福島第一原発第三号機の海水注入と崩壊熱について

このQ&Aのポイント
  • 福島第一原発第三号機の海水注入と崩壊熱について考察します。
  • 海水注入は原子炉の冷却において重要な要素であり、計算結果に基づいて海水の注入量を推測しました。
  • また、崩壊熱についても京都大学原子炉実験所のデータを参考に計算しました。
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海水注入を定量的に考察・福島第一原発第三号機

・ テレビを見ていると、原子炉の「状況」に関して 専門家の方々の説明が、「定性的」なので、 下記の「原子力災害対策本部」発表の「主要事象・対応」 福島第一原発3号機にて、 3月13日 5時10分 15条事象発生(冷却機能喪失) 3月13日13時12分 原子炉への海水注入 3月14日11時01分 水素爆発 の頃の「原子炉の内部」を「定量的」に推測してみました 文字数制限が有るので、ここでは、 3月13日13時12分 原子炉への海水注入 から 3月14日11時01分 水素爆発 までを考察します 計算ミス、仮説ミス等 チェックをお願い致します 「計算結果」 原子炉の崩壊熱を冷却するには  ケース(1)   ポンプ送水量  0.25 m3/min  「100℃水蒸気」として、煙突より、空へ、放出される時 ケース(2)   ポンプ送水量  1.8 m3/min  「100℃の温水」として、海へ、放水される時 実際には、(1)と(2)の間の条件でプラントが運転されていると思われます 燃料管に穴が開いている時、放射能の漏れが問題になります 「100℃水蒸気」は、凝縮し易いので、排気配管にドレーンとして溜まり易いので 頻繁に、抜く必要有りと思います 電源が停止している状態で、「大量の水」や「大量の水蒸気」の中の ヨウ素-131を「回収」する事は、困難そうに思えます 学者や専門家の出番と思います 「参考」 3月13日13時12分 原子炉への海水注入「直前」まで・・の考察は http://okwave.jp/qa/q6622257.html です 「東電のデータ」 福島第一原発3号機 電気出力 78.4 万kW 炉の熱出力 238.1 万kW 燃料棒の本数 548 本 燃料棒の長さ 4.47 m 燃料の総重量 94 t 燃料の種類 二酸化ウラン 「崩壊熱のデータ」 京都大学原子炉実験所 3月13日 の崩壊熱 = 炉の熱出力(238.1 万kW)の0.5% = 1.19 万kW 3月14日 の崩壊熱 = 炉の熱出力(238.1 万kW)の0.45% = 1.07 万kW 1年後の崩壊熱 = 炉の熱出力(238.1 万kW)の0.1% = 0.24 万kW 「計算過程」 原子炉内へ注入された海水は、原子炉内では、 高圧、高温になっていると、想像されますが 圧力抑制プール等を通過して、プラントを「去っていく」時の 「量と状態」が分かれば、冷却熱量を計算できる 前提条件 原子炉へ注入された海水は、燃料の崩壊熱を奪って 「100℃の温水として、海へ、放流される」、又は、及び、 「100℃の蒸気として、煙突より、空へ、放出される」 既に、投稿した「考察」により、原子炉、圧力容器は、 「既に」高温になっていると想像されるので 上記の前提は、さほど、間違っていない・・・と思います 原子炉への海水注入(13時12分)から水素爆発(11時01分)までの 平均的な崩壊熱は (1.19+1.07)/2 万kW = 1.13 万kW ケース(1) 崩壊熱を冷却するために必要な「最小」海水量 消防ポンプにより、海より吸引された「10℃の水」が 「100℃水蒸気」として、煙突より、空へ、放出される・・・とする 100℃ 水の蒸発潜熱 =2500-2.36*100 J/g =2264 J/g =2264000 J/kg 蒸発潜熱を「t」と「kW」で表示すると 2264000 J/kg =2264000/3600 W*時/kg =629 W*時/kg =629 kW*時/t 比熱を「t」と「kW」で表示すると 1 cal/g℃ =1*0.00116W*時/g℃ =0.00116W*時/g℃ =1.16kW*時/t℃ 1時間当たり、「X ton」 の10℃の水が必要   とする 1.13 万kW・時 =「Xton」*1.16kW*時/t℃*(100-10)℃+「Xton」* 629 kW*時/t =「Xton」* 733 kW*時 X = 15 (ton) 消防ポンプの送水量は 0.25 m3/min となる ケース(2) 崩壊熱を冷却するために必要な「最大」海水量 消防ポンプにより、海より吸引された「10℃の水」が 「100℃の水」として、海へ、放水される・・・とする 1時間当たり、「X ton」 の10℃の水が必要   とする 1.13 万kW・時 =「Xton」*1.16kW*時/t℃*(100-10)℃ =「Xton」* 104 kW*時 X = 109 (ton) 消防ポンプの送水量は 1.8 m3/min となる ・ ・ ・

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  • qqq101
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回答No.2

貴殿の質問は普通であれば正解に近いです。   しかし、想定以上に条件が悪くて難しいと思っています。    1.1号機・2号機・3号機の水素爆発    2.4号機の原因不明な水素爆発   (1)1号機・2号機・3号機の水素爆発で原子炉立屋が大破損して原子炉容器も破損が    懸念されます。    そして、原子炉容器の高圧水蒸が出入する配管の損傷と関連施設の破壊的な    損傷で亀裂して冷却水が漏れて効果が10%~35%位と思っています。  理由   外部冷却水と内部水蒸気の冷却水が漏れて、外部に広がっている事、   一部が外部冷却水に混じり海に排出・・・   追加した冷却水が施設のひび割れで他の場所に漏れて溜っていると推察いたします。   根拠・・・外部からの画像と一部内部の画像を詳しく見ると損傷ヶ所が特定されます。        しかし、今の情報では全体の原子炉立屋・原子炉容器・発電タービン立屋        ・制御関連施設等の情報が少なくて東電と政府・保安安全らは機能不全に        近い状態と考えています。   水素爆発で原子炉立屋が崩壊して散乱する。     機材とコンクリートが落下し大型吊り上げ能力100トン~150トンクレーンも落下し     原子炉立屋の厚み1m~2mのコンクリートが落下と飛散しました。     原子炉容器の鋼鉄製の厚みは3cmで強度に耐えうるか疑問です。   冷却水を入れても効果が低い状態です。   貴殿の冷却水効果は、施設の損傷が少ない事が前提と考えられます。  補足・・地震の時に3号機・4号機で仕事をしていた人が、外部冷却水が作業員に      浴びるほどの量が原子炉立屋に溢れる。      そして、津波が施設の50%を破壊する。   

kingdom-920-jp
質問者

補足

・ ・ ・ >>>貴殿の冷却水効果は、施設の損傷が少ない事が前提と考えられます。 「この文」の「意味」は、 崩壊熱を除去(冷却)するには、 「算出」された「ポンプの送水量」では、「足りない」・・・・ ・・・と言う事ですか もし、そうであれば、私も、同感です 原子炉内で発生する「崩壊熱」を除去して 燃料棒を「メルト」させないために 膨大な「注水量」が必要だ・・・と言いたいだけです この投稿をした目的の一つは 東電、学者、専門家の方々が 崩壊熱を定量的に考える事を怠って 膨大な量になるであろう「汚染水」の「処理」を、 前もって、準備する事をおこたっていた・・・様に ・・・思われたからです 「漏れる」という「東電、学者、専門家の言葉」から、 膨大な量になるであろう「汚染水」の予測が 全く、感じられませんでした かなり以前、テレビの中でで 「東電の努力 ( あたかも、賞賛する様に ) により、 原子炉への注水量を抑えることが出来ている」・・・ ・・・と、、学者の解説者が言っておられました 「膨大な崩壊熱」を「定量的」に考える事を怠って、 結果的に、この考え方が、 原子炉を悪化させたと、私は考えています 排出された「汚染水」に、目を奪われて、 原子炉の冷却を、怠らないように、・・・と、祈っています 原子炉へ注水する「配管」に、もしもの事が有れば 崩壊熱により、圧力容器の一部が溶けて 最悪の事態が起こり得る・・・と、考えて、 「万全の策」をとって頂きたいものです 回答、有難う御座いました 土田 ・ ・ ・

その他の回答 (1)

  • qqq101
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回答No.1

質問内容と要点が少し解りません。  専門的なことのプロセスは理解できます。  今回の災害事故は、科学的な計算で何を求めるかは危険です。  日々、炉心と施設の状態が違います。  また、1号基・2号基・3号基・4号基の各施設の被害が甚大です。  上記の質問の時と内容が違い 今の情況が悪くなっています。  正しくお伝えしたいですが、現状は進化と変化が進んでいます。  学者・専門家もお答えが出来ない状態と思います。  仮に、回答しても信頼性が疑問です。     今の原発破壊の現状は想定外で困難・・

kingdom-920-jp
質問者

補足

・ ・ 文字数に制限が有るために、「投稿」の 説明が、「へたくそ」で、すみません >>質問内容と要点が少し解りません。 この投稿の「目的」は、「2つ」あります (1)「膨大」な「崩壊熱」が発生する原子炉を「冷却」する為に   必要な「算出」された「冷却水」の「量」を   全国の「エンジニア」に、「チェック」してもらう事。 (2)計算により算出された「冷却水量」が、   「ほぼ」、信頼出来るとすれば   原子炉へ注入する「冷却水」の「量」が膨大になる「事実」を   全国の人々に知って貰いたい事。   原子炉という名の「風船」に、「無限に」水を   「注入」する事は、不可能です   積極的に、原子炉の外へ「排出」して、「タンク」等に、   貯蔵しなければいけない・・・だろう・・・と推測されます   この時点で、「閉じ込める(封じ込める)」」は、   「危うく」なる・・・だろう・・・と推測されます   「問題点」   テレビを見ていると、「専門家」の方々は   原子炉への注水が開始されても、   「閉じ込め(封じ込め)」は、順調に、進んでいると   言っていた・・・ように・・・見えました   3月末の時点でも、「東電、学者、専門家の方々」の中に   既に、注入された「冷却水」の「量」が、「膨大」らしい・・・   ・・・にもかかわらず   原子炉周辺で発見された「汚染水」は、   「何処からか、漏れた」らしい・・・と言っておられます      下記の計算が、ほぼ、的を得てる・・と仮定しても   30000ton の「冷却水」が、「すべて」、「漏れた」と・・・   ・・・信じている様です 「参考」 http://okwave.jp/qa/q6627396.html 3月末までに、各号機に、注入された「冷却水量」が 最小 4092ton 最大 28846ton として 平均、10000ton の冷却水が、注入された・・・と仮定すれば 合計で 30000ton の「冷却水」が 原子炉内へ供給された・・・ ・・・と推測される 回答、及び、忠告 有難う御座いました 土田 ・ ・ ・

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    同様のタイトルで質問をして締め切ったのですが、 最後に私が間違った内容をお礼文に書いてしまったので、訂正のためにこちらをたてました。 正しく訂正する方法があれば、教えて下さい。 http://okwave.jp/qa/q6607761.html の最後のご回答のお礼文の中で、 > そして、今、水をかけて温度を下げようとしている目的は、 > 核分裂生成物の崩壊を止める、ということなんですね。 と、書いたのですが、 正しくは、 崩壊熱によって燃料棒や原子炉が破壊されるのを防ぐのが目的でした。 崩壊を止めること自体はできないようです。 早とちりをしてしまいました。すみません。 参考にしたサイトです。 http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110319 http://www.stop-hamaoka.com/kaisetsu-1.html

  • 計算ミスをチェックしてください・福島第一原発3

    原子力には 門外漢の 化学工学者ですが、テレビを見ていると 専門家が 定性的にのみ 喋っておられるので いくつもの仮定を設定して、プラント内を推測してみました 人間は 過ちを犯す動物なので、 私も、きっと 間違っていると確信していますので 専門家の人々の「チェック」をお願いします ----------------------------------------------------------- 福島第一原発3号機にて プール内で 24 時間、使用済みの燃料棒を放置すると 計算結果 ケース(1) 水が無ければ、約9000度上昇する ケース(2) 水がすべて蒸発する場合、108 トンの水が必要 ケース(3) 水を蒸発させない場合、851 トンの水が必要 ----------------------------------------------------------- 「使用済み燃料管」の「内部状態」を推定する「1つの考察」 福島第一原発3号機 電気出力     78.4 万kW 炉の熱出力    329.3 万kW 燃料棒の本数    764 本 燃料棒の長さ   4.47 m 燃料の総重量    132 t 燃料の種類    MOX 燃料 プール水量    3200 t 仮定  プールの中の、使用済みの燃料棒の本数  「764 本」 とする     燃料棒は  シャットダウン後「6ヵ月」経過したものとする     崩壊熱は 炉の熱出力の 「0.1 %」とする プール内での 24 時間での使用済みの燃料棒の発熱量  329.3 * 0.001 * 24 = 7.9 万kW * 時 仮定  「ジルコニウム合金の燃料棒」に関して         比熱を 「290 J/Kg℃」 とする         密度を 「6.5 t/m3」 とする         燃料棒の内径を 「10 mm」とする         燃料棒の肉厚を 「1 mm」とする ジルコニウム合金の重量   内径 * 3.14 * 肉厚 * 長さ * 本数 * 密度 = 0.01 m * 3.14 * 0.001 m * 4.47 m * 764 本 * 6.5 t/m3  = 0.70 t 比熱を 「t」と「 kW 」で表示すると   290 J/Kg℃ = 290 / 3600 W * 時/Kg℃  = 0.805 W * 時/Kg℃  = 0.805 kW * 時/t℃ 0.70 tの燃料棒を「1℃」上昇させる為に必要な熱量  = 比熱 * 燃料棒の重量  = 0.805 kW * 時/t℃ * 0.70 t  = 0.56 kW * 時/℃ 仮定  プールの中の、使用済みの燃料棒内の「燃料」に関して         燃料の総重量    132 t とする         燃料の物性値は 二酸化ウランの値 とする         比熱を 「14 cal/mol℃」 とする         密度を 「270 g/mol」 とする 比熱を 「t」と「 kW 」で表示すると   14 cal/mol℃ = 14 / 270 cal/g℃  = 0.052 cal/g℃  = 0.052 * 0.00116 W * 時/g℃  = 0.0000603 W * 時/g℃  = 0.0603 kW * 時/t℃ 132 tの燃料ペレットを「1℃」上昇させる為に必要な熱量  = 比熱 * 燃料棒の重量  = 0.0603 kW * 時/t℃ * 132 t  = 7.96 kW * 時/℃ 仮定  プール内で 24 時間後に、     燃料棒の温度は     「T℃」上昇したとする     燃料ペレットの温度は  「T℃」上昇したとする   「24 時間での使用済みの燃料棒の発熱量」  = 「燃料ペレットの温度上昇分」+「ジルコニウム合金管の温度上昇分」   7.9 万kW・時  = 7.96 kW・時/℃ * 「T℃」 + 0.56 kW・時/℃ * 「T℃」  = 8.52 kW・時/℃ * 「T℃」 T = 9272 (℃) 以上より 水が無ければ、約9000度上昇する ----------------------------------------------------------- 何トンの水が有れば、良いのだろうか? 仮定  「24 時間での使用済みの燃料棒の発熱量」が     「10℃の水→100℃の水蒸気」に費やされる とする      X ton の10℃の水が必要   とする      水の蒸発潜熱を 539 kc

  • 浜岡原発5号機、炉内流入の海水は約5トン

    【電力】中部電力浜岡原発5号機、炉内流入の海水は約5トンに[11/05/19] 静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所5号機で、運転停止作業中に原子炉に 流入した海水量が約5トンに上ることが18日、分かった。 タービンを回す水蒸気を水に戻す「復水器」の配管が何らかの理由で破損し、 配管内の海水が流入した疑いが強く、経済産業省原子力安全・保安院は配管の傷が 予想以上に大きいとみて、中部電に詳しい原因調査を求める方針だ。 復水器内に漏れ出た海水量は400トンに上ることが判明しているが、 中部電が原子炉内の冷却水に混入した不純物の量を分析した結果、 炉内に流入した海水は5トンに達する可能性が高いことが分かった。 同社は異常に気づいた14日夕、復水器から原子炉へ給水するポンプを停止したが、 それ以前に原子炉内に海水が浸入してしまったらしい。 復水器内の古くなった配管に傷が生じた例は、過去にも他の原発であるが、 浜岡原発5号機は2005年に運転を始めた比較的新しい原発だ。 中部電は配管計約2万1000本を対象に破損部を特定する調査を始めたが、 破損の詳しい原因はわかっていない。 ソースは http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110518-OYT1T01302.htm なんで安全に計画的に停止させたのにこんなことになるのかな? もう原発って一体なんなの? あぁ~いやだいやだ

  • 海水注入、消防車の「海水吐出圧力」を 教えて下さい

    ・ 福島第一原子力発電所の原子炉へ 「海水を注入」した時の、 消防車の「海水吐出圧力」を 教えて下さい 一般的な情報でも、かまいません 各号機での情報なら、最良です ニュース等での情報をご存知の方、教えて下さい --------------------------- テレビを見ていて、消防車から直接、原子炉内へ  海水を注入した ・・・ と考えていますが この考え方は、 正しいでしょうか ・・・、  間違っているのでしょうか ・・・ ニュース等での情報をご存知の方、教えて下さい ・ ・ ・