• 締切済み

廃プラスチックのリサイクル

廃プラスチックの代表的なリサイクルに、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルがありますが、環境を考えた場合、どちらが「良い」リサイクルなんでしょうか? マテリアルリサイクルは、資源を有効利用するという意味では環境に優しいのかも知れませんが、再化工・再成型時にエネルギーを消費します。一方、サーマルリサイクルは焼却行為ですが、エネルギーを有効活用しています。 エネルギーを消費してまでマテリアルリサイクルするよりも、焼却して熱源回収を行なう方が環境には良いのでしょうか? 温暖化などの話も絡めて教えて頂けると非常に助かります。宜しくお願いします。

みんなの回答

  • yanmar-z
  • ベストアンサー率27% (10/37)
回答No.5

少し現実的な話をしても良いでしょうか。 皆さんも家庭からゴミを出すときに、よほど神経質な性格でない限り、汚れた状態だったり、いろいろなものが混ざったりします。 企業から出されるゴミも、工場系でリサイクルを前提として厳密な管理をしている企業以外はまともな形ではでてきません。 ということは、汚れを落としたり分別することにエネルギーを使うことになります。劣化したり、添加剤が加えてあったり、熱硬化性だったり、あるいは汚れが完全に落とせなかったり、複合材だったり・・・など、マテリアルリサイクルができるゴミはごくわずかというのが現状ではないでしょうか。 できもしないのに、どちらかを選ぶというのもどうかと思います。 発泡スチロールやペットボトルも、マテリアルリサイクルのために分別した量の半分以下しかリサイクルされていないと聞いたことがあります。 需要がないことよりは、サーマルリサイクルというのが現実的だと思います。ただ、だからといってマテリアルリサイクルがダメというのでなく、少しずつ可能性を高め、需要を掘り起こしていくことが将来的にはどちらが良いかという答えを導き出してくれると思います。

  • shota_TK
  • ベストアンサー率43% (967/2200)
回答No.4

No2の者です。 「どのリサイクルがいいか」ということが一概に言えないということについて、ちょっと補足しますね。 例えば、火力発電よりもはるかに低コストで環境負荷の小さい発電方法が開発されたら、サーマルリサイクルは成り立たなくなっちゃいますね。 また、石油の値段が10倍になったとしましょう。こうなると、プラスチックを石油から作るよりもリサイクルした方が断然コストが安くなりますよね。黙っててもマテリアルリサイクルが進みます。 このように、周囲の状況によって、大きく変わっちゃうんですね。「どのリサイクルが最適か?」というのは、微妙なバランスの上にある、ということなんです。

  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.3

私はリサイクルのシステムを次のように考えます。 【マテリアルリサイクルの長所】 回収システムの整備、マテリアル・リサイクルにおける用途開発、 ケミカル・リサイクル (使用済み塩ビ製品を、化学的な方法により化学品や製品原料などとして利用するリサイクル) における技術開発が進めば、 資源の有効という点では一番パーフェクだと思います。 問題は工場でのマテリアル・リサイクルは進み易いが、 一般の消費者からの回収リサイクル、分別がかなり難しいことですね。 形成時のエネルギーはケミカル・リサイクルの研究が進めば、 大量に消費される事はないでしょう。 【サーマル・リサイクルの長所】 破棄された塩ビ製品を燃焼することにより発生する熱や電気を回収し、 エネルギー源として利用するリサイクルですね。 温水プール、熱、電気を利用できます。 使用済みプラスチック各種を分別する必要がありませんので、 一般の協力は得られやすいですが、 焼却でダイオキシンの大量発生、 環境ホルモンなどの人体に影響をあたえる問題点がありますね。 これからはリサイクルがしやすい商品の開発、 ケミカルリサイクルの研究、用途開発、 ダイオキシン発生が少ない焼却炉の開発などが今後の 課題でしょうね。

参考URL:
http://www.umgabs.co.jp/jp/ecology/report.htm,http://www.ebara.co.jp/saiyo/tech/gas/gas.html
yamaha
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 両者の長所を分かりやすく記述して頂いた上、参考URLまで教えて頂いて助かりました。

  • shota_TK
  • ベストアンサー率43% (967/2200)
回答No.2

一応,リサイクルの分野ではマテリアルリサイクルの方が優等生で,それが無理ならサーマルに回す,という考えですね.サーマルだと「ループ型」のリサイクルにできませんよね.それに,二酸化炭素やダイオキシンの問題がありますからね. あと,塩ビなどを燃やすと,塩酸ガスが発生するため,焼却炉がものすごく傷むんですよ.FRPだと温度が低ければガラス繊維が舞うし,温度が高ければガラスが炉に融着します.こういった材料は,なかなかサーマルリサイクルしにくいですね. マテリアル,サーマルの他に,ケミカルリサイクルという選択肢と,リサイクルしない(常に新しいものを使用)という選択肢もありますね.どれが一番いいのかっていうのは,微妙だと思いますよ.「何を望んでいるのか」によると思います.

yamaha
質問者

お礼

やっぱり微妙ですか… そんな気はしてたんですが質問して良かったです。 自分だけで考えるよりは、他の人の意見を聞いた方がいいですもんね。 ありがとうございました。

noname#5277
noname#5277
回答No.1

温暖化ではなく、石油枯渇問題から考えれば、 マテリアルリサイクルのほうが数段環境によいでしょう。 エネルギーに関しては、再生可能エネルギーを利用すればよいわけで。 で、ご質問の件ですが、 廃プラスチックの種類によります。 現在ではマテリアルリサイクルしやすいように作られた製品があり、 そういった廃プラスチックをサーマルリサイクルするのはもったいないことです。 (例:車のバンパーなど) しかし、例えばビニール袋などを マテリアルリサイクルしようとすると、 再生のためのエネルギーよりも分別のエネルギーが すさまじくなります。 以上、簡単ながら、参考になれば。

yamaha
質問者

お礼

結局はリサイクルしようとするものによるということなんですね。 簡潔かつ分かりやすい回答ありがとうございました。

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