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チベット問題

gingerrushの回答

回答No.8

チベット問題を理解しようと思えば、まず、今で言う「中国」が他民族国家だということを頭に入れとかないといけません。イメージ的にはヨーロッパ全体が(今いる移民の人たちも含めて)ひとつの中央集権国家に属しているような感じでしょうか。 中学や高校の歴史で習ったように、中国は当初「中原(黄河中流域の内陸部)」だけで国家として成立してたのが、歴史を下るに連れてどんどん膨らんでいって、日本では武士が実権を握る頃から近代にかけて、元・明・清と地中海に通じるほどの大きな軍事国家に成長しました。 チベットの悲劇は、周辺の朝鮮やベトナムと違い、チベット仏教(チベットの支配者)そのものもが、元・明・清歴代王朝の支配者とべったりくっついてたことに起因しているように思います。チベット仏教はチベット人ばかりではなく、モンゴル人や満州人の心を深くとらえ、現在の主流派は中国の支配階級をパトロンとして彼らと一体となり、その力を背景にチベットでの内部抗争を勝ち抜いて、チベット内での権力を確立しました。だから漢族中心の国民党や共産党にとって、チベット支配者は清朝の異民族支配と一心同体の敵なんですね。当然、打倒の対象になりました。 ところが、清朝も終りの方になるとイギリスやらがインド方面からチベットに手を出してきて、チベットも独立を宣言したりして、話がグチャグチャになってきます。同じチベット仏教を信仰するモンゴルが、ロシアの素早い侵攻でモンゴル共和国になってしまったのと対象的に、イギリスはインドの独立やらで大変、アメリカは何とかしたいけどちょっと都合が、、、とか色々事情が重なって、結局は人民解放軍が侵攻して支配してしまいました。その後は冷戦時代の中国包囲網とかあって、ダライラマ師もアメリカの切り札みたいに政治的に利用されたりして、いまだに混乱が続いています。チベットの宗教指導者と貴族が支配していた時期も、決して民主的でも何でもない農奴制宗教国家みたいなもんやから、ダライラマ師が帰国して地域を治めれば解決するような単純なものではない。 そやけど、中国もこんだけ貧富の差が大きくなって、社会的不公平・不平等がはびこると、暴動も起きますよ!前回のチベット「騒乱」は、天安門事件と同じような時期だし、単純な宗教問題・民族問題でないのは確かです。 チベットの人たち、がんばって! 今回の暴動はとっても効果的だったけど、お寺の坊さんや漢族資本家・共産党官僚たちに騙されないで、平和な安全な民主的な自治を手に入れてください。信仰と政治は別! 書くのくたびれましたので、この辺で終わります。

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