• ベストアンサー

コンデンサーの両極板の電荷が等しいのは何故?

sanoriの回答

  • ベストアンサー
  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんにちは。 電池の+-------スイッチ-------抵抗-------コンデンサ-------抵抗-------電池の- という単純な回路を考えます。 2ヶ所に抵抗がありますが、これは電流が無限大になって導線が溶断するということを防止しているだけなので、イメージ的には、 電池の+-------スイッチ-------コンデンサ------------------電池の- と同じだと思ってください。 スイッチを入れると、コンデンサへの充電が開始されます。 充電が終了したとき、コンデンサの左の電圧は電池のプラス(Vボルト)、右の電圧は電池のマイナス(0ボルト)になります。 それ以上になることはありません。 また、充電を途中で急いで止めない限り、充電はVボルトまで進みます。 さて、ここからが問題です。 コンデンサの左側の電位をVL、右側の電位をVRと置きます。 コンデンサの左側にたまった電荷をqL、右側にたまった電荷をqRと置きます。 V = VL - VR = k(qL - qR) (kは定数) そして、コンデンサの2つの電極の間に働く力は、qLと-qRの積である-qLqRに比例します(クーロンの法則)。 F = -k’qLqR = -k’qL(qL - V/k)  = -k’{(qL - V/(2k))^2 - V^2/(4k^2)}  = k’{V^2/(4k^2) - (qL - V/(2k))^2} (k’は定数) ここでもしも、コンデンサに「電極間に働く力を最大にしようとする性質」があるとしたらどうでしょう? そのためには、 qL - V/(2k) = 0 になればよいです。 qL = V/(2k) qR = qL - V/k = V/(2k) - V/k = -V/(2k) つまり、 qL = -qR 以上のことから、コンデンサには「電極間に働く力を最大にしようとする性質がある」ということで説明できそうだ、ということになります。(実際そうです。) >>>例えば、上側の極板に+5C(クーロン)、下側の極板に-4C、みたいなことが起きてもおかしくないと私は思うのですが……。 そういうこともできます。 たとえば上記の回路でコンデンサへの充電を完了した後にスイッチを切って、次に、コンデンサの左側を外部の何かにつなぐか接触させればよいです。 また、電子回路や集積回路の容量や寄生容量などは、プラス側とマイナス側の電荷は等しくないことの方が多いと思います。

noname#209550
質問者

お礼

ご教授感謝します! 数式での説明がとてもわかりやすかったです。

関連するQ&A

  • コンデンサーの極板間に入れた金属板に働くクーロン力

    電池にコンデンサーをつなぎ、十分長い時間が経過したあと、その間に金属板をいれたとき、金属板に働くクーロン力のy軸に平行な成分の大きさはいくらか。という問題です。 解説には、金属板の上下表面に同じ大きさで逆符号の電荷が静電誘導によって生じ、両極版からのy軸方向の力が釣り合うため、静電気力のy軸に平行な成分は0になる。とありました。 クーロン定数をk, コンデンサーに蓄えられている電荷をQ(>0), 静電誘導により金属板に生じた電荷をq(>0), 金属板の上面(図のy軸の正方向を上とする)からコンデンサーの上側の極板までの距離をr, 金属板の下面からコンデンサーの下側の極板までの距離をRとおくと、金属板に働くクーロン力のy成分は kQq(1/r^2-1/R^2)となり、r=Rのとき(金属板がコンデンサーのちょうど真ん中にあるとき)にしか力が釣り合わなくなると思います。 どうして、「金属板の上下表面に同じ大きさで逆符号の電荷が静電誘導によって生じ、両極版からのy軸方向の力が釣り合う」と言えるのでしょうか。 ご教授お願いします。

  • コンデンサー 電荷

    スイッチをaに入れてからbに切り替える 2Cのコンデンサーの左側極板の電荷QLはいくらか 解き方を教えてください

  • コンデンサーについて

    高校物理のコンデンサーについて質問お願いします。 画像の(3)がわからないのですが、説明のため1番から自分の解答書きます。 まず、コンデンサーC1、C2の電位をV1、V2とする。 スイッチS1の回路において V1+V2=Eが成り立つ。 C1の上側には+C1V1の電荷が、下側には-C1V1の電荷がたまり、 C2の上側には+C2V2の電荷が、下側には-C2V2の電荷がたまる。 孤立部分において初めスイッチは両方開いていたので 電荷は0だから 電気量保存則より 0=-C1V1+C2V2が成り立つ。 この2式より V1=2E/3 V2=E/3 次にスイッチS1を開いてスイッチS2を閉じたとき コンデンサーC3、C2の電位をV3、V4 とすると、スイッチS2側の回路において V3+V4=2Eが成立する。 ここで、 電気量保存則より -C3V3+C2V4=-C1V1+C2V2 (C3の下側の電荷とC2の上側の電荷が最初にスイッチS1を とじたさいにたまったC1の下側の電荷とC2の上側の電荷が 等しい) ということで式を立て、2式を使って 電位V3、V4を出しましたが全く違いました… この考え方で今まで間違ったことなかったので どこが誤りかちょっとわからないです…間違ってるとすれば電荷保存が間違ってる と思うんですがわからないですm(__)m教えてください。 電位は勝手に上の式が成り立つように向きを仮定して解きました。

  • コンデンサー 極板間隔1/4の金属板

    起電力Vの電池に繋がれた電気容量Cのコンデンサーの極板間に極板間隔の1/4の厚みをもつ金属板をゆっくりと完全に挿入する この間に外力のする仕事W1はいくらか また、スイッチを切り挿入した金属板をゆっくり引き抜くのに要する仕事W2はいくらか 前回質問させていただいたときの回答のおかげで以下のことが分かりました コンデンサに蓄えられたエネルギーの変化 = 電池のした仕事 + 外力のした仕事 コンデンサに蓄えられた電荷量の変化を求めれば外力のした仕事を求めることができる コンデンサーを通る電荷量の変化はCV/3 しかし電荷量の変化で外力の仕事をどうやって求めるのかや電池のした仕事の求め方がわかりません 教えてください

  • コンデンサー 極板間隔1/4の金属板

    起電力Vの電池に繋がれた電気容量Cのコンデンサーの極板間に極板間隔の1/4の厚みをもつ金属板をゆっくりと完全に挿入する この間に外力のする仕事W1はいくらか また、スイッチを切り挿入した金属板をゆっくり引き抜くのに要する仕事W2はいくらか 前回質問させていただいたときの回答のおかげで以下のことが分かりました コンデンサに蓄えられたエネルギーの変化 = 電池のした仕事 + 外力のした仕事 コンデンサに蓄えられた電荷量の変化を求めれば電池のした仕事を求められ、電池のした仕事を求めれば外力のした仕事を求めることができる 外力のした仕事を求めることができる コンデンサーを通る電荷量の変化はCV/3 しかし、「コンデンサに蓄えられた電荷量の変化を求めれば電池のした仕事を求められ、電池のした仕事を求めれば外力のした仕事を求めることができる」の、 コンデンサーに蓄えられた電荷量の変化と電池のした仕事と外力のした仕事の繋がりがわかりません 教えてください

  • 高校物理(交流とコンデンサー)

    高校物理(交流とコンデンサー)  ある問題集に以下のような問題がありました。  「図1について   C1、C2は同じ性能のコンデンサー   D1、D2はダイオード   電源は交流(電圧はE)   このとき、C2にかかる電圧を求めよ」  という問題なのですが、解答の解説では交流電源の正極・負極の向きを2つ(正極下側、正極上側) に分けて考えており、最終的には図2、3のようにコンデンサーに蓄えられる電荷の分布(正・負の) が落ち着き、2Eが答えになる。  私が確認したいのは、図2、3が最終的な状態のようなのですが、C2の電荷の分布が 図のようになるのは分かるですが(交流の向きによらず)、C1の電荷の分布がなぜ 左側極板が負で、右側が正になるのかがわからないのです。  確かに、図2のように電源の正極が下側のときはわかるのですが、図3のように電源の正極が 上側のときがあっても、最終の姿としてC1の左側極板が負になるところが理解できていません。  お手数をお掛け致しますが、途中の状態も含めて、なぜこのように落ち着くのか、アドバイス いただけないでしょうか。よろしくお願いします。

  • コンデンサーの電荷

    コンデンサーに蓄えられる電荷Qの量は Q(電荷) = C × V(電位差)  で、 C = A(板の面積) × ε(板間材質による係数) / L(板間距離) だから Q=V×A×ε/Lとなって QとLは反比例の関係にある。 そこで質問なのですが、 いま1Qの電荷が溜まっているコンデンサーがあって そのコンデンサーのLが可変だったとします。 たとえば本物のコンデンサーのL がどれくらいか知りませんが、1Q溜まっていた状態のLを1000倍に できたとします。電荷が1/1000になってしまいそうですが、コンデンサーに溜まった電子はどうなってしまうのでしょうか? (1)消えてなくなるのでしょうか? (2)電子はそのまま・・板に電子が残っていても限りなくOQになってしまうのでしょうか? (3)その他 よろしくお願いします。

  • コンデンサーにおける電荷保存(高校レベルです)

     ――|A|―|B|―― |            |  |            | ―――(電池)――― 上記のように起電力Vの電池、容量CのコンデンサーA・Bからなる回路があります。 AにはあらかじめCVの電荷がたまっています。 この時、AとBの極板間には電荷保存が成り立つと 解答には書いてあったのですが、なぜですか? また電池がなかった場合は成り立ちますか?

  • 平行平面極板コンデンサの電場について

    平行平面極板コンデンサの電場 E=V/d (d:極板間の距離) はプラス側+Qが作る電場E+とマイナス側-Qが作る電場E-の合成電場なのでしょうか? またそれをガウスの法則やクーロンの法則を用いることで、証明できるのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 物理 コンデンサーについて

    コンデンサーの極板間で、電子の移動がなされるのではなくあくまでも導線を通して、おこなわれるんですよね?(>_<)  そうでないと、極板でプラスとマイナスがひきつけ合ってコンデンサーに電気がたまるなんてことにはならず、移動してくっついちゃえばいいはずだから。 それなのに、静電エネルギーの考え方では極板からもう一つの極板に電場に逆らってプラス1クーロンを持ち上げたために生じるエネルギーと説明されているのはなぜですか?? よろしくおねがいします(´・ω・`)