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ただいまこの問題について悩んでいます。

ただいまこの問題について悩んでいます。 問) 補体系の因子は抗体よりも熱に弱く、哺乳類の場合は57℃、30分の加熱で失活する。    一方、抗体はこの処理では失活しない。ウサギにヒツジ赤血球を注射し    ヒツジ赤血球に対する抗血清を得た。この抗血清とヒツジ赤血球を反応させると溶血が見られた。    しかし、57℃30分間加熱した後の抗血清では赤血球の凝集反応が起きたが    溶血は見られなかった。    また、ヒツジ赤血球を注射しなかったウサギ血清(正常血清)は、ヒツジ赤血球になんの反応も    起こさなかった。加熱した抗血清と加熱していない正常血清を混合し、ヒツジ赤血球に加えると    溶血は起こるのでしょうか?予想される結果と、その理由を述べよ。    という問題なのですが、この考え方であっているのでしょうか?     抗血清+ヒツジ赤血球=溶血  (1)          抗血清(加熱済)+ヒツジ赤血球=溶血なし (凝集は起こる) (2)          ヒツジ赤血球+ウサギ赤血球=溶血なし (3)      (1)(2)(3)から     (抗血清(加熱済)+ウサギ赤血球(正常血清))+ヒツジ赤血球=溶血なし     これらのことよりこの問題の場合では溶血は見られないと思うのですが合っているでしょうか?          

みんなの回答

  • sa2ko2ko
  • ベストアンサー率84% (11/13)
回答No.1

間違ってます。答えは溶血します。 なぜかというと、抗体は抗原特異的ですが、補体は抗原特異的でないからです(→つまり抗体と違って、注射していなくても機能的な補体系が存在しています)。 溶血には「赤血球に特異的な抗体」+「補体」の2つが必要なのです。 この問題の場合 「加熱済みの抗血清」=抗体あり 「加熱していない正常血清」=補体あり なので、溶血するのです。 ちなみに、溶血のしくみですが、抗体により古典経路で活性化された補体系がmembrane attack complex(MAC)をつくり溶血を起こします。詳しくは免疫学の教科書を参照してください。

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