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刑罰強化は犯罪防止の得策でしょうか。

 昨今、通り魔事件など、凶悪犯罪が多発していますが、一市民として感じることは犯人逮捕や刑罰強化がとりあえず問題の解決のように思われていますが、法律が道徳や常識から作られたことを考えると、家庭や学校、社会での道徳教育はどうなのかと言う懸念にかられます。若い世代に多いあわれみ、慈悲に欠けた異常な仮想的現実的な思考は、犯人だけを責められない気がします。子供を守る為ガードしてもその中から将来犯罪者が出て来ると大げさに言うと犯罪者を育てる為にガードしていることにもなりかねません。有識者の多い回答者の方に、より本質的問題に答えて頂けないでしょうか。

  • 政治
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回答No.4

私は識者ではなく一般市民ですが、私の回答は以下のようなものです。 >昨今、通り魔事件など、凶悪犯罪が多発していますが 一般論として犯罪の動向を語るときは、犯罪統計を見た上で語らないと、「個人の印象述べているに過ぎない」と反論されて議論が先に進まなくなるようです。 No1さんの示されている資料は大変良い統計資料です。私はこの要旨である http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/bunsyo/toukei18/pdf/kt18d031.pdf が犯罪を語るときに参照すると良い資料です。なにしろA4たた2枚にまとめられているのが便利だからです これを見ると、増えている犯罪が確かにあって「犯罪総数は減少している」という事実があるにもかかわらず、「やっぱり社会としては何か手を打つべきだよね」という意見が強く支持を受けることになると考えています。 >犯人逮捕や刑罰強化がとりあえず問題の解決のように思われていますが、 法律や、裁判所、警察は、民主主義国家の司法原則として「加害者の人権を守る」「民事不介入原則」を鉄則として犯罪者をさばいている現実があって、「被害者の人権、心情が全く無視されている」「ストーカーや家庭内暴力は、民事事件であって司法行政が関与すべき犯罪ではないなんていう考えはおかしい」という批判が世論の大勢を占めるようになって、各分野の法制強化が進んでいる現実があります。前者の例は飲酒運転の罰則強化で、後者の例はストーカー対策法、DV対策法でしょう。 光市母子殺害事件では「1名殺した殺人者は死刑としない。2名以上殺した殺人者の場合のみ死刑とする」という最高裁判所の判断基準原則が問題になって「何人殺したかで死刑にするかしないか判定するのはおかしい」という批判が加害者と被害者の双方から出てきて、加害者側弁護団(2,30名もの弁護士が殺人者弁護に加わった事実があります)は「何名殺しても死刑としないとする原則に変えるのが合理的」と主張し被害者の方は「何名殺したかに関係なく、死刑にするとする原則に変えるのが合理的」という意見が真っ向からぶつかったようです。 >若い世代に多いあわれみ、慈悲に欠けた異常な仮想的現実的な思考は、犯人だけを責められない気がします。 アメリカのある州では、悪質な性犯罪者の住所氏名顔写真まで公開して再発防止策とする法律を運用しているそうです。 私は「精神異常者・精神障害者の犯した犯罪は、犯罪としては罰しない」という原則が、これで良いのか否かをしっかり議論することを始めないと、手遅れになると考えています。 「若い世代に多いあわれみ、慈悲に欠けた異常な仮想的現実的な思考」が具体的に何を意味するのか書かれていませんが、「こういう思考は精神異常者・精神障害者の思考である」と考えると、現行の原則では犯罪者として罰するのは誤りであるということになります。 「こういう思考は、誰でも持つようになっているから、こういう思考は精神異常者・精神障害者の思考であるとは言えない。少なくとも法律が対象としている精神異常者・精神障害者ではない」と考えると、犯罪者として罰する方向で、法律を強化することが必要になるでしょう。 精神的正常者の犯罪を議論する前に、精神異常者・精神障害者の犯罪を議論しておかないと、私は議論は混乱すると思います。 >法律が道徳や常識から作られたことを考えると、家庭や学校、社会での道徳教育はどうなのかと言う懸念にかられます 私は「精神異常者・精神障害者の犯した犯罪は、犯罪としては罰しない」という原則は、廃止すべき、もしくは廃止の方向で見直すべきと考えます。 先ごろ教育再生会議?(正式な名前は?)では、民間委員から「親学」を学校で教えるべきという注目すべき意見が提案されましたが、自民党の反対であっけなくつぶされてしまいました。 「道徳教育は家庭で行うべきで、学校で教えても効果は限定的だ」「いや道徳教育は学校が行う方向で強化すべきだ」みたいな一種の縄張り論争があって、更には「保守主義者のいう道徳教育は、要するに日の丸・君が代教育であって政治思想教育なのでは?言葉を道徳教育に変えているだけで権力者に従順たれという儒教思想教育、民主主義否定教育にほかならないのでは?」みたいな中身論争があって、議論の混乱がちっとも収束しないようです。 「親学」という発想は、こういった従来型の道徳教育論争から一歩抜け出すもので、私はとても注目しています。ただし中身については良く知りません。 http://www.oyagaku.org/ http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/f51d306d5281797dee3b4d564d2ba2a8

noname#61387
noname#61387
回答No.3

平成の世では禁止されている凄惨な取調べや刑罰のあった江戸、明治、大正、昭和初期の犯罪件数が今の何分の一と少ないことを考えれば刑罰強化が犯罪防止の得策であることは明白です。

  • taro1121
  • ベストアンサー率43% (178/409)
回答No.2

No1さんの回答は、まったくその通りなのですが、質問者さんの意図は「道徳教育」「慈悲に欠けた異常な仮想的現実的な思考」 ちょっと日本語がおかしい 「子供を守る為ガードしてもその中から将来犯罪者が出て来ると大げさに言うと犯罪者を育てる為にガードしていることにもなりかねません」 >子供を守る為ガードしても、その中から将来犯罪者が出て来る。大げさに言うと、犯罪者を育てる為にガードしていることにもなりかねません。 という考えに対して、なにかご意見をということではないでしょうか さて、学校で道徳教育がなされているかどうか。教師個人の判断しだいといったところではないでしょうか 私は、法学部・医学部といった大学受験に「道徳」という必須受験科目があるべきだと考えます(正確には「倫理」だが) また、「慈悲に欠けた異常な仮想・・・。」は「犯人逮捕や刑罰強化がとりあえず問題の解決のように思われていますが、」と似ているように思えます。それは、マスコミや芸人(ディレクターや制作の影響を受けた)の発言に影響を受けていませんか。「異常な思考表現」があれば、それを指摘することこそ、大事と考えます。 「子供を守る為ガード・・・」おそらく、「子どもを守るためにフェンスで仕切られた閉鎖社会で育てる事で、社会全体の中では犯罪者を作ってしまう」ということでしょうか。犯罪者から子どもを守る。これは仕切りではなく見守る親心が大事だと考えます。 今の世の中、他人に冷たい。自分に関わりのないことは触れない。それが道徳になっている。知らない人は避けるこれが常識化している。知らない人だから挨拶し、声かける。「すみません、ちょっと通してください」とか「はい、1万円」とレジの係りの人に渡す。 冷たい社会が、ネット上の乱暴な表現につながっているようにも思えます

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6196)
回答No.1

>昨今、通り魔事件など、凶悪犯罪が多発していますが  質問の意味が不明です。   警視庁が毎年発表している犯罪統計    http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm   では犯罪件数自体減少にあり、殺人件数も減少してます   貴方の<凶悪犯罪が多発>という意見は、どの機関の調査なのでしょう?  ソースを教えていただきたいです。 >若い世代に多いあわれみ、慈悲に欠けた異常な仮想的現実的な思考は  これも意味が不明です  若い世代に犯罪件数が多いと言いたいのですか?  少年犯罪のパーセントは   平成10年 48.5%     11年 44.9%     12年 42.7%     13年 42.6%     14年 40.8%     15年 38.0%     16年 34.7%     17年 32.0%     18年 29.4%     19年 28.2%   と著しい減少傾向にありますが、なぜ良くなっているのに『家庭や学校、社会での道徳教育はどうなのかと言う懸念にかられます』という意見が理解できません。  個人的にですが・・・   著しくよい傾向にあるのに、1つの事件だけを見て今の政策が悪いと言い出す人が、結果今の政策をぶち壊しにします  短絡的に物事を見ず、全体をみないと貴方の行動は単に逆効果ですよ

RicardoA
質問者

補足

 貴重な御回答ありがとうございます。小生書くヴォリュームが、すくないので多少誤解されている点もあるかと思い補足させていただきます。一例として現在世間を騒がしている秋葉原通り魔事件に関連して個人的な疑問をぶつければ、精神異常者とは、認めがたいような若者がなぜこのような凶悪かつ無慈悲な事件を引き起こしてしまった本質は何かということです。年齢とともに考える能力があれば困難の中から人間は成長すると思っていますが、特殊な若者でなく企業でも表面的にはまじめに働いている若者ですら、自分に不都合なことがあると切れやすく礼儀を知らないものが多々見受けられるということです。また事件の再発を防止することが、規制の強化だけでなく教育に目を向けることは自然ではないでしょうか。

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