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海辺のカフカについて

海辺のカフカを読み終わって思ったことは、なんだこれ? ということでした。村上春樹の作品自体を読むのが初めてで、国民的知名度のある作家の本でしたので期待して読んだのですが…… 結局村上春樹はこの物語を読んだ読者に何を伝えたかったのでしょうか? 壮大と思わせる伏線をちりばめた割に回収せず、あまりにも投げやりすぎではないのでしょうか? あとは読者が勝手に想像することだというこでしょうか? 何もかも中途半端すぎるとおもうのです。 そして、文体。村上春樹の文章とはこの程度……というのはあれかもしれませんが、このようなものなのでしょうか? 1Q84など売れに売れてるようですが、買う価値はありますか?

  • ryu-bi
  • お礼率47% (153/324)

みんなの回答

回答No.3

「海辺のカフカ」は緻密に構成された作品だと思います。 「壮大と思わせる伏線をちりばめた割に回収せず」とのことですが、私はすべて回収されていると思います。 第30章に「ドラマツルギー」についてカーネル・サンダーズが述べます。 「役割として必然でないものは、そこに存在すべきではない。役割として必然なものは、そこに存在すべきだ」と。 村上春樹氏は「ドラマツルギー」に基づき「海辺のカフカ」を構成しています。 「1Q84」にも「海辺のカフカ」の主題が引き継がれています。 ・アントン・チェーホフの拳銃の話 ・白雪姫の七人のこびと ・千葉県市川市      etc 「海辺のカフカ」は、「ひとつの等式と偶然の系列」で読み解くことができます。

noname#125540
noname#125540
回答No.2

最初から『カフカ』はきついと思いますよ。 『羊をめぐる冒険』 『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』 または、昔の短編集をお勧めします。 人によっては『ノルウェイの森』が好きという人もいます。 私は羊や世界の終りの系統が好きなのですが。 しかし村上春樹氏は、受け取り方を読者に任せる作家です。 はっきり「こう読んで欲しい」という風に書かないんだと思いますよ。 それは『スプートニクの恋人』にも感じました。 あれは話としては結構好きですが、「え、どういうこと?」な感じです。 『ノルウェイの森』もちょっとそうなんですけどね。 『羊』と『世界の終り』はストーリーがはっきりしています。

  • kacashi
  • ベストアンサー率50% (67/134)
回答No.1

村上春樹氏は、読者の好みの分かれる作品だと思います。 ryu-biさんのおっしゃるとおり、私も読後の感想は「……で?」というものでした。笑 人によっては、あの雰囲気が好き、とか、言葉の裏を考えさせられる部分が病みつきになる、と思うようです。 私は、読書をエンターテイメントとして楽しんでいるので、著者が必ずしも明確な「何か」を伝える必要はないと思っています。だから、「で?」で終わる村上春樹氏の小説も、ひとつの形としてアリではないかと。(私は簡単明快な話が好きなので、村上春樹氏の作品は苦手ですが) 個人的な意見で恐縮ですが、海辺のカフカが苦手だったら、IQ84もおそらく、読みにくいんじゃないかと思います。クセのある作家さんなので……。 人気があるからという理由で再び氏の作品に挑戦するよりは、ご自分が興味を引かれる本を手にとったほうが、きっといい本との出会いがあると思います。 作家さんの中には、テーマを明確に伝えてくる方もいらっしゃるので、ぜひともそちらを試してみてください!

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