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自然発生的な宅老所の可能性はないのでしょうか
高齢者が住み慣れた土地で安心して住める方法はないか・・・ 長年この問題に取り組んだ結果、現在の制度の元では「小規模多機 能型居宅介護」が最適だということはよくわかりました。しかし、 実際には設置が進んでいません。その理由は、事業者が原則として 社会福祉法人、例外でも医療法人か生協に限られており、それらの 事業者の採算がとりにくいからだそうです。 何故、高齢者が住み慣れた土地で安心して住むことがこれ程難しい 問題になったのでしょうか。 空地に高齢者専用の家を建ててまず親達が住み、知人や近所のお年 寄りが集まる場所になる。必要があれば、近所の訪問看護ステーシ ョンに援助をお願いし、泊まりたい人には泊まってもらう。万一の 場合に備えて病院とのお付き合いは確保しておく。これだけの事が 出来れば自然発生的な高齢者の住まいになるのではないでしょうか。 有料老人ホームのように多額のお金を払って安心を買おうとすると、 責任の問題が生じ、規制や制度に縛られることになって、小規模な 施設でも簡単には作れなくなったのではないでしょうか。もう一度 昔の時代に戻ったつもりでこのようなことを考えるのは、法律上具 合が悪いのでしょうか。
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両親が亡くなり、中心市街地にある自宅隣の空き地と郊外の 宅地が残されました。 本人の遺志を尊重して、福祉に役立てたいと考えています。 神戸市の介護基本計画によると、平成18年の介護基本法の改 正により制度化された小規模多機能居宅型介護事業所を各中 学校区に一つずつ(合計70か所)設置することになっていますが、 実際には十数か所しかできていないので、これだと思いました。 神戸市の窓口の話では、場所と社会福祉法人があればすぐに 認可するということですが、認可の条件は社会福祉法人で、 例外は生協と医療法人だけとのことです。また、行政が民間 地主に民間の社会福祉法人を紹介することはできないので、 自分で探してほしいとのことでした。そこで、業界最大手の 社会福祉法人や神戸で有料老人ホームや小規模多機能居宅型 介護事業所を運営する社会福祉法人にあたってみましたが、 何れも新規に開設する意向はないとのことでした。 理由は小規模多機能居宅型介護事業所を単独で運営するのは 困難なこと、具体的には、小規模とは言いながら、9人もの 泊まりを受け入れるには多数の職員を常駐させる必要があり 採算がとれないこと、また専属のケアマネージャーをおく必 要があるため、一般のケアマネージャーが自分の担当する高 齢者を送りこんでくれることを期待できないので、利用者を 確保しにくいとの事でした。 自分で社会福祉法人を探してほしいと言われましたが、これ 以上時間をかけることはできません。もしお心当たりがある 方がいらっしゃれば、どうかご紹介いただきたいと思います。 社会福祉法人が見つからなければ、他の施設を考えます。 宜しくお願いします。
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お礼
御回答有り難うございます。 「宅老所・小規模多機能ケア白書」などを読むと、 原型は自然発生的なニーズから始まっているように 思います。しかし、その前提として地域に住む人の 結びつきやコミュニティができている必要が有ると 感じました。現在の社会では、ご指摘のようなトラ ブルの心配の方が大きいようです。