• ベストアンサー

電子部品の温度規格の所以

内外のメーカーさんの電子部品の温度規格で 最高85℃になっているものが多いようです。 100℃とか90℃とかきりのいい・わかりやすい温度に なっていないのには、なにか理由があるのでしょうか? 85℃まで耐えて欲しい特定の環境・条件がある? 「昔の規格」に85℃というのがあってそれが所以? (今度はその「昔の規格」の根拠が気になりますが) 低温側についてもご存知の理由があればお教え下さい。

  • 774
  • お礼率45% (9/20)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • apple-man
  • ベストアンサー率31% (923/2913)
回答No.2

>「昔の規格」に85℃というのがあってそれが所以? 日本の規格はMIL規格(ミルきかく)に よっています。 MILとはミリタリー(軍隊)の頭文字、つまり米軍が 民間から部品調達をするために作った基準で、 温度以外にも振動や湿度などいろいろな 規格があります。  一般には MIL-STD-**** ****は数字 で表され、電子部品以外にもいろいろな ものの基準があります。  高温を維持する高温試験や、 温度を変化させる温度サイクル試験が あるのですが、その場合、室温(25℃) を基準に20度づつ上下させるのがMILの 基準です。  温度変化に対する電気特性を調べる 場合、25℃、45℃、65℃、85℃ と温度を上げ特性を調べたり、25℃、5℃ -15℃と温度を下げて特性が規格内に 収まることを確認するような内容に なっています。  電子部品は動作状態で60℃程度になるのは普通 ですから、それを多少超えても問題ないことを示 さなければなりません。 MILの温度上昇のやりかたで、余裕を見て 65の上の85℃としているのだと思います。  コネクタなどもっと高い温度で保証されて いたりしますが、いずれもこの25℃に 20度づつのステップアップ(又はダウン)した 温度であることが分かると思います。

774
質問者

お礼

なるほど、 ・日本の規格はMIL規格に由来 ・MIL規格の設定は室温(25℃)から20℃刻み 何となく納得できます。 ありがとうございました!

その他の回答 (1)

回答No.1

 特殊な場所を除き、周囲温度は-10~+60℃の変化範囲内で生活しています  理想的には温度に関係無く動作する電子部品が安価に出来れば問題ないと思いますが現状では非常に困難です  身近な例を挙げれば、夏場になると駐車した自動車の室温は60℃くらいには上がりますからそれ以上の温度でも耐えられる部品でないと電子機器は動作しません、85℃の規格も周囲環境から一般的に使用される器具に対し許容出来る範囲だと思います、電池の起電力、電子機器に多く使われる電界コンデンサー等の容量は低温になると著しく下がります  高低温に耐えられる部品にはそれなりに材料が必要になります、高低温に耐え、形状が小さく、安価、で機械的強度があり、電気的特性の良い材料が見つかればと研究者は必死で探しています、問題はコストです

774
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 温度範囲が大きく出来ない理由はわかるのですが、 85℃の根拠が今ひとつわからないのですが…

関連するQ&A

  • 電子部品の温度予測の考え方

    周囲温度がTa1=20℃(常温)の環境下で、ある電子部品のケース温度(表面温度)を測定したところTc1=50℃(温度上昇ΔTc1=30℃)であった場合、別の環境下、例えばTa2=60℃(高温域)では、その部品のケース温度(表面温度)はTc2=90℃になる。と予測する考え方は正しいのでしょうか。熱計算を行う場合、「温度上昇ΔTc1=ΔTc2=30℃の前提」で計算(温度予測)しても問題ないかという意味です。アドバイスをお願い致します。また、参考URLがございましたらご紹介願います。

  • 高炭素鋼部品溶接後の低温焼き鈍し温度について

    高炭素鋼の部品(硬度HV300~370)を鉄板(SPH材)に溶接したままでは溶接部の焼き割れが懸念されるので、低温焼き鈍しを実施する予定です。処理温度について、文献を確認すると450から630度くらいが多いのですが、過去の図面を調べたところ、330度×1時間の処理が指示されている物がありました。なぜ330度なのかいろいろと調べましたが、判りません。技術的な根拠がある温度なのでしょうか? 450から630度で処理すると、高強度部品の硬度が低下してしまうので330度かと思うのですが、、、 宜しくお願いします。

  • リフロー時の部品耐熱温度とは?

    リフロー時の部品耐熱温度を知りたいのですが、詳しい方の ご意見を頂けないでしょうか? 従来の共昌半田と鉛フリー実装の両方での実装評価を検討しているの ですが部品の耐熱温度の知識が全くなく、困っております。 ある文献などでは、230度であるような記述がありますが 詳細がハッキリしません。従来のリフローでもピークは235度になるし 鉛フリー条件なら255度にも達します。 部品ごとに、『何度何秒まで』のような規格があったり、鉛フリーリフロー用の 高耐熱性の部品があったりするのでしょうか?

  • 電子部品の信頼性評価について

    某メーカーで働いている者です。 電子部品の耐久評価試験で冷熱サイクル試験(液槽)を行っています。 槽の溶媒はガルデンというものを使用しています。 -30℃⇔110℃でサイクル試験を行っているのですが、低温槽の液面が すぐに下がり、高温槽の液面がすぐに上がってきてしまいます。 なぜなのでしょうか? 専門の方や実際に使っておられる方、教えていただけないでしょうか? よろしくおねがいします。

  • 電子部品の固定

    いつもお世話になります。 さて、基板上で電子部品(アルミ電解,リアクトル等)をシリコン系接着剤で固定する場合、その一般的基準,或いは、指標,参考資料となる様なものはあるのでしょうか? ただ単に、塗っておけば良い、という様なものではないとは思いますが、かと言って、規格等にあるようにも思えず、考えの基本となるもの、人(現場)に伝える根拠に欠け、少々、困っています。 ご存じの方、おられましたら教えてください。宜しくお願いします。

  • 電子部品の信頼性に試験時間について

     電子部品の信頼性試験に関係している者です。試験の時間についてその設定根拠が判りません。その根拠あるいは記載されていると思われる書籍を教えてください。 (質問)   長期信頼性試験をおこなうとき,JIS規格では,試験の時間として”1000時間”という時間が良く出てきます。(例:高温で部品を放置する等)  1000時間という時間が決められた根拠あるいは経緯が記載されていると思われる書籍・雑誌等を教えてください。  

  • アルミ部品の洗浄温度

    アルミ部品(ADC12)の切削加工をしています。加工後、部品洗浄をしています。洗浄は、水に中性洗剤を混ぜたものを温度60℃程度でワークにかけています。省エネのため温度を60℃から50℃程度に落としたいと考えていますが、 水分残りなど品質にかかわるところがあり、実験をした場合、何を評価方法にすればよいかわかりません。 60℃は、特に根拠があって決めているものではありません。それくらいの温度なら、ワークの水分が蒸発しやすいのでは・・という程度です。 実験、評価方法などアドバイスあればお願いします。

  • 保存温度

    電子部品、電子機器の仕様で、保存温度の項目があります。 温度については、記載されていますが、保存時間については記載されていません。 食べ物ではないので必要ないと思いますが、半永久的な保証ではないと思います。 JISか何かで時間的概念が定義されているのでしょうか? また、電子部品、電子機器の保存に関する規格や通則があるのでしょうか。 宜しくお願い致します。

  • JIS規格におけるプラスチック容器のレンジ耐熱温度

    JIS規格では電子レンジで加熱して使うプラスチック容器製品は耐熱温度が140℃以上でなければならないと定義しているそうです。 しかし、耐熱温度100℃でも「電子レンジ加熱可能」とかかれている製品も販売されています。 これらの製品を「電子レンジ加熱用」として販売して問題がないのでしょうか? そもそもJIS規格というのはどういうものなのでしょうか?

  • 電子部品の振動試験について

    製作している電子部品の振動に対する耐久性を調べようと考えています。 いろいろ調べて、振動試験 JIS C 60068-2-6 が適当かと思ったのですが たくさんある厳しさの条件から何を選べばよいのかわかりません。 電子部品のごく一般的な使用環境では、標準的な条件はどのようになるで しょうか。(製品の使用環境がわかればよいのですが、納入先では非開示 ということでした。) IC部品であるのでひとまずJIS規格表の付属書Bから 振動数 100~2000 HZ 振幅  1.5mmまたは200m/s2 サイクル数  10 で実施しようと思いますがそのような選び方でよいのでしょうか。 また、巾がある場合は通常数字が大きくなるほど厳しくなると考えてよい のでしょうか。