イヤホン、マイク

質問

音楽関係のことで二つ質問があります。

一つ目。ライブやテレビの歌番組などで、歌手や演奏者がイヤホンを付けていることがありますが、これは何のために付けているのでしょうか？

二つ目。レコーディングの映像を見ていると、よくマイクと歌手の口の間に丸く薄い物体がありますが、あれは何なのでしょうか？これはライブでは見かけないような気がします。

どちらかというと、音楽そのものの質問ではありませんが、以前から気になっています。よろしくご教示のほどお願いいたします。

回答No.1

noname#80842 · ベストアンサー

イヤホンは自分たちの演奏を聞いています。

彼らが持ってる楽器はエレクトリックなのが主でしょう。
それそのものからは音が出ない。

メインスピーカーは客席に向けているので自分たちは聴きにくいですね。
後ろの壁からの反射を聴いてたんじゃ微妙なタイムラグが生じて演奏しにくい。

そこでステージ前縁に自分たちに向けてやや小型のスピーカーを設置するか、イヤホンを付けるということになります。
イヤホンの利点は大歓声でもかき消されないことですね。

レコーディングのときの、金魚すくいのタモみたいな変なのはポップガードです。
口を開けたり閉じたりするときにポッ、パッ、みたいな破裂音が出ちゃうと、マイクはそういうのは特に敏感に拾いまして後々厄介ですから、
そういう「声じゃない、口から出る雑音」が収音されてしまうのをできるだけ防ぐためにつけています。

ライブではどうせ雑音だらけだからそういうのがマイクに入るのも気にしません。

お礼

早速のご回答ありがとうございました。事情が大変よく分かりました。長年の疑問が解決し、スッキリした気分です。

回答No.2

noname#101325

ライブ中に付けているイヤホンはNo.1の方がおっしゃるように自分の演奏（歌）を聞くためのものです。
ドラマーなんかはよくヘッドフォンしますが、歌い手なんかはビジュアルも気にするでしょうからイヤホンを使うんです。
こういう自分の音を聞くための仕組みやスピーカーをモニター（監視するという意味のとおり、自分の音を監視するため）といいます。
なぜそういったモニターが必要かというと、ライブ中ではいろんな音が大音量で飛び交っており、しかもすべてのスピーカーが客席を向いています。
それゆえに自分達の音を直接聞くことができず（反響音を聞いていることになる）、仲間の演奏も思ったより聞こえないのです。
それではベストな状態で演奏することができないので、そういったモニターが必要になります。

あの薄い物体はポップガード、ウインドスクリーンなどと呼ばれ、まあタイツみたいな素材ですね。
ライブで見かけないというのはおっしゃるとおりです。
それはなぜかというと、レコーディングで使われるマイクとライブで使われるマイクは別物だからということによります。
ライブで使われるのがダイナミックマイクといって、まあカラオケマイクですね。
あれは大音量や衝撃、ブレスに強く、頑丈なマイクなのでポップガードが必要ないんです。
一方でレコーディングに使われる（といってもダイナミックもレコーディングに使われますけど）マイクはコンデンサーマイクといいます。
感度がよく、繊細なニュアンスもしっかり録れるのですが、その反面ダイナミックマイクのようは頑丈さはなく、繊細で落とすだけで壊れかねないマイクです。
なので歌い手の息がかからないように、またリップノイズなどを軽減し、マイクを保護するためにポップガードが用いられます。
ポップガードをライブで見かけないのは壊れやすいコンデンサーマイクを大音量の海の中で使うことができないからですね。

お礼

ご回答ありがとうございました。事情が大変よく分かりました。長年の疑問が解決し、スッキリした気分です。