• ベストアンサー

放射能の暫定基準値について

放射性の食料や飲料水について教えてください。 テレビではいわゆる専門家という人がでてきて、申し合わせたように「安全だ」と言っていますが、かえって不安になります。 専門家はこれまで、原発や血液製剤等について問題が起きる前は安全だと言ってきたからです。 そこで、放射性の食品についても、専門家の話を鵜呑みにするのではなく、事実をベースに自分の頭で納得したいと思います。 そこで質問です。放射性食品の暫定基準値はどのような根拠できめられたものなのですか。 何か実験データでもあるのでしょうか(動物実験、過去の被爆データ?)。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • o-rin
  • ベストアンサー率76% (23/30)
回答No.3

放射性物質の食料および水道水中の量に関する暫定基準値は、ICRP(国際防護委員会)によってまとめられた基準値をもとに、原子力委員会が「防災対策に係る指針における摂取制限に関する指標値」として算出した結果を示します。 この暫定基準値の算出方法に関しては、ヒトの摂取経路ごとにリスクを算定し、障害が起きる可能性のある制限値をもとに、10分の1から数分の1程度を境界値として求めた値です。 1年間暫定基準値量を摂取すると障害が起きる可能性があるという値です(安全側に見積もっています)。 信号に例えて言うなら、青信号と黄色信号の境界を暫定基準値としています。 1年間同量を持続して摂取した場合に赤信号となるわけで、暫定基準値を若干超えたいわば黄色信号の量を1日~数日摂取しても人体に与える影響はほとんど皆無といっても過言ではありません。 そういった意味で「安全だ」といっているわけで、手放しで口裏を合わせているわけではありません。 ICRPの基準値に関しても過去の事実(チェルノブイリの原発事故、核実験による被害など)を踏まえて、リスクを推定しています。 核物質ごと(化学形も考慮)に人体に与える影響が異なりますので、それぞれについて詳細にシミュレーションを行っています。 参考になるICRPのPublicationは、40「大規模放射線事故の際の公衆の防護:計画のための原則」、63「放射線緊急時における公衆の防護のための介入に関する諸原則」、68「作業者による放射性核種の摂取についての線量係数」、82「長期放射線被ばく状況における公衆の防護-自然線源および長寿命放射性残渣による制御しうる放射線被ばくへの委員会の放射線防護体系の適用-」、94「非密封放射性核種による治療を受けた患者の解放」などです。 原子力安全委員会の資料は、文部科学省のホームページから検索できます。 この辺りを調べてみてはいかがでしょうか。 ネットに出ている情報に関しては真偽の判定の難しいものがたくさんありますので、気をつけてください。

iluguis
質問者

お礼

ありがとうございました。 資料を紹介していただいたのは特にありがたいです。 あと知りたいのは、WHOや諸外国(アメリカ、ドイツなど)の基準との関係です。 それぞれの基準が何らかの根拠に基づいていることは当然ですが、実際の基準の数値が異なるのは、どのような考え方の差によるものなのか、 このあたりが是非知りたいです。

その他の回答 (2)

回答No.2

この暫定基準値は2011年3月17日に定められた物です。 基準値を超えることの無い様充分な余裕を持って定められましたが、予想に反しあっという間に基準値を超えてしまいました。(たとえば水道水の基準値は、国際的に広く10Bq/Kgが使われていますが、今回の基準値は300Bq/Kgです) 「基準値の制定は2011年3月17日」 これだけでこの基準値の信頼性の高さがよく判ります。

iluguis
質問者

お礼

ありがとうございました。 「信頼性の高さ」:これ皮肉ですね。

  • hakubaku
  • ベストアンサー率49% (85/172)
回答No.1

年摂取量は理論的に算出した数値です。これを諸外国の摂取限度を勘案するなどして(政治的に)決めた物が暫定基準値になります。 年摂取限度(ALI)とは、線量限度に等しい預託実効線量を与える放射性物質の体内への急性摂取量(または一回摂取量)である。年摂取限度は、20mSvの年平均実効線量限度に基づいて計算される。 http://www.rist.or.jp/index.html

iluguis
質問者

お礼

ありがとうございます。 >年摂取量は理論的に算出した数値です。これを諸外国の摂取限度を勘案>するなどして(政治的に)決めた物が暫定基準値になります。 私の知りたいのは、もし理論的に算出できるのであれば、その論理的根拠です。 また諸外国の接種限度はどのような根拠に基づくのか、その原データが知りたいです。

関連するQ&A

  • テレビで見た放射線・放射能汚染の影響をまとめると

    テレビに出てる学者等の意見をまとめると、こういうことでいいんですか? ・放射性物質は雨で降ってくるけど、流れてしまうから問題ない。 ・海水に住む魚は、淡水魚より放射能に汚染されにくい。広い海を動いてるから。 ・ある食品から受ける被ばく推定量は、CT1回分だから問題ない。 ・お風呂に入るときは傷さえなければ問題ない。 ・チェルノブイリとは原発の方式が違うから安全だ。 ・放射線・放射能汚染食品等は、たばこより発がん性が低いから安全だ。 ・放射性ヨウ素131は半減期が短くて、しかも排出されやすいから大丈夫だ。 ・温泉とかからも放射線はでてるのだから、大丈夫なものだ。 ・食料等の放射能汚染について定めた暫定基準値は、非常に厳しい基準だ。 ・目に見えないから怖がるのもわかるが、無知としかいいようがない。 科学ってすごいですね。 無知な私にはなかなか信じられません。

  • 海水浴場の放射線暫定基準について

    海水浴場の放射線暫定基準、飲料水より厳しく  東京電力福島第一原発事故で、海水浴場などの水質への影響を懸念する自治体の要望を受け、環境省は23日、水中に含まれる放射性物質の暫定的な基準を決めた。  基準は1リットルあたり、放射性セシウムが50ベクレル、放射性ヨウ素を30ベクレルで、飲料水(セシウムは200ベクレル、ヨウ素は300ベクレル)より厳しく設定。海水浴が日常生活に不可欠ではないことから、被曝(ひばく)量を可能な限り低く抑えることが望ましいと判断した。 読売新聞 6月23日(木)20時1分配信より抜粋 「日常生活に不可欠ではないことから、被曝(ひばく)量を可能な限り低く抑えることが望ましいと判断した。」 これは環境省の判断のようです。 この判断て真逆でおかしくないですか? 「日常生活に不可欠ではないことから、被曝量はとりたてて厳しくする必要はないと判断した。」 普通の感覚ではこのようになると思うのですがいかがでしょうか? ちなみに 「日常生活に不可欠なものは、被曝(ひばく)量を可能な限り低く抑えることが望ましい。」 この考えは常識ですよね?

  • 食品や飲料水の放射性物質、規制値緩和へ

    放射性物質:食品や飲料水、規制値緩和へ 食品安全委 食品や飲料水に含まれる放射性物質について、内閣府の食品安全委員会は25日、 暫定規制値の根拠となっている 健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。 これを受け、厚生労働省は現在より緩やかな規制値を策定する見通し。 暫定規制値は厚労省が17日に急きょ策定。 原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に 関する指標」を用い、水や食品から1年間に摂取するヨウ素を50ミリシーベルト以下、 セシウムを5ミリシーベルト以下としている。 http://mainichi.jp/select/science/news/20110326k0000m040133000c.html 政府は今回の原発事故で 放射能汚染が汚染が予想より広く深く広がってくんで 規制値を下げるらしいけど規制ってそんなんでいいのかな? 何のための規制なんだろ? なんかおかしくね?

  • 放射能の影響は?

     福島第1原発の事故について、毎日報道されていますが、放射能レベルの数値やヨウ素131の数値について、その健康被害に関する説明が非常に不足しているように思います。   例えば、「2700マイクロシーベルト/時という放射能が検出」、「50ミリシーベルトで発ガンの可能性」と報道されている場合、γ線やβ線の場合の被爆量は、積算で考えますので、18時間 原発周辺に居ると、発ガンの危険性が出てくることになるはずです。  また、周辺地域で、例えば600マイクロシーベルト/時の放射能となると、4日間その地域に居ると、発ガンの可能性が出てくるはずです。また、放射能と言ってもセシウム、ヨウ素などの原子が砂や建物などに付着し、γ線やβ線を出し続けるのではないのでしょうか。とすると、全ての外気に接しているものを洗浄し、下水管を通じて処理場にまで遠ざけて初めて、居住地では安全が確保できるのではないのでしょうか?また、処理場では放射性物質が集積するはずですから、これを何らかの方法で処理しなければ、今度は飲料水に放射性物質が混じって、住民に再配布される事になるのではないでしょうか?  こういったことを考えると、じゃあどの程度の時間がたてば、セシウムやヨウ素131が安全な原子にまで崩壊するかも問題になると思われます。  さらに、「水1キログラムあたり2・5ベクレルのヨウ素と0・38ベクレルのセシウムを検出」と報道されていますが、これは外部被爆の話、1時間単位で考えた話であって、その野菜の付近に居て、外部被爆の限界はどの程度なのか、甲状腺にたまりやすいヨウ素131に関して考えると、どの程度その野菜を摂取しても安全なのか、その摂取し影響はどの程度続くのかなど、細かい情報提供を国も自治体も東京電力側もしておりません。  これらの影響について教えて下さい。

  • 残留放射能について

    福島原発の事故以来、放射能が取りざたされていますが、先の戦争で原爆をうけた広島、長崎の残留放射能の時系列変化のデーターがあったら教えて下さい。戦後、60数年たちましたが被爆後まもなく家が建ち始め、人々の暮らしが10年位で元の暮らしに近いレベルまで復旧したでしょうが60数年後の今の放射能レベルと被爆直後からの変化が知りたいのです

  • 放射能の安全性を 認めてもらえるには  何をすれば

    福島原発が一応小康状態に成ったとして、 世界の人々から 日本の (食品、 製品、 観光、 他、)  「全に対して」 放射能の安全性を 認めてもらえるために 何をすれば良いと思いますか?

  • 放射能

    阪神大震災の時、被災直後に天皇皇后両陛下がすぐに被災地に行って被災者を激励したことは皆さんご存じだと思います。 今回の東北関東大震災ではなぜか被災地に天皇皇后両陛下がおいでになりません。 いったいこの違いは何か? 僕なりに考えまする所、ぶっちゃけ放射能じゃないかと思うのです。 もちろん日程の問題やほかの安全性の問題もあるかもしれませんが。 でも一番大きな問題は放射能じゃないかと。 我々のような雑魚国民は被爆してもどうと言うこともないけど、 さすがに天皇皇后両陛下が被爆したんじゃしゃれになりませんから、 被災地へのお見舞いが行われないんじゃないですかね。 アングラ情報ですが、今回の原発事故。報道されているよりずっとひどい状態らしいですね。 福島あたりでは死者が出たとか出ないとか。 どうなんでしょう。実際の所すでにかなり放射能で日本は汚染されているんじゃないですか。 そうだとしてもそのまま発表できないでしょうから、毎日少しずつオブラートにくるんだように、 だんだん悪い方に少しずつ少しずつ慣らしていこうとしてるんじゃないですか。 僕の考えすぎでしょうか。

  • 埼玉、放射能は大丈夫?

    こんばんは。質問させていただきます。原発問題が起こるまで被爆などの知識が皆無だったので、回答お手柔らかにお願いします。 うちには今5ヶ月の娘がいます。原発騒ぎが起きてから娘の水を乳児用水に切り替えてきました。その後水から放射性物質が検出され安心したのですが、地震が起きて2ヶ月と少しがたち、娘も離乳食が始まる時期になりました。 今の政府の"暫定基準値"をクリアした商品は5ヶ月の娘に対して気にしなくていいものなのでしょうか? また、昨日ニュースでメルトダウンや爆発の恐れがあることを聞き、埼玉は娘を普通につれて歩いて大丈夫なのか不安になりました。 現段階ではもし駄目でも諦めるしかないのですが、爆発した場合、埼玉は大丈夫なのでしょうか? 無知な私で申し訳ないのですが、メルトダウン、メルトスルー、などの用語は生まれてこの方聞いたことの無い用語ばかりであり、被爆に関しても全く知識がなかった人間でした。 回答して頂けたら幸いです。

  • 水道水について(放射性物質・放射能)

    埼玉県ですが、水道水から放射能が検出されていました。 8月8日 セシウム134-0.52セシウム137- 0.48 Bq/Kg 8月15日         不検出         0.45 特に報道もされていないので油断していたのですが 飲料水として使用したり、お風呂に入っても、まだ直ちに影響がないのでしょうか? 既に呼吸や食品で被ばくしてるのでとても心配です。 それから、福島原発からの放射能の放出が止まる日は訪れるのでしょうか? 今世紀中は無理なのでしょうか。

  • 放射能の事考えてたら気が滅入りませんか?

    福島原発の放射性物質飛散について感じ方の質問です。 内部被爆の危険性など調べれば調べる程 怖くなりストレス感じませんか? 実際に暫定基準値を超えた野菜のニュースなどが報じられると危機感を感じてしまい、本やネットで調べています。 ちまたには楽観論が報じられますが、調べていくと深刻な悲観論ばかりで気が滅入ります。 原子力という科学の問題は複雑ですし、日本では前例のない 事故なので、自分の尺度で計り切れません。 予測できない漠然とした将来の放射能健康被害にストレスを感じてる方いませんか。いるとしたらどの様にストレス対処してますか?

専門家に質問してみよう