• ベストアンサー

抗ガン剤治療時の感染症の対処法を教えて下さい。

私の彼が、急性骨髄性白血病で抗ガン剤を打ち終わって、一週間後に敗血症と肺炎になってしまいました。これは院内感染ですか?これからドクターはどんな対処をしてくれるんでしょうか?死ぬ確率は高いんでしょうか?

  • 病気
  • 回答数3
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • takes
  • ベストアンサー率59% (22/37)
回答No.3

血液内科医として回答します。 >これは院内感染ですか?  誤解を恐れずにあえて言うと,“yes”です。  そもそも「院内感染」という言葉が,院内で発生した感染症すべてを指す言葉だからです。報道などではわかりやすいのでこの言葉がよく用いられるのだと思いますが,誤解を招くので使ってほしくない言葉ですね。「院内感染」=「病院の責任に帰すべき感染」ということではありません。  ではご質問の状況が「病院の責任に帰すべき感染」か?ということであれば,私の答えは“no”です。不可抗力という言葉があります。予想される不具合に対してどんなに対策を講じていても,ある一定の確率で起こってしまうことは世の中にたくさんあるのです。  工場で乗用車を製造すると,どんなに品質管理がよくても,初期不良で欠陥のある車がわずかですが市場に出てしまいます。これは防ぎようがないので,メーカーは保証をつけて,欠陥車は交換という形で対処するわけです。例えが適切でないかもしれませんが,白血病に対して抗がん剤治療を行うと,とくに細菌に対する抵抗力が一時的にゼロに近くなりますから,いくら感染対策を講じていても,ご質問のように肺炎や敗血症を起こしてしまうことが残念ながらあるのです。  無菌室のような厳重な感染対策をすれば,感染を防ぐことができる,という考えもあります。しかしこれは一昔前の考え方で,「抗生物質の内服」「抗生物質のネブライザー」「無菌室」などは,感染を防ぐ効果がないとして最近では廃止の方向にむかっています。感染を確実に減らすことがわかっている数少ない方法の一つが「手洗い」です。ただしくどいようですが,感染を確実になくす方法は現在のところありません。 >これからドクターはどんな対処をしてくれるんでしょうか?  車なら交換ということになりますが,人間の身体ですからもちろんそんなわけにはいきません。これから行うべきことは,感染の原因となっている菌(起炎菌といいます)が何なのかをはっきりさせ,その菌に対して最も効果のある抗生物質を投与することです。その他,呼吸困難や発熱などの症状に対しては,酸素投与などの対症療法を行うことになります。 >死ぬ確率は高いんでしょうか?  一般的な数字で言えば,白血病の抗がん剤治療で,感染症で命を落とす確率は数パーセントでしょう。病気がわかって最初に行われる「寛解導入療法」の場合,あとから行われる「地固め療法」にくらべて若干,率が高いと言われていますが,それでもたいていは10%以下です。  感染症は,この病気と闘う医療者にとっても最大の敵です。今の状態を乗り切れるかどうかは,抗がん剤の副作用で減っていた正常な白血球が増えて,身体の抵抗力が元に戻るまでの間,ご本人の体力と薬の治療が細菌に打ち勝つかどうかにかかっています。一日も早い回復をお祈りしています。  どうぞお大事に。

nokokun
質問者

お礼

ありがとうございました。結局、彼は亡くなってしまいました。

その他の回答 (2)

  • hajime40
  • ベストアンサー率38% (192/498)
回答No.2

私は医者ではないので、一般論でしか言うことが出来ませんが、参考として聞いてください。 >私の彼が、急性骨髄性白血病で抗ガン剤を打ち終わって、一週間後に敗血症と肺炎になってしまいました。 >これは院内感染ですか? これはあながち、「院内感染」とは言い切れません。 敗血症は、抗ガン剤の副作用でしょうね。 肺炎は、抗ガン剤の投与によって、「彼」の免疫機能が低下して起こったのでしょう。肺炎を引き起こす細菌(ウイルス?)は日和見細菌で、誰もが持っているものです。そこら辺の風邪のウイルスによって肺炎というものは引き起こしませんので誤解のないように。 肺炎というは、体の免疫機能が低下することによって(風邪などのウイルスが原因で体が弱るために)発病するものなんですよ。 今回のことは、病院側でも予知していたことでしょうから、現在「彼」は無菌室(あるいは無菌室に近い病室)にいることと思います。 この状態で、その他の合併症が出てこなければ大丈夫ではないか?と思いますよ。 というのも、骨髄性白血病の症状を抑えるための治療処置としては、どうしても行わなければならない治療ですし、このような2次的な病気の発病はどうしても起こらざろう得ないことだからです、現在の医療技術からは! 結局今のところは、「彼」の体力勝負なのでしょうね。 そして、「彼」の体力が残っている早いうちに骨髄のドナーが見つかってくれることを祈るだけでしょう。 現在、骨髄性白血病の治療方法は日々進歩しています。10年前までは助からなかったであろう人も、助かっていることも事実です。(アンディ・フグは残念でしたが・・・) つたない話で申し訳ありません。毎日毎日がつらいかもしれません。「彼」が病気と闘っている姿(苦しんでいる姿)を見てつらいかもしれません。でも、きっと「彼」は毎日あなたの顔を見ることが大きな希望なのでしょうから、希望を大きく持って過ごしていらした方がいいと思いますよ。 最後に、20年以上前でしょうか?大谷博子の「星くず」って少女漫画があります。この話は、結局は寂しい話になってしまうのですが、急性急性骨髄性白血病の男性と、たまたま入院した女性との話なんです。 nokokunさんの話を読んで思い出してしまいました。

noname#2787
noname#2787
回答No.1

抗がん剤投与後1週間といいますと、抗がん剤の作用によって生体防御に有用な白血球が一番減少した状態になります。白血病の治療の場合はそれこそ「0」にまで落とすことがそもそもの目的(異常白血球は抗がん剤で死滅させないといけない)なので投与量も半端でなく、無菌室完備のところで慎重に行われます。しかしながら体内には元から細菌類はいますし完璧な状態にすることは難しく、体力も落ちている状態なので感染症には非常に弱い状況といえます。ですから治療に際して必ずリスクの説明はあったであろうと思いますし、治療をしなければ死んでいたと思うことからすればある意味し方がない部分ではあります。 院内感染という言葉…これは原因となった菌種や取り扱い業務の中身がないと確かなことはいえないのですが、お話の状況をそう呼ぶのは方向性が違うと思います。 これからの対処ですが、抗生物質や抗真菌剤など感染症に合わせた治療とGCSFなど白血球の戻りを良くする薬などを利用して回復を図ります。輸血も必要になるでしょう(成分輸血)。 今後敗血症・肺炎からDICと呼ばれる重態に陥った場合、致死的な状況が大いに考えられます。

関連するQ&A

  • 大学病院の実態って・・・。

    私の彼は昨秋、急性骨髄性白血病でS大学付属F病院に入院しました。しかしこの夏、彼は敗血症と肺炎が原因で亡くなりました。生前彼から聞いた話と私が見た話です。 準無菌室という名の病室には、虫が飛んでいる。6人部屋のカーテンレールの上には埃、壁も埃っぽくゴミが付いている。換気口にはすごい埃・・・。抗ガン剤を打って抵抗力が無い時に、こんな状態で感染症にならない方がおかしいと思いませんか?ドクターも看護婦も、毎日言ってることが変わってくる。何の薬を投与しているか分からない。私は彼が院内感染で亡くなったと思っています。彼の血液からは緑膿菌がでてきたそうです。私はこの病院を許せません。みなさんはどう思いますか?

  • 白血病の抗癌剤治療での副作用について

    私の父が64歳の誕生日に急な胃痛に倒れ大学病院に運ばれました、それから1週間後に急性骨髄性白血病と診断されてベットの空きを待ち昨日やっと入院をする事が出来ました、とりあえずは抗癌剤での治療を受けるのですが副作用が心配です、色々な所で調べると髪が抜け、吐き気がして、etc・・と書いてあるのですが、何とか副作用を軽くしてあげたいと思います、何か良いアドバイスはありませんか?本人もとても心配しているらしくいつに無く弱気で見るに忍びなくて質問させていただきました。どうか良きアドバイスを教えて下さい。

  • 抗癌剤の副作用の発熱と下血はいつまで?

    抗癌剤の副作用の発熱と下血はいつまで? 母が急性前骨髄球性白血病になりました。先々週から抗癌剤治療をはじめ、先週の月曜日に終わりました。抗癌剤を点滴で入れているときは比較的元気だったのですが、抗癌剤が終わる先週の月曜日より酷い下痢(下血)と38.5℃ぐらいの発熱が続いています。 抗癌剤を投与してから今日で2週間目になります。下痢はいくらか落ち着きつつありますが、まだまだ止まっていません。それよりも毎日の発熱に本人は疲れきってしまっていて・・・。先生は「感染症の熱ではないけど、抗癌剤投与は終わってるのに何で熱が続くか分からない」と言われました。 先生からは「この後も抗癌剤を何度か続けるので、これからが心配だし酷くなると思う」と言われて、母は不安な日々を送っています。 抗癌剤投与後の発熱が1週間も続く事はあるのでしょうか?また、副作用で人によっては下痢が長く続くのでしょうか?どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、アドバイスを頂きたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 急性骨髄性白血病の感染症

    急性骨髄性白血病の疾患・治療による白血球異常のため、どのような感染に対する抵抗力が低下するのですか?

  • 白血病の治療

    先月末に父親(53歳)が体調不良のため地元の病院で検査し、その後大きな病院を紹介され再検査したところ"急性骨髄性白血病"と診断されました。 即入院をすることになり数日後には抗癌剤による化学療法が始まりました。 白血球が300~400まで下がった現在ではその副作用で髪は抜け発熱はもちろん口内炎もひどく苦しい生活を送っているようです。 そうしたなかつい先日病院から本人を除く家族が呼び出しを受け医師の説明を聞いたのですが、そこで良性の白血球がでてこないこと、さらに調べてみると"フィラデルフィア染色体"が発見されたこと、今後の治療方法として骨髄移植しかないこと、ただし今の状態ではそれも難しく少しでも回復しないと実施は無理ということを告げられました。 また抗癌剤による影響だと思いますが、今の状態が長く続けばいずれ感染により命を落とす可能性が高いとまで言われました。 ここで、ひとつ疑問に思ったことがあるのですが、いろいろ調べた結果"フィラデルフィア染色体"="慢性骨髄性白血病"という認識を現時点で持っています。 また、"フィラデルフィア染色体"=骨髄移植しかないという認識でもいますが、そうなると結果論に過ぎないかもしれませんが最初に抗癌剤を使用したのは意味がなかったかもしくは逆効果だったのではないかという思いがあります。 要は最初に"急性"ではなく"慢性"という診断がなされていれば抗癌剤ではなくとりあえず白血球の数を下げる薬などで安定化をはかり時期をみて骨髄移植、もしくはあえて治癒(寛解)を目指すのではなく延命ということを目的に治療する方法もあるのではないかと考えるのです。 治療をお願いする医師をはじめ病院に対して変に疑いを持つのはどうかと思いますが、白血病に関してはまだまだ解明されていない部分も多く今回の治療手順が正当なものかどうかを知りたいというのが正直なところなのです。

  • 抗がん剤治療中の敗血症について

    68歳の母が結腸癌、卵巣癌の疑いから、タキソール、シスプラチンの一回目の投与を行い10日目にMRSAの感染による敗血症になりました、幸いにも一命はとりとめましたが以前に比べて体力の低下は著しく、敗血症の発作から10日たち意識は戻りましたが体はまったく動かせない状態です、腫瘍マーカー値は3600から1800となり、胸水もほとんどでなくなったようですが、この状態から体力が戻るのかとても心配です、もう一ヶ月口から食事はしておらず点滴で栄養を捕っている状態です、今後抗がん剤治療はもう行えないのでしょうか、また敗血症からの体力の回復はどの程度まで見込めるのでしょうか。

  • 急性白血病の治療について

    急性白血病の治療では主に抗がん剤(化学療法薬)の点滴を行うと思うのですが、この点滴は1日につき最長何時間ほどかかるのでしょうか? 20歳の弟が「急性白血病の疑い」で来週から入院します。まだ骨髄検査等はしていないので細かい点については不明です。 何故、点滴の時間について質問したのかと言いますと、弟は重度の知的障害を持っています。弟は点滴治療は経験が無い(注射や採血は有り)ので、長時間の点滴では暴れるのではないかと不安なのです。 急性白血病について少しでもご存知の方、回答をお願いします。

  • 抗がん剤治療について

    64歳の父が肺ガンである事がわかりました。 ステージ2のb期で、扁平上皮ガンという種類のものです。喫煙が原因で、がん病巣はリンパ節転移を含め3箇所です。 本来であれば手術出来る筈なのですが、特発性間質性肺炎を患っている為、急性増悪の危険性が非常に高いとの事で手術は出来ず、現在は抗がん剤治療のみを行っています。 ひとつ気がかりなのは、父が入院をせず、通院で治療を受けている点です。3週間に一回、3日ほど入院して点滴で抗がん剤を投与し、あとは退院させられて自宅で薬を飲み、副作用にも耐えています。 (副作用は嘔吐はありませんがシャックリがひどく、眠れない日もあったくらいです。あとは関節痛など) 現在、一回目のクールが終わったところです。 治療が始まる前に、医師が「食事も、生活も普段通りで、好きな物を食べて好きな事していいですよ。」と言っていましたが本当にそれで大丈夫なのかと思いました。 なんだかちょっと見放されているような感じがするのですが気のせいでしょうか。 まだ治療し始めたばかりの段階で殆ど入院もしないで通院で抗がん剤治療って、他にもそういう治療の仕方をしている方がいらっしゃるんでしょうか。 また、余命の方も5年と以前は医師に聞きましたが それもあやしいようで、ハッキリした事を教えてくれません。 ちなみに父は肺ガンと間質性肺炎だけでなく、陣急性心筋梗塞、腸結核、高脂血症なども併発しております。 もしこのまま寿命が来るなら、残りの時間をやはり本人の希望に沿う形で過ごさせてあげたいと思います。 長くなりましたがどうかお答え頂ける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。

  • 心配です(´・ω・`)

    私は急性骨髄性白血病という病気を患って.今入院しています。全部で5回の抗がん剤治療で2回終わっています。そして次の治療に入るために白血球&血小板がある程度上がるまで待っているのですがなかなか上がりません。骨髄検査もして先生には中身は十分あるし何も感染などしていないのにここ3週間も上がらなさすぎと言われ.今他の病院の先生たちに何が原因なのか.他の病気なのか聞いているそうです。どうゆう場合私のようになるのですか?教えていただきたいです!!

  • 白血病と精子

    最近になって、白血病と不妊の関係を知りました。 私は幼少の頃(4,5歳)、急性骨髄性白血病にかかりました。 今は完治して元気にしています。 30歳を過ぎ、結婚を考え始めたところで、白血病などで、抗がん剤の使用や放射線治療によって生殖機能が失われる確率が高いと聞きました。 すごく心配でかなり落ち込んでいます。 もちろん、結論は検査にいけということなのだと思いますが、似たような状況や、経験談等聞けたら嬉しいです。 よろしく御願いします。

専門家に質問してみよう