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塩分濃度の上昇と海中酸素の減少

kagakusukiの回答

  • kagakusuki
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回答No.2

 水温が高い程、酸素の溶解度は減少します。  世界的に気温が上昇すれば、海水温も上昇する傾向がありますから、海水に溶ける事が出来る酸素の濃度も低下すると思われます。  但し、海面近くの水温が上昇しますと、植物プランクトンを始めとする、光合成をおこなう海生生物の活動や繁殖が活発化しますから、海中での光合成量が増加し、海中での酸素の発生量も増えますから、実際にどうなるのかは私には判りません。  塩分濃度に関しては、世界的に気温が上昇すれば、水面からの蒸発量が増えるため、世界的に降水量が増え、河川等の水による陸地の浸食速度が速まり、陸地に存在している塩分やミネラルが、雨水に溶けて海に流れて行く速度も速くなります。  一方、地殻変動等で海の一部が切り離されて内陸の湖となったり、塩分を含んだ海底の地層が、隆起して陸地となる等によって、海の塩分が陸地に閉じ込められる作用は、気温の影響はあまり受けないと思われます。  そのため、世界的に気温が上昇している期間が、地質学的な時間にも及ぶ期間継続した場合には、陸地に存在する塩分が減り、海に存在する塩分が増えますから、極めて長期的に見れば塩分の濃度は上昇するかも知れません。  尤も、何万年、或いは何千万年もの未来の話ですから、現在の人類には関係の無い話です。  尚、世界的に気温が上昇している期間が、数十年~数千年程度である場合には、気温が上昇すれば、南北両極を始めとする、地球上の氷が融けて量が減り、氷が融けて出来た水によって海水が薄められますから、塩分濃度は低下するのではないかと思います。  因みに、海水が凍る際には、塩分を殆ど含まない氷の結晶が優先的に生じますから、海水が凍って出来た北極の氷も、海水と比べて塩分濃度は低くなっています。  又、地球の気温の上昇が上昇する原因が、もしも、大気中の二酸化炭素濃度の上昇によるものである場合には、大気中の二酸化炭素濃度が上昇すれば、海中に溶け込む二酸化炭素の量も増え、海水中の炭酸イオンの濃度も上昇しますから、海水が酸性化すると考えられています。  貝の殻や甲殻類の殻、そして石灰石の主成分は炭酸カルシウムです。  炭酸カルシウムは酸に弱いため、海水が酸性化すれば、炭酸カルシウムは溶け易くなるため、海水中のカルシウムイオンと炭酸イオンの濃度が上昇します。  炭酸カルシウムは普通の意味では塩分とは呼ばれませんが、塩類の一つではありますから、二酸化炭素濃度が上昇して、海水が酸性化すれば、「塩類」の濃度は上昇する事になります。  もし、「海中の塩分濃度が上昇し」の部分が誤訳で、正しくは「海中の塩類の濃度が上昇し」だとすれば、辻褄は合います。  但し、これは「地球の気温が上昇する事」が原因となっている訳ではなく、あくまでも「二酸化炭素濃度が上昇した事」によっておこる現象です。

milford5296
質問者

お礼

ということは海中の塩分あるいは塩類が海中の酸素を減らすわけではないということですか?

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