QUCSでの低域増強回路について

このQ&Aのポイント
  • QUCSを使った低域増強回路についての設計方法やトランジスタの設定について教えてください。
  • 参考書やデータシートにはトランジスタの具体的な設定が書かれていないため、設定方法がわからないという問題に直面しています。
  • 入力電圧や周波数、抵抗などの値についても教えていただけると助かります。
回答を見る
  • ベストアンサー

QUCSでの低域増強回路について

QUCSでの低域増強回路について 「定本 トランジスタ回路の設計」の回路を作成することにしました。(上画像) 電圧利得は2倍の回路で、FLAT時の回路を考えています。 参考書にはトランジスタの型が最後までないため、ソフト内での設定がわかりません。 (データシートも参照したのですが、よく分からず……) 設定が上手くいっていないせいか、シミュレーションしても電圧が増幅されません。 トランジスタの設定など教えて頂けないでしょうか? ちなみ電界コンデンサはQUCS内になかった為、コンデンサを使用しています。 入力電圧は100mVで周波数は1000Hz、出力に入れた抵抗は1kΩを考えています。 どうぞ、よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • inara1
  • ベストアンサー率78% (652/834)
回答No.3

新しいトランジスタの追加方法はここ(http://guutaranoheya.web.fc2.com/electronics/qucs_lib.html)に出ています。ここの「モデルを作成する」のところに「Spiceパラメータを部品のプロパティに設定します」と書かれていますが、これが非常に面倒です(普通の回路シミュレータではSPICEモデルがそのまま使えます)。 以下に 2SC2458 と 2SA1048 のSPICEモデルを貼っておきます。この中から必要なパラメータを抜き出して、Qucsに新規追加したトランジスタのプロパティー欄に1つずつ書き込んでいきます。 .model Q2SC2458 NPN( IS=1.2179E-15 BF=173.66 VAF=229.10 IKF=2.8674 XTB=1.5 ISE=18.813E-15 NE=1.5420 BR=5.5091 VAR=100 IKR=.19975 ISC=37.203E-15 NC=1.2959 NK=1.6697 RC=.57872 CJE=2E-12 CJC=4.8582E-12 MJC=.33333 TF=373.52E-12 VTF=8.6811 ITF=113.16 TR=10E-9) .model Q2SA1048 PNP(Is=2.04f Xti=3 Eg=1.11 Vaf=100 Bf=183 Ise=2.14f Ne=1.465 Ikf=1.5 Nk=1.319 Xtb=1.5 Var=100 Br=10.97 Isc=2.619f Nc=1.707 Ikr=26.37m Rc=.5 Cjc=9.716p Mjc=.3333 Vjc=.75 Fc=.5 Cje=5p Mje=.3333 Vje=.75 Tr=10n Tf=452.4p Itf=5 Xtf=0 Vtf=10) 上のSPICEモデルのパラメータの中には、Qucsのトランジスタのパラメータにないものや、逆にQucsのトランジスタのパラメータにあってSPICEモデルにないパラメータもあります前者の場合は何もしなくていいです。後者のパラメータはここ(http://jaco.ec.t.kanazawa-u.ac.jp/kitagawa/edu/vlsi/spidev/bjt.html)のページ最後のデフォルト値を入力します(∞は0を記入) 。Temp, Kf, Af, Ffe, Kb, Ab, Fb, Tnom, Area は Qucsにあるトランジスタ2N2222 のパラメータをそのまま使えばいいです。Temp は接合温度で、これを変えれば周囲温度を変えたときの特性をシミュレーションできます。

ayase-satuki
質問者

お礼

詳しく設定を載せて頂き、ありがとうございました! これから早速、試してみたいと思います!!

その他の回答 (2)

  • inara1
  • ベストアンサー率78% (652/834)
回答No.2

「定本 トランジスタ回路の設計」の226ページですね。 コレクタ抵抗が大きい件はANo.1さんのご指摘の通りです。 また、負荷抵抗が小さいと低域の利得が下がってしまいます(出力コンデンサと負荷抵抗でハイパスフィルタになるため)。添付図は別のシミュレータ( Circuit Maker )による周波数特性ですが、負荷抵抗は 5kΩ 以上にしたほうがいいでしょう(それより大きくしてもあまり変わらない)。この回路は、BOOST時に低音を大きくしているのでなく、中域から高域の利得を下げているだけみたいですね。 Qucsは持ってますが、SPICEデータの書き方が独特です。新規に追加できますが結構面倒くさいです。ご質問の回路は、小信号用のトランジスタなら何を使ってもほとんど特性は変わりません。Qucsに標準でついている 2N2222(2SC2458の代わり)と 2N2907(2SA1048の代わり)でシミュレーションするのが手っ取り早いと思います。 SPICEデータはデータシートには出ていません。多くの日本製トランジスタのSPICEデータは、ここ(http://sanwa.okwave.jp/qa5597127.html)の回答No.3で紹介されているURLからダウロードできます。 Qucsでトランジスタを新規に追加する方法は次の回答に書きます(文字数制限にひっかかるので)。

ayase-satuki
質問者

お礼

わざわざシミュレートまでして頂き、感謝です! また、分からないことがあれば聞くかもしれませんが、宜しくお願い致します。

  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.1

QUCSは使ったことはないですが、簡単に説明書を読んでみました。 GUIのフリーな電子回路シミュレータですね。 >トランジスタの設定など教えて頂けないでしょうか? 結果を先に特定すると、TR2のコレクタ抵抗4.7KΩが誤っています。 1.7KΩにすると正常に動作するはずです。 途中までの電流や電圧の値は正常ですが、TR2のエミッタ電流3mAを流す設定に対して コレクタ電圧4.7Vにはなりません。常に12Vになって動作停止(オン状態)になっています。 >ちなみ電界コンデンサはQUCS内になかった為、コンデンサを使用しています。 電解コンデンサのメニューはないので、コンデンサでよいです。問題ありません。 >入力電圧は100mVで周波数は1000Hz、出力に入れた抵抗は1kΩを考えています。 出力に入れた(負荷抵抗)に1KΩは低過ぎます。通常5KΩから10KΩが定番です。 (TR2のコレクタ抵抗が4.7KΩですから) TR1/TR2は、2SC2458/2SA1048 でも小信号トランジスタですから問題ないです。  

ayase-satuki
質問者

お礼

素早い回答をありがとうございました。 何とかレポートと実験の回路を乗り切れそうです!

関連するQ&A

  • 回路設計

    2SC1815O 電圧増幅率30dB以上 信号源の内部抵抗Rs=75Ω 低域遮断周波数200Hz 電源電圧6V 負荷抵抗1.8kΩ 最大対象振幅Vo(Vp-p)4V の条件で設計 エミッタ接地増幅回路で写真のような値で設計したのですが、電圧利得の周波数特性を測ると低生遮断周波数が20kHz付近になってしまいました。 コンデンサーをどう変えたらいいですか?

  • トランジスタ回路について

    トランジスタ回路について質問です! 画像のトランジスタ回路の (1)ベース接地電流増幅率αはいくらか? (2)電圧利得Av=V1/V2はいくらか? をお教えください。 条件は RL=6.3kΩ rb=400Ω re=25Ω rc=∞Ω インピーダンスZ1=V1/i1=45Ω と、なっています! 画像が見辛いかもしれませんがよろしくお願いします。

  • 電子回路 トランジスタ

    以下のトランジスタ回路で電圧増幅度の理論値の求め方がわかりません。理論値と計算式、求め方を教えてください。使用したトランジスタの型番は2SC2458です。またR3=9.1 kΩ、R4=2.2 kΩ、R5=22 kΩです。

  • トランジスタ増幅回路のカップリングコンデンサ

    バイポーラトランジスタ1個を使用した増幅回路が、様々な書籍で見られますが、入力側にカップリングコンデンサがある回路図が多々あります。 回路のタイプとして次の条件を前提とします。 ・小信号の電圧増幅で低周波を扱う ・エミッタ接地回路でA級増幅 ・固定バイアス増幅回路 この回路の場合、バイアスをかける準備として、入力側の直流成分をカットするためにカップリングコンデンサを使用すると認識しています。 ですが、回路図を見ると、電解コンデンサ(アルミかタンタルかわかりませんが)が使われていたり、そうでないコンデンサが使われていたりマチマチです。また、電解コンデンサの場合、+極性はトランジスタ側となってます。 そこで質問です。 1.電解コンデンサとそれ以外のコンデンサとどちらが一般的でしょうか。もしくは、コンデンサの種類の決め方があるのでしょうか。今回の場合は低周波用だと思いますが、それでも幾つかの種類があります。どの様な考え方で選択すればよいのでしょうか。 2.電解コンデンサの場合、+極性はトランジスタ側になりますが、   入力信号(mV程度)< VBEベース・エミッタ間電圧(0.7V程度)  という大小関係からくるものでしょうか。 長い質問になりましたが、よろしくお願いいたします。 トランジスタはnpn型で考えてます。

  • 差動増幅回路の電圧増幅度

    この問題の解き方と答えが分からないので教えてください。 差動増幅回路について 図は同じ特性のトランジスタTr1、Tr2で組んだ差動増幅器である。電圧増幅度を求めなさい。 ただし、R1=10kΩR2=10kΩR3=1kΩR4=1kΩE=10V hfe=160 hie=2.2kΩとする。 よろしくお願いいたします。

  • オペアンプ(反転増幅回路)

    反転増幅回路で、それぞれ10kΩ、40kΩの抵抗を接続し増幅率4倍の回路を作りました。 回路に電圧を大きくしながらかけていったのですが、小さい電圧ではきちんと4倍の出力が得られたのですが、電圧が大きくなっていくとあまり増幅されなくなってしまいました。 これは、どういう理由からなのでしょうか?

  • アナログ回路

    アナログ回路に関して2つ質問があります。 1)利得が40dBの非反転増幅回路で位相は周波数をあげると増えていき、振幅は周波数が上がると減っていくのはなぜか? 2)図のような(添付している画像です)増幅器を作成したとき、周波数-利得のグラフをかくと周波数が上がるにつれて利得は減っていく。これはなぜか。 R1=10kΩ R2=100KΩ C=0.1μΩ とする。 どなたかよろしくお願いします!

  • 直結増幅回路について

    直結増幅回路について 直結増幅回路において、1段目のトランジスタのコレクタ側を2段目のトランジスタのベースに直接結合するか抵抗Rを結合すれば、直流分が次段へと伝達されて、増幅が可能らしんですが、次のような問題点があるそうです。 互いのバイアス電圧が乱されるという問題があるそうです。 CR結合やトランス結合の場合は、互いの回路が直流的に分離されているから、バイアス回路を考える時はそれぞれ独立した回路として設計すればいいそうです。 しかし、回路を直接結合や抵抗Rで結合すると、直流的にも互いの回路は結合されるから、それぞれの回路のバイアス電圧を最適な状態に設定しても、Tr1の高いコレクタ電圧VcがTr2のベース電圧VBに影響を及ぼし、Tr2のバイアス電圧が乱されて動作点が狂ってしまうそうです。 この文章を読んでも、全然意味が分りません。 なぜ、CR結合やトランス結合は、直流的に分離されるんですか? バイアス電圧が乱されることについていまいち理解できません。 もっと詳しい解説をお願いします。 また、なんで、直結増幅回路では、入力のところにコンデンサがないんでしょうか? コンデンサがないと、交流電圧は0Vを中心にして振幅することになりますよね? コンデンサがある時は、なんで、0.7Vを中心にして振幅するんでしょうか? なんで、入力のところにコンデンサではなく抵抗ではいけないんでしょうか? 分らないとこだらけです。 解説をお願いします。

  • 負帰還回路

    電圧増幅率が60dBで入力インピーダンスが100kΩの増幅器に20dBの負帰還(F=-20dB)をかけた場合の利得を求めたいのですが、電圧増幅率、入力インピーダンス、利得の関係式が今使っている教材に見当たりません。 どのような式より利得を求めたら良いのでしょうか? 宜しくお願いします。m(__)m

  • 増幅回路でコンデンサC2の横の出力電圧が

    LTspice での実行結果の動作点の電圧が初期値が2.5Vのはずが0mVから始まってしまいます。 トランジスタ増幅回路なんですが、 その原因が全く分からず困っています。 設定なんでしょうか? 詳しく教えてもらえないでしょうか? LTspice の回路図を下に添付します。