためてしまうこともあります。 (溶媒耐性をうたっているものもありますので、確認してみましょう。) さらに、プラスチックチップを使用している場合、素材を溶かしてしまうこともあります。 これが原因でコンタミしてしまうこともあるので、気をつけください。 以上、参考まで。
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- Pinhole-09
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注射器または注射器型のマイクロピペットを 使っても、うまく行きませんか。
お礼
回答ありがとうございます。 一般的なマイクロピペットを使ったと思います。 注射器型だとうまくいくのでしょうか?また、それは何故なんですか?
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お礼
回答ありがとうございます。 校正を行うことの重要さがわかりました。 下記の質問にまで答えてくださってありがとうございました。 内圧の問題なんですね。 有機溶媒によってマイクロピペットをいためてしまうものもあるのですね。 今後気をつけたいと思います。