• ベストアンサー

モースポテンシャル

モースポテンシャルの波動関数?の厳密解はどのように求めればいいんんですか?自分でも問題の意味がよくわかっていないので、理解不能な質問だったらごめんなさい。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 101325
  • ベストアンサー率80% (495/617)
回答No.2

おおまかな方針は、水素原子の波動関数や調和振動子の波動関数を求めるときと同じです。適当に変数変換して、既知の微分方程式に変形します。 モースの原著論文“Diatomic Molecules According to the Wave Mechanics. II. Vibrational Levels”Phys. Rev. 34, 57 - 64 (1929) http://dx.doi.org/10.1103/PhysRev.34.57 に詳しい導出過程が書いてあります。 日本語の教科書では、以下の二つに概略が書いてあります。 メシア量子力学 http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN0007688X アイリング量子化学 http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN01788478 いずれにしても、水素原子の波動関数や調和振動子の波動関数を求めるときと同じように、かなりめんどくさい作業です。化学系の学部学生なら、ウィキペディア英語版に書いてある程度のことを知っていれば十分じゃないかなあと思います。

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/Morse_potential
earthes
質問者

お礼

ありがとうございました。 ちなみに厳密解はどのような形になればよいのでしょうか?

その他の回答 (2)

  • 101325
  • ベストアンサー率80% (495/617)
回答No.3

> ちなみに厳密解はどのような形になればよいのでしょうか? シュレーディンガー方程式  -(h^2/8π^2μ)ψ'' + V(r)ψ = Eψ のポテンシャルV(r)を、モースポテンシャル  V(r) = D exp(-2a(r-ro)) - 2D exp(-a(r-ro)) としたときの固有関数の形は  ψn=exp(-z/2)・z^(b/2)・L(n,b,z)  ……(1) のようになります(規格化は面倒なので省きました)。ただし  z=2d exp(-a(r-ro))  d=(2π/ah)sqrt(2μD)  -b^2/4=(8π^2μE/(ah)^2) のように、変数 r を変数 z で表し、ポテンシャルの深さ D をパラメータ d で、エネルギー E をパラメータ b で表しています。量子数 n は d,b と  n=d-b/2-1/2  ……(2) の関係があり、束縛状態であるためには E<0 でなくてはなりませんから、n は  0≦n<d-1/2 をみたす整数値になります。 L(n,b,z)は、微分方程式  zL'' + (b+1-z)L' + n L = 0 の解で、一般化ラゲール多項式(generalized Laguerre polynomial) http://en.wikipedia.org/wiki/Laguerre_polynomials#Generalized_Laguerre_polynomials と呼ばれるものです。 固有関数ψnをグラフに書くのなら、dとnを固定して式(2)からbを求めて、式(1)に z=2d exp(-x) を代入し、ψnをxの関数としてプロットすればいいです。

earthes
質問者

お礼

詳しく説明していただきありがとうございました。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

モースポテンシャルの形はこれ、↓のpp26 (4-1)にあります。 http://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/2001/ele/1020245.pdf ただし、これから波動関数を厳密には求まりません。 厳密とは「解析的」に求めることです。

earthes
質問者

お礼

ありがとうございました。 ちなみに厳密解はどのような形なのですか?

関連するQ&A

  • 三次元球面ポテンシャル

    球対称なポテンシャルを考える。半径 a まではポテンシャルがゼロ、それより大きなところでは無限大であるような球対称なポテンシャルとする。このなかに存在する質量 m の粒子の基底エネルギーと対応する波動関数を求めよ。 こんな問題をしているのですが、基底で球対称なので、一次元の井戸型ポテンシャルと同じ形になり、求める関数F(r)=Aexp(ikr)+Bexp(-ikr) : (k=√2mE/h) だということは予想できるのですが、そのあと何を考えていけばいいのでしょうか。 基底エネルギーと対応する波動関数はどのようにだすのでしょうか。 お願いいたします。

  • 箱型ポテンシャルの1粒子束縛問題

     一応手元にある量子力学の教科書二冊を調べながら解こうとしてもよくわからなかったのでヒントでもいいので教えてほしいです。 問題 次のような壁を持つ箱型ポテンシャルの1粒子束縛問題を考えよ。 V(x)=∞ (x<0), V(x)=0 (0<x<a), V(x)=Vo (a,x) と言う条件です。(見にくくて申し訳ありません。)  私はまずシュレーディンガー波動方程式(時間に依らない)を書いて、その後、波動関数の一般解を書きました。 そして境界条件でその一般解を解こうとしました。が形が左右対称ではないからかうまく解けない状態です。

  • 井戸型ポテンシャルの外側のエネルギー固有値?

    無限に深い井戸型ポテンシャルの問題について質問です。 例えばポテンシャルが -L<=x<=L で0 その他がポテンシャル無限 とした時,井戸の外(x<=-L,L<=X)では波動関数は0となるのは理解できるのですが(ポテンシャル無限では粒子は存在できないから), このときのエネルギー固有値はどうなるんでしょうか? シュレーディンガー方程式を考えると (-h^2/2m∇^2+V)ψ=Eψ (V:ポテンシャル) で,ψ=0だから両片は恒等的に0ですよね? その場合エネルギー固有値って求まらないんでしょうか? (粒子が存在しないんだからエネルギー固有値だって0になるんじゃないかとも思うのですが...) よろしくお願いします。

  • 一次元の井戸型ポテンシャル中の自由粒子についてハミルトニアンを導くとこ

    一次元の井戸型ポテンシャル中の自由粒子についてハミルトニアンを導くところなんですが 全エネルギー E = p^2 / 2m + U(x) --(A) p <- -ih d/dx (hは棒付き) --(B) ∴ H^ = (-h^2 / 2m) d^2/dx^2 + U(x) --(C) において、 (1) (B)運動量演算子 -ih d/dx がいきなりでてくるのがわかりません。教科書など見てもこの導き方が載っていません この運動量演算子というのは波動関数に作用させると運動量になるというものなのでしょうか (2) (C)ハミルトニアンは演算子なのに、U(x)の部分はただのスカラーになっていますがいいのでしょうか (3) (1)で運動量演算子を波動関数に作用させたものが運動量ならば、波動関数に(C)を作用させたものは、(運動エネルギー)+(ポテンシャルエネルギー×波動関数)になってしまいませんか? そうするとシュレーディンガー方程式は (運動エネルギー)+(ポテンシャルエネルギー×波動関数)=(全エネルギー×波動関数) となって、次元が合わないような状況になってしまいませんか? 質問の意味がわからなかったらすぐ補足するので、1つでもいいので教えてください。よろしくお願いします。

  • 一般次元でのエッカートポテンシャルはどんなものですか?

    こんにちは。僕は数学の人間です。物理はほとんど知りません。ですが、最近シュレディンガー方程式について考えていて、いろいろポテンシャルを変えて固有関数を求めたりしています。そこでエッカートポテンシャルというものを知りました。 見つけた本にはSech^2[αx]の定数倍の形をしものをローゼン・モース型ポテンシャルの特別なケースとして、エッカートポテンシャルと呼ぶ、とありました。ちなみに物理学30講シリーズです。それで一般のn次元空間の場合、このポテンシャルの形状はどうなるのか、ということが知りたいのです。もちろん定義次第で変ることもあるかとは思うのですが、一般的にはどうなっているのかな、と。そもそもどういう文脈でこのポテンシャルが現れるのかも知らないので、困っておりました。

  • 箱型ポテンシャル

    波動関数はψ(x)={(2/L)^1/2}sin(nπx/L)である。 一次元の箱型ポテンシャル中の自由粒子の運動量pおよびp^2、位置xおよびx^2に対するそれぞれの期待値を求めよ という問題を解いていたのですが、この問題の場合、n=1,2、・・・などとおくことが出来るのでしょうか? そうしないと答がものすごく長くなってしまうのですが・・・それとも長くなるのは計算ミスでしょうか?

  • 2次元井戸型ポテンシャルの問題がわかりません

    「ポテンシャルV(x、y)は  {0<=x、y<=L}のとき0 それ以外の領域は∞ のときのエネルギー固有値と波動関数を求めよ」 という問題なんですがよくわかりません。 周期的境界条件ってこの場合ありますか? 流れだけでもいいですので教えてください。

  • 井戸型ポテンシャル 二重障壁

    井戸型ポテンシャル(ポテンシャルはプラス方向で有限)が二つつながった二重障壁の問題がわからないのですが、何かいい参考書、波動方程式の解き方などないでしょうか。 左から波が入ってきたときに、一個目の凸を通過するとき、トンネル効果を考慮して波動方程式を出すとこまでわかるのですが、 これを二個目の凸とどう関係させればいいのかわかりません。 一こめと二こめのポテンシャルの壁内部の波動方程式は同じになっていいのでしょうか

  • 物理で言う「ポテンシャル」

    物理で言う「ポテンシャル」は、具体的にどういう意味ですか?ポテンシャル場というと、重力場、磁場、電場など複数ありますが、共通した意味が理解できてません.

  • 井戸型ポテンシャルの数値解シミュレーション

    井戸型ポテンシャルの数値解を「オイラー・クロマー法」を用いてシミュレーションで表す場合、どのようなプログラムにすれば良いのでしょうか?井戸の深さや幅をこちらで任意な数値を代入して、基底状態などにおける固有値や波動関数をグラフに表したいのです。 プログラムに関しては全くの初心者なのでどなたか具体的に教えてもらえれば幸いです。言語はC、グラフィクスの処理はPGPLOTのようなものは使用しないで、単純に結果をエクセルへ出力して求めたいです。