傷害罪について・・・・教えてください

質問

ここでの傷害罪はケンカを例にしてお願いします。

よく、男性と女性が素手でケンカをすれば男性が悪くなりますよね？

しかし、私が今回お尋ねしたいのは、男性同士の場合です。

ただし、ここでの男性同士のケンカの例については体格が違っていたらどうか？ということです。

例えば・・・

身長１６０ｃｍ、体重５４ｋｇの男性
身長１７４ｃｍ、体重６５ｋｇの男性

この２人がケンカをした場合は、普通なら１７４ｃｍの男性の圧勝ですよね？１６０ｃｍなんて女性の身長ですし・・・ボクシングや柔道でも６階級は違います。勝ち目は無いと思います。

しかし、ケンカの最中に１６０ｃｍの男性が護身用に持っていた警棒や催涙スプレーで応戦した場合は１６０ｃｍの男性は過剰防衛になるのでしょうか？（追い討ちはせずに逃亡のための最小限の攻撃）

上記の男性同士のケンカの例では、例え、性別が男性でも１６０ｃｍで５４ｋｇという女性のような体格の男性では一般的な男性としての防衛能力としては乏しいと思われます。

警察官の職務質問などの場合でも、女性なら催涙スプレーぐらい持っていても逮捕されるケースは稀ですが、男性が催涙スプレーを持っていれば逮捕されますよね？（護身用で持ってたら）

さらに、女性が男性ともみ合いのケンカになった場合に催涙スプレーを使用して逃げた場合は正当防衛になりそうですが、男性が行った場合は男性という理由だけで過剰防衛になりそうです。

しかし、上記の例のような細身でチビで弱い。女性並みのスペックしかない男性が大柄の男性と戦闘になってしまった場合に、護身用として使用された催涙スプレー、警棒といったモノは、男性という性別だけでなく、裁判では、男性同士の体格差、素手のまま戦っていたらどうなるかなど、細かく評価されるものなのでしょうか？

法律を交えてのお話が欲しいです。
法律に詳しい方、どうかよろしくお願いします。

回答No.2

areresouka · ベストアンサー

そうですね、肩が当たって、「失礼」といって通り過ぎようとしたら、「ヤンキーの人や当たり屋の人に胸倉を捕まれて揺さぶられ」てしまい、「生命の危機を感じてパンチをして離れた隙に逃げようとする」ことは、素手で殴っている限り正当防衛だと思いますよ。

そして逃げたのに「追いかけられて、逃げ切れず」、「おう、くるのか、やってやろうじゃないか」ということで、「戦闘にな」ってしまったら、それは双方の暴力を振るう認識の下での戦闘行為でしかないですね。そこでは正当防衛の問題は発生しません。

ところが、他方が完敗で意識も薄らいで抵抗できなくなっているところで、さらに勝っている方が棒で殴りかかってきたときに、ついにやむなくもっていた刃物で足などを刺してけん制していれば、正当防衛を考える可能性はあるでしょう。

つまりですね、体格の問題は少々の事情として考慮されることはあっても（考慮すべきではないとまでは言わないとしても）、正当防衛や過剰防衛の本質ではないということです。

お礼

＞つまりですね、体格の問題は少々の事情として考慮されることはあっても（考慮すべきではないとまでは言わないとしても）、正当防衛や過剰防衛の本質ではないということです。

なるほど、つまり男性の場合は体格が乏しい方の方が圧倒的に不利ですね。女性の場合は武装したり、女性という性別の恩恵で助かりそうですが・・・

体格が乏しい男性が事件に巻き込まれないことを祈ります。

回答No.1

areresouka

（正当防衛）
第三十六条 　急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
２ 　防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。

ねっ、お読みになってお判りだと思いますが、「急迫不正の侵害」が前提ですよ。そもそも喧嘩があったのなら、どちらが先に手を出そうとも一般には正当防衛や過剰防衛の問題にはなりません。喧嘩両成敗ですね。

喧嘩の途中で、片方が圧倒的に優位になって、完敗寸前に他方がついに刃物で反撃したというような場合なら考えることも可能です。

お礼

ありがとうございます。

では、ヤンキーの人や当たり屋の人に胸倉を捕まれて揺さぶられた場合に生命の危機を感じてパンチをして離れた隙に逃げようとするも、キレて追いかけられて、逃げ切れず戦闘になり、上記のような例の男性同士だった場合に護身道具を使用した場合には

・「急迫不正の侵害」
相手が一方的な主張で胸倉を掴んできて揺さぶるなどの行為

・喧嘩の途中で（お互いが素手でも体格差がありすぎて）片方が圧倒的に優位になって、完敗寸前に他方がついに刃物で反撃したというような場合なら考えることも可能です。

に該当するのでしょうか？