中国や韓国は日本にとって脅威なのか？

質問

竹島問題や対馬の問題をＷＥＢで確認しました。
海底ガス田の事は周知の事実です。
しかしテレビではＮＨＫでさえ韓国ドラマを放映し
韓流ドラマがブームとなり、中国の歴史映画が放
映されました。
中国や韓国への旅行も結構盛んな様です。
このギャップに戸惑います。
そこで質問です。
（１）中国韓国脅威論は一部の人のヒステリーなのか？
（２）それとも多くの日本人が平和ボケして気づか
　　 ないのか？
中立な見方で韓国テレビドラマを見てみましたが
正直言ってビデオに録画する程面白くはなかった言う
のが実感です。
※マイケルジャクソンのプロモーションビデオは何度
観ても飽きないのですが。

回答No.2

night178

まず、中国から。
日本にとって、中国は安全保障の観点からすると脅威であるといえます。その理由は、以下の通り。

１.現在中国との間で尖閣諸島をめぐる問題が生じているが、中国と周辺国との領土紛争に関して、軍事的に劣る場合、必ずと言っていいほど中国側が実力行使し、領土を実効支配している。

上記のことはベトナム戦争後の中国軍のベトナム侵攻や、フィリピンからの駐留米軍撤退後の南沙諸島の実効支配をみればよく解ります。古くは、人民中国成立後のチベットや新疆ウイグル自治区への軍事進攻をみれば中国が他国に対する侵攻に対し、ためらいを持たない国であるとわかるでしょう。また、沖縄も人民解放軍の高官が潜在的に中国の領土と認識しているような意見を公表したり、アメリカに対し太平洋を半分に分割し、西半分を中国が管理する提案をするなど、周辺領土に関する占有意識はかなり強いです。

２.中国の軍事費は毎年2桁の伸びを示し、公表されている総額も英米の軍事シンクタンクに指摘されているように過少に公表されている可能性があること。

使用している軍事費全体を諸外国が把握できなこと自体が中国の軍事規模を見積もる際に曖昧さが増し、それだけで懸念が生じます。特に海軍の増強が著しく、数年うちには機動部隊が編成され、太平洋方面への進出が懸念される状況ではなおさらです。また、原子力潜水艦の配備も進み、その能力は米海軍も懸念を示すほどであります。そういった状況では著しい、軍事費の伸びは懸念材料になるといってよいでしょう。

軍事的には上記のとおりで、日本にとって脅威以外の形容ができるなら、教えてほしいと言いたくなるぐらいのところにあると考えて間違いないです。

また、中東から東シナ海へつながる海路の周辺国に海軍の根拠地や、軍事的な結びつきを強化し、抑えようとすれば中東からの石油輸送を断ち切れる体制が整いつつあります。そういったことも併せ考えなければなりません。

以上のことから、中国脅威論は過剰反応またはヒステリーとは必ずしも言えません。日本人の多くはまだこのことを深刻に受け止めておらず、ある意味”平和ボケ”とも言える状態にあるといえるでしょう。

加えて、中国の経済レベルが上がるとエネルギー消費量が激増し、それが、地球の脅威になることも確実です。その意味でも、中国は脅威の存在であるといって間違いないでしょう。

韓国については、当面、つかず離れずで監視してくことで事足りるでしょう。むしろ韓国が日本の脅威となるのは北朝鮮と何らかのはずみで統一したあとでしょう。統一後の半島国家が日本に対しどういう行動をとるのか監視しなければならないといえるでしょう。またこの国の中国との連携についても監視する必要があるといえると思います。国内問題を国民の目を外に向けるために日本を利用する可能性が高く、またそのことで中国と連携し、日本に圧力をかけてくる可能性が否定できないからです。

以上のことは日本人が常に頭の隅に置いておかなければならないことだと思います。

お礼

今までの経緯をまとめて頂き有難うございます。
基本的に回答者様の意見に同意します。
同じ不安や脅威を感じる人は少なくないと思いますがメディアがあえて
それを先鋭化させていないのかも知れませんね。
しかし文化交流にしても外交にしても重要視するのはアメリカ、中国
、韓国が圧倒的に多いのはなぜでしょう？
映像にしてもハリウッド、中国、韓国のものが圧倒的に多いのも不満を
感じます。
直視すべき問題があるのにアイマスクをかけられている様に思います。