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高温岩体発電

高温岩体発電が実用化されれば(っていうかもうすぐにでも実用化できる段階に来てるという話を聞きました)、日本全国で原発40基分の電力を発生させることが出来るそうです。今日本の原発は稼動しているものが55基とのことですから、原発の代替エネルギーとしてかなり有望だと思われ、源泉をくみ上げるのではなく岩体に水を送り込んで熱を取り出す仕組みなので既存の温泉とも競合しないらしいです。 しかし実用化に向けて活動しているという話をあまり聞かないのですが、問題点として何があるのでしょうか?例えば電気料金が高くつくとかそういう理由なのでしょうか? 誰か詳しい方がいましたら教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (812/3032)
回答No.3

リンクにこんなこと書いてありましたよ。 一方、社会的にはアクセス道路などのインフラの条件や開発に係わる法的規制、および地元の開発受け入れなどの調査が必要である。高温岩体発電の候補地点としては、需要地に近いところが望ましいが、現実には人里離れた山間部になることが多いと思われる。また、地下に大量の水を圧入することから、大量の水が確保できることも必要である一方、活断層や透水性の高い断層などからは離れた場所が望ましい。 つまり道路と水と地盤と環境法制を無視した結果ですね。 最後の240MW発電所の試算を見ます。 また地価の見積もりが200万m2×300円/mになってます。 まず地熱であること、地価を見ても想定は明らかに山奥でしょう。 そこに道路を引かないといけません。しかも地熱発電で広大な土地に16の井戸を掘るなら、くまなく大型重機が出入りできる道路を引かないといけません。 そして水はもっと厄介では無いでしょうか?原発数機分の発電蒸気をえる水となると、それこそ近隣にダムを作らないとどうにもなりません。それも豊富な水資源を確保できるダムです。つまり山の頂上近くみたいな土地ではお話になりません。 そもそもそんな適地があるんですかね? 熱があるだけじゃなくて、水があって地盤が発電に適していて道路を引くことができて初めて候補地になる話です。 それで仮に発電可能であるとして、山奥に道路を切り開いて、ダムを作って、発電施設をたくさん作るわけですから、大変な環境破壊になりますよね。環境アセスメントで厳しいんじゃないでしょうか? そして道路と水の確保に莫大なコストになりますよね。この時点でおそらくコストは倍増じゃすまないでしょう。 実際に16の候補地についてでてこないとなんとも言えませんが、これらの点をつめるまでは、まだまだ構想とも呼べない段階に思えます。 とりあえず現状ではコスト面でかなり厳しそうだし、新しい技術となるとどんな問題があるかもわかりません。 この手のものは火力発電と違い最初にコストの大半がかかってしまい、金をかけてから失敗でしたでは引き返せない難しさがあります。 外国で商業レベルで成功例が出ないことには、ちょっと国内で進めるのは厳しいのではないでしょうか?

siege7898
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど、山奥を大開発しなければならないのは問題ですね。 水はどうやら一度大量に持ち込めば復水施設でなんとかなりそうですが、地質と設備投資の問題は大きいですね。 とはいえ、夢のあるエネルギー源だと思いますので研究を進めて欲しいものだと思います。

その他の回答 (2)

  • ts3m-ickw
  • ベストアンサー率43% (1248/2897)
回答No.2

電力中央研究所の資料の「まとめと今後の課題」85ページに日本における課題が書かれています。 要は「場所によって岩質が異なり、効率よく発電するには工夫が必要だ」ということのようです。 まだ研究とか実験段階の域を超えてないのではないでしょうか? 簡単には見えない地下深くのことですしね‥‥。 このレビューは読み物としてもけっこう面白いですよ。

参考URL:
http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/index.html
siege7898
質問者

お礼

ありがとうございます。 ああ、マグマ発電のくだりですね。確かにおもしろいコラムです。 実用化まではまだ時間がかかるのいうことですか、残念です。

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (812/3032)
回答No.1

http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/chap-1.pdf wikioedia見て引用元調べてみましたが、未利用資源243万kW、採算性の良い8~12円/kWhの資源が27万kWしかありませんよ。 原子炉と言ってもいろいろありますが、27万kWでは商用炉1基分にもなりません。 全資源量243万kWでやっと120万kW原子炉2基分です。 このデータ見る限りたいした資源量は無いし、採算性のある部分は半分程度は開発済みに見えますが。

siege7898
質問者

お礼

ありがとうございます。 リンク先見ましたが、これは既存の地熱発電の資源量ですよね。 高温岩体発電の資源量はどうやら3840万Kwのようです。 http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/chap-2.pdf

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