相撲協会が関係者を処分!? 暴力団組員へのチケット提供の真相とは

このQ&Aのポイント
  • 相撲協会が暴力団組員への相撲チケット提供で関係者を処分すると報じられています。
  • 暴力団と認定された組織が生き残る理由や組員の権利について疑問が生じます。
  • 一方で、本来暴力団組織は潰されるべきとされながらも、チケット提供に大騒ぎする報道に疑問を抱く人も多いようです。
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暴力団組員への相撲チケット提供で相撲協会が関係者を処分したと報じられて

暴力団組員への相撲チケット提供で相撲協会が関係者を処分したと報じられています。暴力団と認定された組織がのほほんと生きていられるのは何故でしょうか?具体的な犯罪がなければ警察も手を出せないとするならば(法治国家なら当然です)組織員のうち犯罪捜査の対象になっていない組員は、法的には一般市民と同様の権利を持っているはずです。その人たちにチケットを融通したことがそんなに大騒ぎすることなのでしょうか?本来、暴力団と認定された組織は潰されるべきで、それを残していながら、末端で起こる現象に対して大騒ぎしているような気がします。私は、暴力団というものの存在を当然としている報道が理解できません。暴力団とその組員の法律的位置づけを教えてください。

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  • kumap2010
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回答No.3

>ご回答ありがとうございました。暴力団と指定されて抗議ひとつしない団体(反社会的組織)でも結社・表現の自由があるのがなんとも納得できないのです。指定するにはそれなりの要件と根拠があるわけで、解散命令を出してつぶすべきではないでしょうか。 憲法でも「公共の利益に反する自由は認めない」とされていますので、 結社そのものが不利益を及ぼしているのであれば結社を制限することも可能です。 しかし法的に暴力団は「団体の活動として犯罪をしたわけではない」ですよね。 暴力団もその辺をわかっているので、犯罪をする場合は「個人の勝手な行動」です。 政治家も同じようなことをしますよね。 自分が代表の団体で違法献金など受け取って、「秘書が勝手にやったこと」 これをされるとどうにもなりません。 結果的に団体に利益を及ぼすことであっても、 団体として行った行為でなければ個人の責任しか問えませんから。 だから暴力団の定義は「構成員が常習的に暴力的行為を行う恐れのある団体」となっています。 団体としての犯罪行為を対象にしているのではなく、構成員の行う暴力行為が基準。 もし仮に、「構成員の行う暴力行為」を対象に結社の自由を制限してしまったら、 今度は一般企業の会社員による犯罪も対象になってしまいます。 「おたくの会社は社員が常習的に暴力を行っているから解散」とか。 そうなると当然権力の濫用として憲法違反になることは明らかです。 だから構成員の暴力に対して制限をかけるのが限界なのです。 ↓ 福岡地方判平成7年3月28日判タ894号92頁は、本法につき、暴力団への自発的加入を犯罪としたり、団体の活動の規制や解散を定めるものではなく、同法3条による指定を受けても、指定暴力団構成員の暴力的要求行為が規制されるだけであるから、憲法21条1項に違反しないとする。

その他の回答 (2)

  • kumap2010
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回答No.2

>暴力団と認定された組織がのほほんと生きていられるのは何故でしょうか? 憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 というわけです。 だから組織自体を潰すことは出来ません。 憲法に違反しないように、指定暴力団として一部の行為に制限をかけることが限界なのです。 もちろん道徳的に問題があることは言うまでもないので、 まともな企業や団体が暴力団に便宜を図ることは非難されて当然だと言えます。

0151
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。暴力団と指定されて抗議ひとつしない団体(反社会的組織)でも結社・表現の自由があるのがなんとも納得できないのです。指定するにはそれなりの要件と根拠があるわけで、解散命令を出してつぶすべきではないでしょうか。

回答No.1

歴史的な問題でもあります。江戸時代の清水次郎長から現代まで、表向きは合法、裏で非合法の組織です。大東亜戦争の終わりに日本に住む韓国人がそれまで虐げられていた反動で悪さをするのを警察がヤクザ(ヤクザと暴力団とは本来は区別されます)に頼んで、防御したなどという歴史もあります。お祭りで神社の境内の出典場所を露天業者に割り振るとか、警察もその他の団体もやらないキタナイ仕事をさせてきた経緯があります。 今、日本には売春禁止法というのがあって、性を売り物にすることは非合法です。しかし、北海道から沖縄まで、風俗の店で『はいお客様、ここから先は非合法なのでサービス出来ません』とは、一度も聞いたことがありません。必要悪という言葉がありますが、ヤクザもそれと同じですかね。右翼団体と左翼の過激派、何やら教団など、非合法なのがたくさんおりますが、暴力団は一番良くないですね。 これって、米国でも、ドイツでも同じでした。私は米国やドイツで港湾関係者との仕事をしていましたが、日本のヤクザと何も変わりません。日本も港湾にヤクザが多く屯していますよね。 法律的な位置づけから言えば、団体、結社の自由は認められています。今、質問者様が誰かを集めて何何一家とか何やら組みを組織してカンバンを家の前に掲げても、法律で罰せられません。 その後で質問者様または、その配下の人が、非合法な活動(犯罪)をしたら、普通に罰せられます。 私に言わせれば、悪いことはそこそこにして、警察や地域が出来ないことは、ヤクザにやって欲しいと 思っているのではないでしょうか。 この手の職業の連中を一網打尽にすると、またどこからともなく、集まって組織を作ります。これは世界共通ですね。ロシアなんて凄いですよ。殆どの事にヤクザが絡んでいます。

0151
質問者

お礼

ご丁寧なご回答ありがとうございました。それにしても、指定暴力団として位置づけられた団体が、平気で活動しているのに、警察が何も直接できないということは奇妙な感じです。結社の自由といっても、公共の秩序を阻害すること(暴力団と指定されたということはそう定義されたことになります)との関係はどうなっているのですかね。権利ばかり主張して、公共を考えない風潮が背景にあるのですかね。

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