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村上春樹さんの「ノルウェイの森」はなぜ?

周りからすすめられ「ノルウェイの森」を去年手に取り読み始め 何度も挫折し、ようやく最後まで読み進めることができました。 普段から読書はしている方なので活字が苦手という訳ではありません。 読んでいて情景が浮かぶ言葉だなー、上級生のキャラクターは面白なーとは思いましたが、 それ以外は何も無く。泣くことも読んだ後に浸ることも特に無く…。 勘違いされてしまうかもしれませんが批判ということではなく、 純粋な疑問なのですが「ノルウェイの森」のどこがおもしろいのでしょうか? 村上春樹さんの本では「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」は とても面白いと感じたので、著者と私が全く合わないと思うのですが… ここまで評価されている理由がいまいちわかりません。 どんなところが世界各国でこんなに支持される理由なのでしょうか。 読んだことがある方、村上春樹さんの良さなどぜひ教えてください。 ちなみに、レビューなどで「ノルウェイの森」と引き合いに出されていた 「世界の中心で、愛をさけぶ」も、本の方は私は面白いと感じませんでした。

みんなの回答

  • little-m
  • ベストアンサー率44% (45/102)
回答No.9

村上春樹さんの本は私もあまり面白いとは思いません。 テレビや芸能人が「売れている」「面白い」というのは、そういう宣伝方法の商売なのだろうと、勝手に思っています。 ただ、以前ノーベル文学賞を受賞した、大江健三郎さんの本も、私には全く面白くありませんでした。 ですので、一概には言えませんが。

  • Coco0229
  • ベストアンサー率38% (5/13)
回答No.8

現在春樹ファンで初めて読んだ作品が「ノルウェイの森」でした。当時15歳でした。初めて読んだときは、「なんだこの起承転結のない話は。性描写が過剰だし、主人公スカしてるし気に食わん」と思い、つまらないを通り越して腹さえ立てていました。 その4年後、19歳になり、様々な人間の中で揉まれ人の汚さを味わった末うつ状態に陥っていた頃、ふとこの小説を再読する機会が訪れました。すると、驚くほど登場人物たちに共感している自分がいたのです。とりわけ直子(療養所に入所する子)への感情移入は凄かったですね。 推察しますと、この小説を全体的に面白いと感じれるかどうかのカギは直子に共感出来るか、または周りに直子のような人がおり、主人公の気持ちに共感出来るかどうかだと私は思いました。 そのような人々の琴線に触れるものがこの小説にはあります。 世界各国で評価されているのも、心の病(またはその一歩手前の心境)が万国共通に存在しているからではないでしょうか。村上氏はその部分を切り取って小説にしてみせたのだと思います。なので当然面白くないと感じる人もいますし、それはある意味仕方のないことと思います。 しかし私にとっての村上氏の良さというのもそこにあるんです。「ある限定された心情を持つ人々に共感と教訓を鮮やかに与える能力」が彼にはあると感じています。なので「ノルウェイの森」を面白いと感じられなくても構わないのです。私も村上氏の作品はほとんど読んでいますが、共感出来ないものが少なからずあります。それでも懲りずに読み続けてしまうのは、また「ノルウェイの森」のような自分の琴線に触れる作品を探しているからです。また、上述したように読む年齢によっても感じ方は違ってくるので、数年に一回は読み返すようにしています。

回答No.7

こんばんは。 村上さんの大ファンで、著書は9割がた読んでおります。 『世界の中心で、愛をさけぶ』は私も読みましたが 正直面白いとは思いませんでした;; 『ノルウェイの森』ですが、私は読後、面白いというより 胸にポッカリと穴があいた感じになりました。 映画化や『1Q84』が話題になり、今、また『ノルウェイの森』を読み返しているのですが、虚無感が最初から付きまとっています。 村上さんの作品についてよく言われるのは、簡単な文章で抽象的・難解なものを描くということです。 しかし、読者にとって(批評家や何かでない限りは)そんなことはどうでもよく、必要に応じて自然と感じられるものだと思います。 おそらく、ノルウェイが話題になったとき その多くの読者は昨今と同じ、多感な時期の世代が多かったのでしょう。 また、そういった時期に、そういった喪失感(70年代をモチーフとして書かれていると思うので、70年代特有の空気、全共闘とか・・・)を感じて生きてきた大人たちに支持されているのではないかと思います。 そういった私も、現在高校3年生ですが、中学1年生のときにこれを読んで深い喪失感を感じました。 僕にとっては、それが親友であり親友の恋人であり、過去であり・・・ですが、それが読者に合致することなどまずないでしょう。 では、僕が作中、失ったものは何なのか。 それはきっと読者が、これまでの人生で失ってきたもの、(気づいている、いないにかかわらず)、そしてこれから失っていくだろうものではないかと思います。 そこに、意図せず、読者はひきよせられるのだと。 ノルウェイの根本は”喪失”だと私は思っています。 喪失に、面白みもなにもあったもんじゃありませんよね 村上さんの本は、好き・嫌いがはっきり(他の作家さんに比べ)わかれるのも特徴的かな?と思います。

  • kurukuru
  • ベストアンサー率39% (145/364)
回答No.6

村上春樹さんの本は三冊程読みましたが、 「ノルウェイの森」だけ面白いと思いました。 村上作品で一番最初に手にしたのが「ノルウェイの森」です。 この作品は思春期・青年期の精神的迷路に惑っている時期に読むことによって、非常に共鳴できるんだと思います。 私は丁度主人公達と同じ年頃だったため、共感できる部分が多かったです。 どこかマイナス的な思考に支配されている年頃ってありますよね。 全く共鳴できる部分がなかったというのは、 質問者さんがとても精神的に健全だからではないでしょうか。 ちなみに「世界の中心で、愛をさけぶ」はドラマをちょっと見ましたが、 全く入り込めないまま挫折しました。 やけに人気の高い、あさのあつこさんの「バッテリー」もドラマと映画、 両方見ましたが全く面白さを感じられませんでした。 小・中学の頃すごく大好きだった、 中学生が主人公の作品を後々読み返して、 全く思春期の心の機微についていけなくなって(どうでもいいとしか思えなくなっていた)時、 その年頃にしか楽しめない作品というのがあるものなんだと感じました。 「ノルウェイの森」含めて上述した作品というのが、そういう作品に当てはまるのではないかと思います。

  • sirocop
  • ベストアンサー率42% (168/399)
回答No.5

村上春樹さんの良さなどぜひ教えてください →教えてあげられないのに、すみません。 実は私もどうして村上春樹が騒がれるのかわからない一人です。 ノーベル賞に最も近いとも言われていますよね。なんで?なんで??? ノルウエイの森は2回読みました。 そしてノルウエイの森以外には手が出ません。 結局、センシティブ、センジュアルなちょっと心に偏りを持った人ばかりの物語 文体?とてもワンパターンの文体で、特に女性のせりふの言い回しは誰も同じ言い方の印象でした。 まあ、結局好みの問題としか言いようがありません。 今の1Q84でしたっけ?私自身は読むつもりはありませんがあれは確実に マーケティングの勝利ですね。 初期の渡辺淳一の男女の微妙な綾を描いた小説の方が私にはとてもうまいと思わせました。 (失楽園ぐらいからですかね、表現がフランス書院的になってしまったのは・・・残念です) 結局やはり好みで片付けていい問題だと私は思います。

  • haberi
  • ベストアンサー率40% (171/422)
回答No.4

主人公以外のキャラクターが立っていて、それでいてステレオタイプでなく そのキャラの説明でひきつけられ、彼らの行動や言動にひきつけられ 推理小説と逆にいつまでも終わりが来ず、永遠に話が続いてほしいという感覚  うまくいえないのですけど。 ノルーウェイの森で言えば、あのしわのギター引き、繊細な主人公の彼女 妙な色香のある本屋の娘、寮の変なでも憎めない同室者、優秀で異様な上級生 などなど 世界の中心で、愛をさけぶ 面白くなかったですか。 私は読んでいません。 自分的にはタイトルだけで、ないなと感じました。 まあ作家に一度惹かれると、タイトル関係なしに読みますけど。

  • zoom10
  • ベストアンサー率33% (118/354)
回答No.3

風の歌を聴けを読んで以来、ずーと読んでいます。 私、個人の見解ですが、支持される理由は、あの文体に在ると思います。 すーと入っていけて、だれでも書けそうで書けない、比喩が多い文体 まねして、似た小説がたくさんでました。 よくも、悪くも話題になります。しかし、村上氏本人は、あまりマスコミに出ず、マイペースを貫いている所だと思います。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.2

私も「世界の中心で」は面白いと思わなかったクチです。 というより、途中で馬鹿らしくなって、読むのを止めてしまいました。 『ノルウェーの森』は、一度は通読しました。 けれど、特に傑作だという感じもしない。 ひたすら「喪失感」を漂わせた作品だな、とは思います。

回答No.1

こんにちは。 村上さんの作品は、たぶんだいたい読んでると思います。 私も「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」、 大好きですが、「ノルウェイの森」も違う観点で、好きですね。 世界…のほうは物語性や展開性、世界観の面白さがあって、 「この先どうなっちゃうんだろう?」的なワクワク感があると 思いますが、 ノルウェイ…のほうは、結構淡々と暗い話なので、 少なくとも、あまりワクワクはしなかったです(笑。 ただ、世界…よりも、登場人物や物語を包む雰囲気に、 より共感できて、引き込まれました。 結構限定的な世界観だと思うので、読む時期によって、 共感できたりできなかったりします。 よければ、5年後くらいにまた読んでみると、 違った感想が生まれてくるのではないかと思います。 ご参考までに。

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