- ベストアンサー
デフレと実質金利・債務
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、教科書的には下の式のような説明なります。 実質金利=名目金利-インフレ率(物価上昇率) つまり、デフレというのはインフレ率がマイナスということなので、マイナス引くマイナスでプラスになります。 (名目)金利が一定でもデフレになるだけで実質金利が上昇するということなのです。 これは理由というよりむしろ定義というべきだと理解しています。 さて、債務の実質価値も増えるという点ですが、デフレにより実質金利が上がる為当然債務の実質価値も上がります。 わかり易いように極端な事例で説明してみます。 インフレ(物価の上昇)とは、1000万円の不動産が1億円になるということです。 デフレ(物価の下落)とは、1000万円の不動産が100万円になるということです。 1000万円全額ローンで不動産を買った人が、その後のデフレにより不動産の価値が200万円になってしまうのに借金だけは1000万円のまま、という状態になってしまうということなのです。 デフレ下で下がるのはもちろん不動産の価値だけではありません。給料も当然下がります。 (不動産のような特定のものに限らず物価が下がるというのがデフレなのです) つまり給料が十分の一になったのに借金の額はそのまま=借金を返すのが苦しくなった=債務の実質価値が増えた、というのがデフレなのです。 逆に、デフレの場合モノではなくお金を持っている人はその資産価値が上がるということになります。 わかり易かったどうかわかりませんが、ご参考まで。
関連するQ&A
- 日本の実質金利が高い
「デフレの日本は実質金利は相対的に高く、米国の実質金利との格差は広がっている。」 と新聞に出ていましたが外国人が円を買ってどうなるんでしょうか。 デフレは 物の価値が下がり、お金の価値が上がることですが 外国人が円を買っても日本で使わない限りメリットが有るんでしょうか。 出来れば経済音痴にも理解出来るような回答お願いいたします。
- ベストアンサー
- 経済
- 実質金利、名目金利、期待インフレ率の関係性
こんにちは。 経済学勉強中で、1点疑問がございます。 「実質金利=名目金利ー期待インフレ率」で決まり、 各国の実質金利は市場の調整作用によりおおむね等しくなると経済学の本にかいてあります。 ということは、実質金利を固定して考えると、デフレ脱却したいなら名目金利を上げれば期待インフレ率が下がることになるかと考えましたが、名目金利の引き上げは金融引き締め(マネタリーストックの減少)なので、デフレが加速する気がします。 どこかに考え違いがあるかと思いますが、ご教授いただけませんでしょうか? よろしくお願い致します。
- 締切済み
- 経済学・経営学
- 実質金利
こんにちは、あるビジネス本で、中小企業を対象にした銀行からの借り入れに対する考え方を書いた文を読んだのですが、理解できない箇所があったので、単語の意味なども含めて説明してくださればありがたいです。よろしくお願いします。 >預金と借り入れが「両建て」になっていると、「実質金利」が上がることになります。 実質金利が上がるとはどういうことなのでしょうか? >特に、決済のために意外と多くの普通預金残高があるメインバンクでは、「実質金利」が「表面金利」の二倍程度になっていることは珍しいことではありません。 「実質金利」が「表面金利」の二倍程度になっている とはどういうことなのでしょうか? [原文抜粋] 多くの財務管理テキストには、「タイムリーな資金調達を心がけよ」と書かれています。 たしかに、預金と借り入れが「両建て」になっていると、「実質金利」が上がることになります。 実質金利とは、支払利息から受け取り利息を引いた値を、借入金から預金を引いた値で割った数字です。 特に、決済のために意外と多くの普通預金残高があるメインバンクでは、「実質金利」が「表面金利」の二倍程度になっていることは珍しいことではありません。 ですから、「無駄な金利を支払わない」ためにも、「両建てはご法度、必要なときに必要なだけ借りるのが鉄則」と説いているのです。
- 締切済み
- その他(投資・融資)
- 実質金利の定義は、引き算の計算式ですか?
寝ぼけた質問で済みません。 ぼんやりとwebを見ていたら、「実質利率=名目利率-インフレ率」「実質金利=名目金利-インフレ率」との表現を見かけました。 後者も、実質金利や名目金利と表現しているのは、実額ではなく率なのだろうと思います。 ウィキペディアをみたら、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E8%B3%AA%E9%87%91%E5%88%A9 「実質金利(じっしつきんり)とは、インフレ率、デフレ率、諸経費を考慮した上で実際にかかる金利のことである。 実質金利 = (預けた時、所有している時の名目金利)-(予期される物価の変動率)」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%88%A9 「実物を対価とする利子を実物利子、金銭を対価とする利子を貨幣利子あるいは金利と呼ぶ」との記載もあります。 日本語で、利子は実額で、利子率は率・レートと使い分けるのが普通だと、私は思っていました。 質問1:経済学?では、実額も率も同じ用語で区別することなく混在させることが一般的なのでしょうか。 それとも、ウィキペディアや一部の人が、混在させて用語を使うだけなのでしょうか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 実質金利 = (預けた時、所有している時の名目金利)-(予期される物価の変動率)で表すことができる。 自分が100万円の商品を購入する際の代金は銀行から名目金利5%で借り、物価の変動(インフレ率)が+4%だったとする。1年後の返済で105万円を支払う必要があるが、100万円の商品の価値は物価の変動に伴い104万円となっているため、実質的には差し引き1万円つまり1%の支払いですむ。上記の式で言えば5%-4%=1%となる。 この説明のまま適用すると、100万円を年率名目50%で借り、物価変動が年率40%の場合実質金利は年率10%と計算されます。物価変動が年率50%の場合実質金利は0%、物価変動が年率60%の場合実質金利は-10%と計算されます。 価値を物価変動で正規化するのであると、物価変動が年率40%の場合(150/140=107%、+7%)、物価変動が年率50%の場合(150/150=100%、±0%)、物価変動が年率60%の場合(150/160=94%、-6%)とする方が妥当な感じがするのです。 基準年の名目で除する方が簡単で使いやすい場合もあるのだと思いますが、、、。 実質経済成長率=実質GDP2/実質GDP1=(名目GDP2/デフレ-タ2)/(名目GDP1/デフレ-タ1)と計算するのであれば、(そうかどうかわかりませんが、、)、実質金利(率)も比率計算する定義の方がすっきりしそうです。 定義は比率での定義だが、計算上簡易で引き算にしても誤差は大きくならないことが多いということなのでしょうか。 質問2:実質金利の定義は、引き算の計算式でしょうか。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
補足
非常にわかりやすい回答ありがとうございます。 追加質問になりますが、実質金利のところで、インフレ率として期待インフレ率という記述も見るのですが、その場合、実質金利は、期待実質金利という表現になるのでしょうか?(そのような記述も見ます)それとも実質金利と期待実質金利は同じものなのでしょうか?