• ベストアンサー

髄膜種に有効な代替治療はありますか?

naokunの回答

  • naokun
  • ベストアンサー率55% (148/265)
回答No.8

(1)開頭手術による感染  2-3%位でしょうか。うちではここ5年くらいは1%以下だったと思いますが、一般的には2-3%だと思います。 (2)手術によりガン細胞が活性化し、転移し易くなる  髄膜腫は一般的に良性腫瘍で(稀には悪性もありますが。悪性でも転移するのはごく稀で、症例報告ものですが)、転移はありません。 (3)大出血等を起こし植物状態になってしまう恐怖  及び (4)どんなに注意深く手術を行っても必ず脳に傷をつけてしまう。  3cm位の大きさで大出血はないと思います。静脈洞に浸潤している場合には可能性としてはあるかも知れませんが、先ず大丈夫でしょう。 ちなみに、当院では、ここ数ヶ月の間に、左前頭部の6cmの例、右前頭部の7cmの例、左運動感覚野の4.5cmの例等かなり大きな、あるいは、術後麻痺等が予測されるような髄膜腫の手術を行いましたが、腫瘍の摘出に伴う出血は問題になりませんでしたし、術後も何事もなく経過し退院されました。脳を傷つけると言っても、腫瘍が大きい場合には被膜の内部から腫瘍を摘出し、量を減らしながら被膜と脳の間を丁寧に剥がしていけば、機能を損なうほどの傷は付けずにすむことが多いと思われます。厳密には、脳を全くさわらずに手術すると言うことは不可能なので、(4)の様な説明になったのだと思われます。・・・私だってきっとそう言いますよ。 (5)硬膜移植時のヤコブ病感染  現在、ヒト死体乾燥硬膜は使用されていないはずで、ゴアテックスなどの人工硬膜を用いていますので、全く心配ありません。 (6)信頼のおける先生を知らない  nobu1先生もおっしゃっていますが、その通りです。なお、大学病院や研修病院では、専門医前の先生が術者となることも多いですが、普通は専門医が必ず一緒に入りますし、名医(?)といわれる先生が手術しなくても全く心配ないと思います。(極々一般的な手術です) (7)後遺症に対する恐怖  こればかりはどうしようもありませんね。人間のやることであり、人間の体ですから、低いけれども合併症、後遺症の可能性がゼロだと言うことは絶対に出来ませんので。低いけれども起こりうる可能性を恐怖して治療を受けず、今後腫瘍が徐々に大きくなっていき脳の圧迫が強くなっていくであろう高い可能性を自然のこととして受け入れるのも人生観だとは思います。(逆に、人間の体ですから、絶対に今後徐々に大きくなるとも言えません。大きくならない可能性は、手術で後遺症を残す可能性よりもはるかに低いとは思いますが) よろしくお伝え下さい。治療を受けるのも受けないのもご本人が決定されることです。悔いの残らないように十分担当医の先生に説明を受け、十分に理解した上で今後の方針を自ら決められることをお勧めします。

sunsunflower
質問者

お礼

ご丁寧なご回答ありがとうございます。 naokun先生の病院でのご実績を伺い少し安堵いたしました。 ただいろいろと情報を調べるうちに髄膜腫と言えども 完全にとりきれない場合も少なくなく(担当の先生も おっしゃていた)その場合転移することも多いと聞いています。 確かにnaokun先生のおっしゃるように低い可能性に恐怖ばかり していてもしかたないとは思いますが、調べれば調べるほど 悪い事例が目についてしまいます。このような言い方は 失礼かもしれませんが、脳外科の先生の大丈夫という言葉と 患者側の大丈夫の言葉との間に差があるような印象を受けて しまいます。多分脳外科の先生は多くの手術をご経験になり (または統計結果から)、全体の何%が助かったから大丈夫 という確立的な見方をされ、患者側は常に自分のケースしか 見えないため、1例でも他の悪い結果を見せられると「やは り大丈夫ではない」と考えてしまうからなのでしょうか。 せっかく親身なご回答を頂いたにも関わらず愚痴のような ことを書いて申し分けありませんでした。naokun先生のような 方が近くにいらしたらガンガン愚痴を聞いて頂けるのにと 残念です。先生のご回答には本当に感謝しております。 最後に一つだけお伺いしたいのですが、アメリカ等におきま しては、ホリスティック医療や代替医療の分野が非常に進んでいる とよく聞きますが、日本の医療現場において、これらの分野は どのように扱われているのでしょうか(特に脳外科分野における 研究はどこかの大学、研究所等で積極的に行われているのでしょうか) 長くなって申し訳ありませんでした。

関連するQ&A

  • 髄膜腫の手術について

    鞍上髄膜腫と診断され、近いうちに開頭手術をすることになったのですが、不安でたまりません。 頭を開いて7時間も手術をするなんて、想像しただけで恐ろしいのですが… そんなことをして死ぬようなことはないのでしょうか? また髄膜腫の手術で痴呆になったとか、性格が変わってしまったとか、言語障害が出たとかいうケースもネットで見て、ますます怖くなってしまいました。 検査入院が1週間、手術後は集中治療室に入って、2週間入院と言われています。 術後は頭に管が入っていると聞きましたが、全く身動きができないということなのでしょうか。 とにかく怖くてたまりません。あまりに不安で精神状態も不安定になってきました。 医師の方、または同じ手術を乗り越えられた方、術前はどのように身構えていればいいのかアドバイスを宜しくお願いいたします。

  • 髄膜種は手術しなくていいのですか?

    先日、大阪の有名な脳外科で、伯母が髄膜種と診断されました。 まったく症状もなく、65才まで一度も脳の検査をしたことがないので、健康診断のつもりでCT検査を受けましたが、髄膜種という脳腫瘍で、良性なので、症状がでるまでは年1回程度のCT検査で様子を見て下さいと言われました。 もし、症状があらあれても簡単な手術ですぐにとれる場所ですとも言われました。 ネットで検索してみると、ほとんどの人が摘出手術を しているようなんですが・・・・。 このままでいいと思いますか? 違う病院に行ったほうがいいか悩んでます。

  • 髄膜種について

    はじめまして、私の母62歳が髄膜種と診断されました。今まで自覚症状はありません。大きさは3センチぐらいだそうです。場所は右脳上部みたいです。専門医は手術かそのままにしておくかといっています。手術した場合後遺症が心配です。またその専門医はけっこう言う人みたいで、大量出血や、他の麻痺がありうるといいます。とても不安です。どなたかアドバイスをよろしくお願い致します。

  • 髄膜腫が再発し、治療しました

    私の主人は髄膜腫を5年前に切除し、今年2月再発し、3月にガンマナイフ治療をしました。 しかし、3か月後、6月末(てんかん発作?)でたおれ、その時は発作止めをもらいました。MRIの結果、むくみはありませんでした。 5か月後、8月の検診で壊死とむくみが見つかりました。主治医の先生はステロイド治療をして様子をみて、経過がよくなければ手術をしたほうが良いとのことでしたが主人は手術を嫌がっています、投薬の治療はないのでしょうか?どのような治療が最適であるのか教えてください。

  • 髄膜腫(トルコ鞍結節髄膜腫)のこと教えてください。

    私の妻のことですが、先日、髄膜腫であることがわかりました。トルコ鞍結節髄膜腫だということですが、医師の言うには手術もむずかしく、ガンマナイフなどの放射線もきかないといわれました。 何かいい治療法がありましたら教えてください。現在の髄膜腫の大きさは、1.5cmぐらいで円いかたちです。今の症状として目のかすみがでているようです。

  • 力を貸してください、父の肺がん治療について

    父が肺がんと申告されパンコースト腫瘍ということが分かりました。 腫瘍の大きさは7.5センチです。大きすぎて手術は難しいため、放射線治療と抗がん剤治療で腫瘍を小さくできたら手術ができるとのことです。 父は現在50歳で強い治療にも耐えられるとのことで、強い抗がん剤治療と放射線治療をされるのかと思います。非常に厳しいとも言われますが、わたしは絶対あきらめたくないです。お母さんとお父さんは週末もいつも一緒でほんとに仲良しな夫婦でした。どこ行ってもお父さんとの思い出の場所だし、今まで元気だったのに突然の申告、まだしなきゃいけないこと、これから一緒に行くってついこないだまで話していた場所が2人にはたくさんあります。私は絶対に父と母を助けたいです。前向きにいると免疫力があがり癌が小さくなると書いてあるのをネットで読みました。ネット上ではもちろん怖い内容も前向きな内容もいろいろありますが、わたしに今出来ることは前向きに考え諦めないことだと思っています。抗がん剤と放射線が効くかはやってみないとわからないと言われてます。免疫力高める方法、私が父と母に与えられる何か治療はありませんか?代替え療法についてもネットで読みました。何かできることはありませんか?

  • 細菌性髄膜炎について

    婚約者が一ヶ月半前に入院し、細菌性の髄膜炎と診断されました。初期症状は高熱と頭痛で、痙攣によって病院へ運ばれるまで、普通の風邪だろうと自宅で安静にしていました。治療は強力な抗けいれん薬を投与し、三週間ほどかけて漸減させました。その後別の麻酔薬に切替えたのですが、再度痙攣が発現し、かなりの高熱もともなってきたため再度抗けいれん薬の投与を始めました。意識は入院してから戻っていません。彼女はこのまま意識が戻らないのでしょうか。痙攣がこのまま治まることはないのでしょうか。髄膜炎の治療について詳しい方、是非教えて下さい。宜しくお願いします。

  • 80歳祖父の再発肺がんの治療について

    80歳の祖父が肺がんを患っています。 経緯としては右肺の原発がんを手術し取り除き、 次に左肺の原発がんを陽子線治療で治し(3月の検査で完治を確認)、 7月の検査で今度は右肺にがんが再発(右肺多発結節)していることが分かりました。 右肺は一度切っているため今回は手術は無理ということと、 小さながん細胞(最大で5mm)がいくつかあるということで 陽子線治療もできないとのことです。 陽子線治療を行ったがんセンターの主治医からは、 抗がん剤での治療(過去に喉頭がんも患っていたため放射線治療ができない)を勧められたようですが、 今は免疫療法などの代替療法も盛んになってきているので、治療方法について悩んでいます。 私の祖父の場合どのような治療が望ましいのでしょうか? 以上、宜しくお願い致します。

  • 膀胱がんを手術など受けずに終末医療まで生きる対処法

    先日、私の父(62歳)が膀胱がんと診断されました。 診療やMRI・CT・の精密検査・その他の検査などと 内視鏡手術により、膀胱内の約1センチ大の腫瘍と 膀胱粘膜周辺の薄い層状ものを切除した結果です。 担当医からは、一部、前立腺へと浸潤しているため、 膀胱・前立腺全摘除手術(尿路変向術も含む)を進められ、 手術をしないと、癌はさらに悪化し、他の臓器に転移ししたり、 尿道が詰まってしまい、取り返しのつかないことになると 言われております。  そして、その後の抗ガン剤治療、放射線治療もあるようです。 しかし仄聞ですが、世間にはこれと反する見解もあるようです。 手術はできるなら避け、どうしても必要なら局所に限るべきであり、 抗ガン剤治療は副作用も大変であり、 放射線治療は絶対に受けるべきではない、 かえって全身にダメージをあたえるだけという説もあります。 また、「毒殺抗ガン剤療法、焼殺の放射線療法を受けて 取り返しが付かないほど自分の体をボロボロに破壊され、 致命傷を負った後に、真実のガン治療に気づいた」 と述べて逝った故・筑紫哲也氏の言もあります。 その他に 免疫治療もあるようですが、いまだ試験段階のものが多く、 現在試行されているものでも、評価は定まっていないようです。 手術、抗ガン剤治療、放射線治療、免疫治療のいずれに対しても 不信と不安がつのるばかりで、いずれをも選択できないで苦悩しています。 父としては、できれば、副作用などや危険の少ないと思われる 免疫治療や代替療法は試してみたいようですが、 どちらにしても苦しむならば、膀胱などの臓器は残したままで死にたいので、 それ以外の治療法は回避して、終末医療を迎えたいようです。 とはいえ、今ただちに終末医療(ターミナルケア)という段階でもないように思います。 さて、そこで困りますのはいわゆる基本の療法の手術、抗ガン剤治療、放射線治療を 受けた患者さんの、その後の状態は「闘病記」などから、 ある程度推察できるように思えるのですが、 父のように それらを回避するという選択をした患者さんの「闘病記」は あまり見かけません。 そのため。現在の病状から、終末医療までどのような対処をすればよいものか、 想像ができなくて困っています。 もし、そのような選択をされた患者さん、またはお知り合い方がおられましたら、 そのご体験を、是非とも、お話しいただきたいと思います。 今後の治療生活の対処(心構えと治療法・病状の経過や過ごし方など)の 参考にいたしたいと考えております。 よろしくお願いいたします。

  • 舌癌の父親の治療法について

    私の父親は、1年位前に舌癌と診断され、今まで4度の手術を受け、頸部に放射線治療も受けましたが、再度放射線をかけた所に転移が発見されました。医者には、もう手術は難しいと言われ、もし手術したとすると、食道・声帯もとらなくてはいけなく、それをしてもまた転移が発見されるだろうと言われてしまいました。抗がん剤をしたとしてもあまり効果はないと。もうどうすれば良いかわかりません。 少しでも長く生きてもらいたいと思っているのですが、、。 民間療法などどなたかアドバイスいただけたら、嬉しいです。 どうぞ宜しくお願い致します。