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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:都内から一時避難を考えていますが…)

都内から一時避難を考える理由とは?

fiskerの回答

  • fisker
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回答No.5

ずいぶんご苦労されているようですね。お見舞い申し上げます。 特に小さいお子さんがおられるので気になっているのだと思います。無闇に安全を強調したり、逆に不安を煽ったり、色々な情報が混在して、どれを信用してよいか分かりにくいですね。ただ、きちんとした根拠なしに安心したり不安になったりしてもお子さんの安全は守れませんので、ここは冷静に、合理的に判断して頂きたいと思います。 「リスク」を合理的に判断するには、何はともあれ「定量的」に評価する必要があります。つまり、何がどれくらい危険なのか数値を元に、その意味を判断するということです。例えば、0.5μSv/hという数字を何かの基準と比べてみてもそれが実際にどれくらい危険なのかは分かりませんよね。 空気中のダスト等に放射性物質が検出されたのは3月から4月にかけての限られた期間だけで、現在はほぼ全ての放射線は地表に落ちて固定された放射性物質から出ていると考えられます。これは都内だけでなく、福島市内や飯舘村でも同様です。屋内はもちろん、屋根や庇の下や水を通さない滑らかな表面には残留していないでしょうから、1日の内で0.5μSv/hの線量に曝される時間はそれほど長くないと考えられます。とは言え、個人の生活パターンや局地的な線量率は分からないので、ここでは一番危険なパターンとして先の回答者が計算してくれている、24時間ずっと屋外に留まって年間4.4mSvを被ばくするとして検証してみましょう。 低線量の被ばくは、癌になる確率を増やすことが知られています。これまで世界中で放射線施設周辺や放射線作業従事者、放射線医療の受診者などを対象に多くの調査が行われていますが、100mSv/年未満の被ばくでは統計的に有意な発癌率の上昇は見られず、因果関係は証明されていません。ところが、それ以上の被ばくでも100mSV/年に対して0.5%程度という低い割合なので、これを統計的に立証するのは元々困難です。そこで、どんなに少ない被ばく量でも、被ばく量に比例して発癌率が上昇すると仮定して対策を取るというのが国際的な合意となっています。これに従えば、5mSV/年の被ばくによる発癌率の上昇は0.025%となります。 日本人は死ぬまでに約半数が癌になりますが、癌の原因の約1/3はタバコ、1/3はそれ以外の生活習慣、残り1/3は完全な「運」とされています。つまり、タバコを吸わなければ癌になる確率を30%以上低くでき、加えて生活習慣に気を配れば70%近く下げることができますが、どんなに努力しても16%程度(約半数の更に1/3)は癌になる確率が残ってしまいます。 さて、どこに引っ越したとしても被ばく量をゼロにはできませんが、仮に5mSV/年からゼロにできたとして、癌になる確率は16%程度に対して0.025%しか下げることができません。はっきり言えば誤差の範囲であり、統計的には「意味が無い」という評価になります。 なお、食物などからの内部被ばくについては線種や体内に残留する時間によって影響が異なるため、核種ごとに等価線量の換算値が定められています。この等価線量の合計が例えば年間5mSvだとすれば、その影響は同じ線量の外部被ばくと同じです。内部被ばくと外部被ばくを全て合計した値で考えればよいでしょう。 以上が5mSV/年程度の被ばくによるリスクです。これに対して、例えば引っ越しなどで生活環境が変わればそれによる(放射線以外の)リスクは遙かに大きく変わると思われます。大きくなるか小さくなるか、またそれがどの程度かは現在の環境と引っ越し先の環境次第でしょう。いずれにせよ、0.025%程度の発癌リスク(実際にはずっと少ないでしょう)を理由に引っ越しをするというのは私は合理的ではないと感じます。 なお、放射線によるリスクは被ばく総量に比例するので、短期間だけ避ける(あるいは余計に被ばくする)というのは放射線リスクに対してはほとんど効果がありません。ただ、不安によるストレスや運動不足、野菜不足などはそれこそ5mSV/年程度の放射線よりずっと大きなリスク要因となります。どこかに旅行でもして、気持ちを落ち着けることができるのであればかなり効果があると思います。 子供は親の不安を敏感に感じ取るので、まずは親御さんが落ち着いて、普段通りお子さんに接するのが何よりもお子さんの安全に寄与すると思います。

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